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検索結果:448件中376件から390件まで表示
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2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/30
シノーポリ/シュトゥットガルトに続いてコンドラシン/バーデンバーデンが発売になり、嬉しいかぎりだ。個人的には、6番はこの両盤が最高の演奏だと思っている。思い切ったデフォルメでマーラ−の心情を抉り出すシノーポリに対してコンドラシンは純音楽的なアプローチ。しかし、そのテンションの高さは尋常ではない。スケルツォのスピードにもびっくりするが、さらに凄いのは同じく高速テンポで突き進む終楽章の荒れ狂い具合。今は、もっと洗練され美感を優先したマーラーが主流だが、私はこういう一期一会の演奏の方が好きだ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/24
ムソルグスキーのオーケストラ作品決定盤。オケのうまさは尋常ではなく、この時代ならではのロシアン・ブラスも炸裂する。「展覧会の絵」ではスヴェトラーノフ独自のアレンジを加えているが、これがまたスヴェトラーノフらしくて楽しい。「はげ山」は火を噴くような表現。アルヒーポワの「死の歌と踊り」もよい。regisの復刻は優秀。このレーベルの発売基準はよくわからないが、良いものが多くお買い得。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/31
アレクセーエフの名前はすっかり聞かなくなってしまった。デミジェンコ、プレトニョフと比べても、よりロシア・ピアニズムを感じさせる名手であったが、日本ではあまり受けなかったようだ。このラフマニノフ集は彼の代表盤。キレのあるテクニックと品のあるメランコリックな表現で「前奏曲」の名演のひとつになっている。「楽興の時」がまた素晴らしい。お買い得だと思う。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/04
60年近く昔の録音だが、演奏は古さを感じさせない。何といってもジュリーニのキビキビしたテンポによる推進力ある音楽が素晴らしい。キャストも達者な人が揃い充分笑わせてくれる。中では、ヴァレッティの美声が圧巻だ。この後に「セヴィリアの理髪師」をラインスドルフの指揮で入れているが、これほどの美声ではなかった。ロッシーニ・ルネサンス前にこれだけの演奏が残されていたのは驚きだった。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/05/31
コルスティックはヴィルトオジー、楽想の構築力ともアムランに勝るとも劣らない。ここでもスケールの大きなリストを聴かせてくれる。「巡礼の年」もいいが、晩年の死と葬送をモチーフにした作品群の演奏が出色である。ただし、録音がよくない。音の粒立ちを捉えようとするあまり、響きが全く広がらず、低音も出ない。誠に残念。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/20
探していた音源。ハイライトでの発売が残念だが、100分のオペラで70分収録。しかもかなりの安価なのでほぼ満足。この演奏の特徴は、ヘンゼル、グレーテル役及び妖精役を少年少女が歌っていること。これがとても可憐で素敵だ。そのためか”for kids”とカバーに表記されているが、プライの父親、モーザーの魔女など脇を素晴らしい歌唱で固めており、決して「お子様仕様」ではない。ワルベルクの指揮もファンタジーに溢れた見事なもの。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/18
ブルックナーの伝記や評伝を読むと、必ず「ブルックナーは気が弱く、他人の意見に左右された」と書いてある。私にはどうにも納得しがたい。これほど独創的な交響曲を書いた人が音楽史に存在するだろうか。習作交響曲や序曲を聴くと、元々メンデルスゾーン、ブルッフ程度の曲を書く力を持っていたことがわかる。人の意見に左右されるならば、普通この路線でいくだろう。ケーゲルはブルックナーの前衛性に徹底的に焦点を当てた解釈を聴かせる。各声部は激しくぶつかり、金管は気でも狂ったかと思うほど爆発的に咆哮する。オルガン的な響きはかけらもなく、フォルテは耳が痛いほど。ブルックナーの音楽がとんでもなく異質なものであることを再認識させる怪演である。5番、6番、9番が大推薦。8番がそれに継ぐ。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/15
グッドオールはクナッパーツブッシュの熱烈な信奉者であったことはよく知られている。ここでも、遅いテンポ、壮大な音作りにクナの影響を感じる。しかし、ここには肺腑を抉る心の叫び、慟哭はない。聴き手を震撼させる瞬間もない。当然ながら、これはクナの「パルシファル」とは別物である。では、この演奏はつまらないかといえば決してそんなことはない。グッドオールのもと優しく美しいワーグナーが流れる。日々の悲惨な情報に神経が逆立つ中、今の私にとってグッドオールの音楽は最上のヒーリング・ミュージックになっている。これを「パルシファル」の真髄だという気はさらさらないが、「パルシファル」にこういう側面があることも事実である。歌手で目立つ人はいないが、グッドオールの表現では弱い第2幕をクリングゾールのフォルウェルが見事に引き締めている。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/12
「BACHの主題による幻想曲とフーガ」から圧倒される。テクニックの切れ味、難所でも少しも荒くならない明晰な音色、アムランなら当然といえばそうかもしれないが、やっぱり凄い。「孤独な中での神の祝福」も、方向性が明解であり、すこしも晦渋にならない。「タランテラ」もまた壮絶。前半のプロでもこれだけの聴きごたえだが、さらにトリにトドメのように「ソナタ」が来る。ソナタは近年グリモー、ユジャ・ワンの好演があったが、音楽の構成力、スケールの大きさでアムランに一日の長がある。リストを満喫できるディスクだ。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/11
「4つの最後の歌」以外の主要なオーケストラル・リートの大半が入っているという選曲がいい。なかでも、初めて聴いた「詩人の夕べの散歩」は素晴らしい曲だ。これまで取り上げられなかったのが不思議である。ダムラウ、ティーレマンの演奏も申し分ない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/10
ジョスカンの宗教曲中最も有名な作品を選曲。この頃のシャペル・ロワイヤルはベストメンバーであり、演奏は極めて美しい。ヘレヴェッヘは合唱指揮のほうがいいと思うのだが。尚、このハルモニアムンディのシリーズはCDとして珍しくFSC認定証付きである。しかも反射面がブラックのディスクでちょっとびっくりする。聴き比べた訳ではないので何とも言えないが、音質もよく感じる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/08
ヨンダーニ・バットという指揮者については殆ど知らない。紹介文もなし。シンガポール出身のカナダ人だという話を聞いた覚えがあるが、正確なところはわからない。ただ、このグラズノフは捨てがたい良さがある。実に熱っぽい演奏なのだ。たっぷりと歌い、管を咆哮させ、ダイナミックに盛り上げる。フェドセーエフやスヴェトラーノフのように力で押すのではなく、音楽が弾けるような演奏。1987年のASV原盤で、当時のシャンドスなどと同様の残響過剰、低音不足のいかにもイギリス・マイナーの音質であり苦手な音なのだが、演奏の楽しさがそうした不満を忘れさせる。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/03/24
ずいぶんデッドな録音だ。鮮明ではあるが奥行きがなく、響きは羅列的であり、演奏のアラも目立ってしまう。残念ながら、ここでのオケ、合唱、独唱とも第1級の水準に達していない。私は2番より8番のほうがはるかに優れた曲だと思うし、特に第2部は真に感動的である。(同じテキストによるシューマンの音楽も大好きだ)しかし、この曲の演奏の真価は声楽陣の出来にかかっている。テンシュテットは遅いテンポで渾身の音楽を作り出し、部分的に深い感銘を呼ぶが、最後まで指揮者の表現を演奏者が具現できていないもどかしさが残る。思えば2番の超名演は奇跡であり、奇跡はそう何度も起きないと納得すれば、新盤にもそれなりの味わいはある。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/03/04
地元出身なので陰ながら応援している諸戸のセカンドアルバム。発売に先立って開かれたデビューリサイタルを聴いてきた。モーツァルト、シューベルト、リストと年代順に構成されたプログラムだが、尻上がりに良くなり、リスト後年の「エステ荘の糸杉にT」「エステ荘の噴水」が最も聴きごたえがあった。華奢な見かけによらず、懐の深いピアニストという印象。「即興曲」もよかった。CDでは、やはりピュアなイメージが強いが、内田光子のような重苦しい音楽にせず、自然に音楽が流れるところが素敵だ。「楽興の時」はさらに優れている。ただ、カメラータの音の抜けの良くない録音は残念。ナマの彼女の音のほうがずっときれい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/02/26
イブラギモヴァ、バティアシヴィリ、神尾と若い女流ヴァイオリニストをたて続けに聴いているが、みな個性が違い楽しい限りだ。神尾は実にたっぷりとおおらかに歌う人だ。それでいて少しも大味にならない。これまでの日本人ヴァイオリニストにいないタイプだと思う。レヴューでは意見が割れているようだが、邦人によるチャイコフスキーとしては最高ではなかろうか。あまり演奏されないプロコフィエフの2番がカップリングなのも高得点。この演奏もいい。トーマス・ザンデルリンクとハレ管弦楽団のバックが立派なのは大きな驚き。どうしてこんな組み合わせなんだろうと思った私の情報不足。
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