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sunny さんのレビュー一覧 

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     2015/10/29

    この時代ハルサイ一曲だけでCDを発売、パッケージとして出すだけでも勇気がある。クルレンツィスは、発売される盤、どれも、新鮮で、熱意充分、時間も掛けて、今生まれたかのような、でも20世紀あっての21世紀の音楽を理解している強力盤。音が立っている(今回も弦楽器は、本当に立って演奏しているのかな?)、鳴らすべき音を確実に迫力をもって、明確に遠慮なく鳴らしている。得にティンパニをはじめとする打楽器は力強く捉えられていて、管楽器、弦も濃く、静かな処も緊張感に満ちている。MusicAEterna恐るべし。クルレンツィスは、指揮姿は様にならんけど、リズム感、曲の把握、計算、情念籠った見事な若い指揮者だ。次は、火の鳥か。長年、私の座右のハルサイは、ムーティ・フィラデルフィアの力と技の演奏が筆頭だったけれど、この盤に変わりそうだ。請う来日公演。

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     2015/10/09

    アルヘリッチとチェリビダッケの共演が聴けるだけでも貴重なのに、チェリビダッケの一八番と言っていい、プロコフィエフのロメオとジュリエットが体感できる。その昔(’80年)、まだチェリビダッケのレコード、CDなど無く、シュトットガルト放送響とのエアチェックテープのみで、文字通り、幻の指揮者だったチェリビダッケが、ロンドン響と来日してのFM生放送でのアンコールで聴いた”タイボルトの死”。クラシックで初めて、”恐怖”を味わった演奏だった。が、ここに、再現されている。(DG盤は、丁寧に手を入れすぎてライヴ感、減じてる)。ミュンヘンでのドイツ的な重厚な音を獲得する以前の、ラテン的でダイナミックにしてリアル、実は正しい、静かな処がまた、すんごく細かく、独特の音楽。厳しいリハの上に獲得された、悲しいけれど特異とされる演奏(一回きりなんで、ちょっと粗い処はあるけど)。これに迫る現指揮者は、サロネン(ロスフィルとの配信盤、もうなくなった?)と、キリルのペトレンコ位か?

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     2015/10/06

    とうとう、クリーヴランド管も自主レーベルを出しました。通常、オーケストラのレーベルは、やはりというべきか、レコード会社のように、指揮者の姿をジャケットにしない処が殆ど(ジャケットで力の入れよう分かってしまう?)ですが、ここは違うようです。ドホナーニ、ショウと大歓迎、興味津津の選曲。現首席指揮者、ウエルザー・メストも登場して欲しいのだけれど・・・。

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     2015/10/04

    やっぱりチェリさんは、凄い。チェリビダッケの演奏は、ミュンヘンとの演奏があればいい、と、思ってましたが(シュトットガルトのDGは、何故その演奏会のを選んだのか、疑問なもの多い)このフランス国立放送管とのラヴェルは、そうあって欲しい響き、音楽が聴けました。いつもながらのスペイン狂詩曲の冒頭の見事なこと、心理学的要素まで駆使したような、絶妙、一瞬一瞬で発せられ消えていく音、楽器の連なりに感嘆。「ラ・ヴァルス」の、うなり声で緊張感、イカレ具合は、否応に増す。「マ・メール・ロウ」の無駄のない、細部まで気、神経と技を張り巡らし整えられた響き。合唱の加わった「ダフニス」のピアニッシモは、増幅されてるようにも感じました・・。やがて、理にかなった、大迫力の賛歌へ。これ、聴いたら大拍手だわな。わずか1年で袂を分かったのはもったいないけれど、それもむべなるかな。或る意味、異常な演奏。そして、口あんぐりの素晴らしさ。40年以上経て、よくぞ、これ程のライヴ演奏記録、世に出してくれました。

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     2015/10/03

    とんでもない盤の登場。フィルハーモニア、北ドイツのライヴ盤が少ないだけに貴重。

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     2015/09/17

    フランツ・シュミットは、4番を、クライツべルグで聴き、1番を、ルイジの指揮で聴き、2番は、このシナイスキー。私は、知らない作曲家の作品は、なるべく知らない演奏家によるもので聴いてみる。全集は好まず、別々の演奏家で、個々揃えていくというお金が掛ってしまう、統一感のない聴き方をしている愚かもの。この演奏は一聴、牧歌的に感じましたが、なかなか複雑、一筋縄に行かない、難しい作品。でも、Naxos的で、いまひとつ、気持、というか、情感もっとあって欲しい、と、感じました。健闘はしてます。3番は、もうワンランク上のオケ、指揮者で聴いてみたいと、思ってますが、これがなかなか、ない・・・。

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     2015/09/17

    フランツ・シュミット、まあ20世紀初頭のドイツの作曲家、演奏機会には恵まれてません。私も初聴きで、シューマン、ベートーヴェン、シュトラウス、ブルックナー、マーラーのような響きが各所で聴こえてきました。様々挑んで、ごった煮になってる処も演奏のせいもあり、まだお若い、4番の完成度が高いだけに。これまた若い、イタリアのファビオさんは、この人らしく銀行員のような風貌に、実に細かく、しかも激情的に指揮されてます。サラサラ流された薄っぺらい演奏よりずっとよい。でなけりゃ、あれだけのポストに次々、就ける訳がないだろうし。サイトウキネンととんでもないマーラー5番聴かせてくれたみたいだし。それも謎の一つ。次は、デンマークのオケの首席。ますます、この指揮者が、分からなくなった。

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     2015/09/13

    イギリス民謡大好き、シベリウスに焦がれ、田園作曲家と目されていたヴォーン・ウイリアムズ。が、従軍経験もある、交響曲4番は作風の転機となった作品。不穏で厳しい音が響き出す。2次大戦中に書かれた6番につながる。「ドナ・ノビス・パーチェム」は、”我らに平和を与え給え”のラテン語。

     聖書、詩人、演説で使われた言葉、庶民の手紙などを歌にしているオラトリオ。さしずめ、ジョン・レノン、ヨーコ・オノの、「Give Peace A Chance」の、20世紀前半のクラシック版、と、言ったら言い過ぎかな。ブリテンの「War Requiem」程、深刻でなく抒情的、希望がある。最後に祈りを込めて穏やかな「揚げひばり」。

     スパーノは、2015年のセイジ・オザワ・松本フェスティヴァルでも指揮を小澤さんと分かち合ったアメリカの俊英。演奏もアメリカからの視点が覗える処があるが、RVWのこの3作品を並べて発表してくれた意気、企画力や良し。合唱も鍛えられてます。

     音楽が、愛と平和、苦悩や悲しみ、生や自然の喜びや不思議と感謝、美しさ、現実の醜さ、葛藤、憤り、夢と希望、人間の独自性を表わさなかったら、何になる?

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     2015/09/12

    カラヤンのシベリウスは、’50年代フィルハーモニア管とEMIに、’60年代ベルリンフィルと、DGに、当時新進のオッコ・カムと、初期と後期の交響曲振り分けてと、’70年代後半から’80年代初頭にかけてEMIで、しかも3番は、録音しなかったので、全集にはならずと、らしくない、不思議な展開となってます。この盤は、カラヤンの代表盤とも言われる程、ベルリンフィルの合奏力と、この頃のカラヤンのレガートになる前の勢いのある剥き出しの美意識で、名演、名盤、納得。北欧色少なくたって、独欧風のやや重めの音、技に熱いハートがあり、説得力は強い。個人的には、バルビローリ、ハレの暖かくも厳しい、巧さでは叶わないけれど、分かり易く解説してくれた様な盤が、好みなんだけれど。さらっと演奏しているようなアシュケナージ、ストックホルムフィルもなかなか良かったりする。5番は、今年、生で聴いたサロネン、フィルハーモニア管が強烈で、録音では、及ぶものが無い。ベルグルンド?きっと素晴らしいのだけれど、あの顔がこわくて、どうしても、管弦楽集しか、聴く気になれませぬ…。

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     2015/09/11

    旧東側のチェコ、伝統あるこのオーケストラで、イタリア、フランス系のイギリス人サー・ジョンと、ベルギー・フランス・ドイツの色濃いシリアスなフランクの傑作、この曲を取り上げ、こうして録音となって残って聴く体験が出来ることに感謝する。必然のテンポ、各楽器の扱い、流れ。特に2楽章のエモーショナルな響き、優しさに厳しさ、祈り、淋しさ、人間味は、他では味わえない。グロリアス・ジョンは、流石だった。素晴らしい。私にとっては、ジュリーニ、ベルリンフィル盤と並ぶ愛聴盤となった。さあ、前を向いて、課題に立ち向かおう。21世紀、これからの指揮者、オーケストラでも、これ程のエモーショナル、繊細でスケールの大きい演奏を生み出し、刻んでくれることを信じて。

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     2015/09/10

    サー・ジョン、ハレのディーリアス、やっぱりきちんと聴いておきたかった。それが、グロリアス・ジョンの最後、死の12日前の録音と聞いて、尚更。エモーショナルで、黒人音楽風のコーラスも素晴らしい、流石のいい味を出してる。どんな形であれ、ディーリアス、バルビローリの音楽に触れる機会が、より多くの人のものとなることを願う。

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     2015/09/01

    私は、フィルハーモニア管も、シュターツカペレ・ドレスデンも好きなオーケストラだが、この曲は、シュターツカペレで聴きたかった。美しい。シノ―ポリは、熱血の情念と、細かい分析相まって素晴らしい。見事。

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     2015/09/01

    ’66年、颯爽とNYPと、実に格好良く、速いテンポで、ひょっとしたら一刻も早くセッション切り上げて、帰りたい、飲みたいと、思っていた旧CBSでのレコードから20年後、バーンスタインは、恐ろしく遅いテンポで、主観的、そして、ウィーンフィルとスケールの大きい、他の人には出来ないほど深い演奏をライヴでするようになっていた。息苦しくて醜いと、思わせる処もある。でも、主観的、個性的、その頃のバーンスタインにとっては、少なくともこうだ、これしかできない、という演奏の記録、加工商品。私は、それでも、すんげえ、流石だと、敬意を持って思う。クラシックのCD発売、鑑賞の未来が、もう見えなくなっている中、貴重。クラシック音楽のメインストリームに、これ程の才、ある人はもう出て来ない、と、思ってしまう。否、現れて欲しいのだけれど。

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     2015/08/25

    サロネン、現状、故国の作曲家シベリウス、唯一の録音は、’86年。シベリウスばっかりやらされるのが、嫌で録音しないそうだ。若くて格好よい姿。颯爽、精密、よく聴くと、細かい処にも、実に気を使っている。一方、やや強引な処もある。2015年春、この曲で、音楽監督になったフィルハーモニア管と来日公演、更に、精密、自然、理に適った、スケールの大きい、オケも勝手知ったるダイナミック・スクエアな大音響でのノリ、弱音の美しさ、空前絶後の”変態”する名演を聴かせてくれた。その萌芽、原点、天才のアビーロード・スタジオ録のこの1枚で。

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     2015/08/25

    とうとう買ってしまった青いレーベルに変わってしまった旧EMI盤(!)。’60年代、’70年代初期に活動され、亡くなられた指揮者の多くは、コンサート、レコーディングに対する動機が今と違うので、個性的。スケールが大きい。精密、揃えるより、歌うこと、感情移入をを重視、心地良い、或いは、正直に楽しませてくれる音楽家、指揮者が多く、ハマってます。ジャーマン・ジェントルメン・ルドルフ・ケンペ、イギリスでは、ブライデン・ジャック・トムソン、そして、グロリアス・サー・ジョン。天の邪鬼の私は、全集盤には手を出さず、この2曲で勝負。いつもの遅いテンポで、以外や、豪快に、そして、神経通わせて、激しい愛情込めての演奏。ハレも健闘。7番は、今まで聴いていた指揮者の演奏と、あまりに違い、深くて驚嘆。やっぱりエモーショナル、一風変わったカンターヴィレで、厳しくも優しい人間味を味あわせてくれるバルビローリならではの名演。

     でも、こういう人達の素晴らしいCD、だんだん、入手が難しくなっている・・・。続いて、渡辺暁雄さんのシベリウスが、聴きたくなった。
     今年の春、体感したサロネン、フィルハーモニアの5番も、凄かった。今、演奏されている音楽も、決して、見過ごしてはならぬのだけど。

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