モーツァルト(1756-1791)

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CD

Sym.38, 40: Walter / Columbia.so

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SRCR2303
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

ずううんと重い響きと、ぐぐっとテンポを落として纏綿と歌われる旋律。かと思えば、かあっと熱くなるとごわぁっと走ったりする。いやはや温和な紳士かと思っていたワルターも、今聴くとカリスマの雰囲気すら漂わせ、絶句的濃さである。確かに巨人の一人だな。(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ワルターはモーツァルトを得意として、数多...

投稿日:2010/05/16 (日)

ワルターはモーツァルトを得意として、数多くの名演を遺してきたが、本盤は、SACD化により高音質化されたことも考慮すれば、最高の名盤と高く評価したい。ワルターのモーツァルトが素晴らしいのは、モーツァルトだからと言って、こじんまりとした演奏にはしないということ。あたかも、ベートーヴェンの交響曲を演奏する時と同じような姿勢で、シンフォニックで重厚、かつスケールの大きな演奏を行っている。近年の、ピリオド楽器を活用したり、古楽器奏法などを駆使した演奏とは真逆を行くものと言えるが、果たして、近年のそうした傾向が芸術の感動という観点から正しいと言えるかどうかは、私としては大いに疑問を感じている。ワルターのような、いわば古典的な名演を聴いていると、どこか故郷に帰った時のようにほっとした気分になるのは、必ずしも私だけではあるまい。プラハの随所に漂う典雅なニュアンスの込め方も感動的であるし、第40番の、特に第1楽章の魔法のようなテンポの変化や絶妙のゲネラルパウゼは、ワルターだけが可能な至芸と言えるだろう。DSDリマスタリングを基にしたSACDの高音質は極上の一言であり、ワルターの至高の名演をこのような鮮明さで味わえることを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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プラハは最高。多面体。ドンジョバンニの地...

投稿日:2010/02/11 (木)

プラハは最高。多面体。ドンジョバンニの地獄の暗黒から、そよ風にゆれる夏樹のこぼれ日、深い思索、モーツァルト特有の愉悦まで、実に多様な要素が走馬灯のように流れてゆく。40番は高雅なかなしみ。ウィーンPOとの悲劇的ロマン、ベルリンPOやニューヨークPOとの冷厳とは異なる。

take さん | 長野県 | 不明

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なんと穏やかで暖かく、底に秘められた力と...

投稿日:2009/11/20 (金)

なんと穏やかで暖かく、底に秘められた力と情緒の美しさが全体を包み上げるスケールの大きな表現… これほどロマンティックで美しい40番は他に…と言い切ってしまいたくなる大傑作。マックルーアのマスタリングでワルターのCDが初めて出た時(1983年末だった)、同じく新マスタリングによるLPも出たが、その時にこの40番をレコードで聴き、感激した。いわゆる通の間ではVPOとのライブの評価が高いが、普通に聴いてみるとこのコロンビア響の方がよりポピュラリティーのある名盤だと思う。この40番に限らず海外ではステレオ再録音のモーツァルトの交響曲群は冷遇されているような気がするが(アメリカ盤のSBMシリーズでもNYPなどのモノ録音がセット化されて、ステレオ版は出ずじまいだった)、古典的・歴史的・一般的と、あらゆるニーズに応え得る名盤。40番を愛する人に絶対に聴いて欲しい一枚。但し、最近のDSDマスタリングには少々辟易。あまりにもグロテスクでハイ上がりの音になってしまっており、音楽を聴きこむ前に耳が疲れ、イライラしてくる時さえある。最近のDSD盤を聴いた後、かつてどのレコード店でも何気なく見かけた90年代初めの「ベストクラシック100」シリーズの旧マスタリングを中古で探し出した。こちらの方がはるかに自然な音。単にハイを抑えるとかどうとかで調整できる問題ではなさそう。ノスタルジーと言われても仕方ないが、上記マックルーアの最初のリマスター版LPの音と感激が懐かしい。五つ星は演奏について。最近のDSD盤の音にはちょっと賛同しかねる。

Pianist さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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