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robin さんのレビュー一覧 

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     2024/08/26

    私のCDは1989年のCSCR8023-25のセットである。高音は伸び輝き低音部は唸るように這いレンジは広く、まず音の良さに驚く。明らかに初期プレスDSDの良さでしかも音楽的である。どこかのリールテープからのリマスターCDの電気的に良くした素っ気ない音とは根本が異なる。LPでも聴けなかった音でしかも演奏は言うまでもなくワルターの十八番のプラーハ、ワルターの音楽性と器量と才能すべてが音になって出てくる。好きなテートやシューリヒトのプラーハも良いが、こうしてワルターを聴くと演奏の素晴らしさにただただ聞き惚れるだけである。

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     2024/08/26

    ややオンマイクの録音で普通のステレオ。ハイを上げて聴くと演奏の良さが一層良く聴こえる。特に音や響きに深さがあるわけではないが表現に力強さがあり芯の通った演奏という感じである。オンマイクのためか、音像が大きく響きも太くなっているが演奏が損なわれてはいない。詠うところはたっぷり詠い、他盤では聴けない旋律の美しさがあり好ましく思う。このレベルの演奏はなかなか有りそうでない演奏だと思う。欲を言えば、録音によるのか、響き全体に繊細さが欲しく、少し平面的に聴こえるのは私の安価な装置に依るのかも。

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     2024/08/26

    試聴コーナーで聴いた予想以上の素晴らしい出来である。スタイルは違うが感銘度はプレトニョフの協奏曲以来で、1番から5番までむらない出来だ。2番をこんなに充実して聴いたのは初めてで、全曲、ソロ、オケ共に構成力に富みに強弱の変化、ニュアンス等申し分ない。3種のブッフビンダーの倍素晴らしい。三重協奏曲はカラヤンの重厚さには劣るが室内楽的で好ましく、初めて聴くクーレンのXn協も慎ましく雰囲気と香りがあり、みずみずしいオケの響き共々素敵だ。これは久々に聴くベートヴェンpfとvn協奏曲の名演と評したい。分売できれば購入しやすいと思う。ヴラダーは注目すべきピアニストだと分かったのでモーツアルト、ショパン等も聴いていこう。欲をいえば、本CDの録音に今一つ輝かしさに欠けるのが欠点と言えよう。

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     2024/08/25

    私のCDは輸入盤であるが、この演奏は迫力に物足りなさがある、という評価があるが決してそんなことはない。我が安価な装置でも力強い響きで鳴り、しかもデっカなのでウィーンフィルの美しさが十分出て香りある演奏である。特に弦のリエゾンなど実に美しい。外面的な迫力の演奏よりどんなに良いか、このCDはじっくり、しっとり味わう第九の演奏である。聴けば聴くほど味が出る魅力的な第九と言えよう。このコンビの5番もいいのだ、と知人が昔言っていた。

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     2024/08/25

    試聴コーナーで聴いて感心したので、今回3枚購入した。実際に我が家で聴いてみて、買い被り過ぎたかなと思うところがある。ステレオだが録音は良いと言えない二流の音で音色感に欠ける。テンポに余裕があり落ちついているが、掘り下げた響きは期待できないし厳しさにも欠ける。(鮮明できっりとした録音であればと思う)全体に、ぼやとした録音のためかなと思う。CDPやケーブルを替えて聴いてみたら感じが変わるかも、と思ってDVDで聴いたみたら音質が変わり、締まった音になり演奏もグーである。CDPが2台、DVDも2台あり、それぞれ違う。凡演が名演になったりする。CDプレイヤー1台では正当な評価は出来ない、これは経験上間違いなく言える。だから、いつも3台で聴いてレヴューする。1979年結成の英国の団体である。

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     2024/08/25

    シフラのチャイコはそれなりに聴けるが、問題はコーガンである。スターリンの申し子のような冷徹な感じのチャイコである。聴いていて演奏に感心するということはなくただチャイコの音楽というだけで、それ以上でも以下でもなく暖かみや柔らかさの少ない演奏である。余談だが佐藤陽子女史はコーガンの教え子である。(50年位前に佐藤氏のメンデルスゾーンを聴いたが感動の少ない演奏、という印象であった。)

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     2024/08/25

    1949年10月録音。デ・ヴィートとのブラームスも素晴らしいがこのメニューヒンとの演奏も熱の入った素晴らしい演奏である。あまたある名演の中で私のベスト3の1枚であり録音を超えた演奏と言えよう。本曲のCDを15枚ほど持っているが、ステレオでは、と問われると躊躇する。ウルフ・ヘルシャー、K・ショルツもいいし、大進もいいし、迷う。現在100枚近くのCDがあるだろうが、せっせと集めても20枚ぐらいが限度かな。このメニューヒンはブラコン好きなら持っているべきかなと思う。

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     2024/08/25

    34番が上出来である。堂々とした響きに音の線がはっきりし響き全体に格調の高さを感じる。特に第2楽章のたおやかな美しさはこうでなくてはと思う。ムーティ・ウィーンの演奏と比べてほしいい。ムーティの第2楽章など旋律が伸びてだらけてしまっている。ここにしてやっとの理想的な34番の演奏に出会った感じである。33番は34番ほどの出来ではなく、第一楽章のジュピター音型はケルテスのほうが線がはっきりして美しい。それでも全体は他の演奏に比べれば十分納得のゆく演奏である。ここでもテイト賛としたい。

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     2024/08/25

    ほとんどの人が聴くことのないCDだろう。独奏者のPervomaiskyについて調べたが分からず。録音は、演奏個所によって音圧が低くなる。第1、3楽章の独奏部などG線や倍音では音が響き渡る。静かな第2楽章では音がやや小さくなり、ややアンバランスな録音である。演奏は特に悪くもなく楽しんで聴ける。ハイフェッツでないことは分かるが、これがムターまたはシェリングだと言われてもそうかと思ってしまう。録音がやや地味なためか演奏も地味に聴いてしまう。カーテン越しに聴いてフェラスだと言われれば、そうかとも思う。

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     2024/08/25

    最初に買ったシューマンのLPがセルであった。50年も前の事だが。その後他演の演奏を聴きまくったが、実際にこのセルのシューマン演奏がいいのかどうか分からないが3番だけは比較的良いと思う。その後、モノラルのシューリヒトの3番を聴いて、これだ!と思った。今聞いてもシューリヒトが良くベストだと思っている。セルにはライヴの3番があるが、響きに張りと輝きがありライヴのほうが良い。セッション録音のためかややよそ行きの演奏という感がする。セルの演奏すべてに言えるが突き抜けたものが欲しい。サヴァリッシュのほうがシューマンらしい。

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     2024/08/23

    15種以上集めたシューマンの交響曲全集、それだけ自分でも好きなのだと思う。しかし今は全集は3種しかなく、個々の曲のバラのCDはそれなりの数を持っていはいるが。久しぶりにステレオで聴くシューマンは格別だ。音に厚みがあり部屋いっぱいに響いて生理的にも大変良い。クーベリックでは旧録のBPOとの演奏が明るく締まって好きだが、このバイエルンとの演奏も負けず劣らずだ。あと、昔はイマイチと思ったサヴァリッシュの集中力に富んだ演奏も聴いてみたくなった(手放したので再購入しなくては)。交響曲でシューマンかブラームスかと問われれば、わたしは恩師のシューマンを選ぶだろう。

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     2024/08/23

    音に張りと輝きがあり、シューベルト的とかシューマン的とかという次元を超えた演奏という気がする。弱さとか小ささとかは無縁で弱音でもピンとした張りがある。ピルスの演奏と比べて聴けば分かると思う。

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     2024/08/23

    私は物足りなさを感じる。全体の構成力が弱くそれはリズムに表れておりト単調など切迫感が弱く旋律の流れにも表れている。流麗な中にもニュアンスゆたかなグリュミオのほうがよいし、アマデウスの高い構築力と深い緊張感、バリリの流れの良さと充実した響きに比較すると、どこか中途半端な印象は免れない。スメタナのベートーベン演奏は評価するがモーツアルトはイマイチだと思う。

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     2024/08/22

    イタリアが抜群の名演であるのは周知の通り。弾むリズムとカンタービレが絶妙にマッチして世紀の名演と相成った。5番の宗教改革も素敵な曲だ。演奏は3楽章までは良いのだが終楽章の終わりが詠いすぎて間延びの感じがある。好きなのは、マーキュリーのパレ―とSKDとのC・デイヴィスの演奏。DGのマゼールも持っていたがイマイチで手放した。ボべスコのCDなどほとんど手放してしまった。余談でした。このトスカニーニは手放さない。英CDや米CD、日本CD色々発売されている。

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     2024/08/22

    26番は初めて聴くが、わずか10分にも満たないが晩秋の哀愁を帯びた弦の旋律が印象的で他盤も聴いてみたいと思った。29番はもう少し爽やかな響きが欲しい、全体にやや厚く重い感じがするが、終楽章は充実した響きで聴かせる。ステレオではカラヤンのライヴCDが印象に残っている。次に好きな28番であるが、これも舞い上がるような躍動感が欲しい。リズム等に重さを感じるが終楽章は軽やかさがあり優れている。この辺になると、モノラルのワルターの演奏が光っている、流石巨匠と思わせるものがワルターの演奏にはある。テイトのCDはハイドンでもこのモーツアルトでも音は良い。

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