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ワレンペラー さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/05

    アーノンクールと聞くとヴィヴァルディなどで聴かれた過激なアプローチを思い浮かべるが、このバッハは端正な演奏で聴きやすい。夫人のソロものびのびしていて、アーノンクールのサポートも万全。音色は乾き気味で決して美しいとは思わないが、各楽器が溌剌と鳴っており自由かつ自然体のスタイルに惹かれる。どの曲も完成度高く録音も優秀。ということでバッハのヴァイオリン協奏曲集としては最も聴く頻度が高い盤。あまり話題にならないがこれはアーノンクール最良の名盤の1つといえる。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/29

    カラヤン/BPOコンビの凄まじいまでのサウンドが存分に発揮された全集。初期作品はちょっと強引な気がしないでもないが、第4番以降はさすがに巧い。特に5番はヴァント/BPOと双璧で決定盤ともいえる出来。何年か前にバカ高いセットで出たVPO'69年ステレオライヴも大迫力だったがやはり完成度ではDG盤。物凄い重低音のうねり、ティンパニの激烈ロール&金管咆哮が印象的だがチェリ並のスローテンポによる2楽章の美しさ!8番もカラヤンの同曲録音中では最高で、意外にもゴツゴツした仕上がりの名演。4&7はEMI、9番はVPO'76年ライヴがいい。音は良好だが8番終楽章などLPに比べ迫力後退してる気も。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/28

    カラヤンのブル9だとVPO'76年の凄絶ライヴが好きだが、BPOとの9番だと完成度高く磨き抜かれた75年盤より多少荒っぽい66年盤の方が魅力的(85年ビデオは未聴)。やはり皆さんのレビューにもある通り、新盤に比べ集中力や熱気がひしひしと感じられる。なんといっても弦の厚み!第1楽章の第二主題なんか低弦からブンブン唸り上げつつ歌いまくっててホント凄い。しかも素晴らしい美しさ!教会の豪快な残響も作用して、これ以上無いというくらいの耳の快感をもたらす。録音はやや派手目の仕上がりだが質感豊かで良好。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/26

    マゼールのラヴェル集で最もマトモなのがこれ。VPOとの再録はよりマゼールの変態ぶりが発揮されていて面白いが、永く聴けるのはこっちだろう。ボレロ最後はあの強烈ルバートもなく真っ当だが、小気味いいテンポといかにもフランス的明快サウンドでなかなか素敵。ラヴェルの管弦楽曲集を聴く際僕が最も重視するラ・ヴァルスはVPO盤ほどじゃないがポルタメントをたっぷりと効かせた演奏で素晴らしい。他も悪くないがこれといった特徴はなく印象薄い。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/24

    7番がユニークな演奏と聞いて入手したが感想は???マゼールらしさは影を潜め、オーソドックスかつ安全運転。確かに終楽章は面白いがそれ以外は彫り浅く薄味過ぎて△。低音が軽すぎ迫力不足の録音が原因か?8番も3楽章頭のポルタメント以外これといった特徴無い演奏で、マゼール/VPOコンビならもっとできるだろと思ってしまう。9番&序曲は何もしていないが堂々として立派。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/08/23

    年始頃に出た交響曲全集のページがないのでこの選集について。まず推したいのは3番。疾風の如きスピード、弱音のニュアンス、抉りの効いた低弦の扱いなどシューリヒト節炸裂の凄演。音は'54年モノだが生々しく質感豊かで概ね良好。'61年ステレオ盤と共に備えておきたい名盤。第4番はAltusからステレオの正規盤が出たのでそっちがいい(前述全集は'58年NDRとの神演収録)。第1番はSROとの演奏で推進力抜群、時折見られるルバートや終楽章での畳み掛けるようなスピード感はシューリヒトならではだがこの音質じゃ不満。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/22

    凄絶なコリオランもいいが、やはり注目はブラ4だろう。僕もバイエルン盤を愛聴していたが、今回のフランス国立管はよりシューリヒトらしく、無造作なまでに淡々としていながらも時折聴き手をハッとさせるような閃きに満ちている。独特な凄みをもつsfz.も息を呑むばかりで、これはこの指揮者ならではの神業だ。オケはあまり巧くはないが、弱音の微妙なニュアンスをよく表現しており、さっぱりとした音色もシューリヒトのスタイルによく合う。録音は年代にしては鮮明だが確かに定位がやや不安定。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/08/15

    第40番はワルター/VPO'52年、カラヤン/VPO'59年日本公演と並びマイベスト。愛聴の前述2盤とは異質のハードでソリッドな名演だが、デモーニッシュな曲の本質を鋭く描き出す。41番もアグレッシブだが逞しく立派な演奏。特に終楽章の切れ味、スリリングな推進力は別格!肉厚シルキーなコンセルトヘボウから鋭角的でスパイシーなサウンドを見事に引き出している。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/13

    確かにこの20番は強烈。僕の愛聴盤はペライアやグルダだが、それらとは正反対のスリリング&マッシヴな演奏で、大胆に吼える金管、腕の立つままに弾きまくるピアノ(ちとキレ気味?)、疾風のようなテンポが聴き手の興奮を煽る。1楽章の爆発的トゥッティにもシビレたが、特に雷撃の如き終楽章が圧倒的!…まあ正直聴き疲れするがたまに聴くなら最高に面白い。19番10番はアルゲリッチに比べると解釈的にはいくらかオーソドックスだがこれもなかなかの名演。

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     2011/08/11

    シューリヒトのエロイカはEMIのLPで愛聴し、CD時代になってPECO盤やこないだのAltus盤にも感激したが、僕はこのVPOとのライヴが一番好き。シューリヒトならではの峻厳な演奏だが、全盛期VPO特有の美しいサウンドも十分に生きておりなんとも魅惑的。モノラルながら録音も鮮明で、木管の甘美な色艶&高弦の輝き、革張りティンパニの雷撃、シューリヒトの繰り出す天才的閃きのニュアンス等しっかりと捉えており素晴らしい。が、確かにリマスタリングで低音は痩せ気味…

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/08/09

    第41番は個人的にモノラルの旧盤が最高だが、この新盤も素晴らしい。旧盤は快速で切れ味抜群の颯爽とした演奏だったが新盤ではグッとテンポを落とし、一歩一歩踏みしめるような演奏となっている。特に堂々たる終楽章は聴きもの。第40番も同様にどっしりとインテンポを貫き、ドラマティックなワルターとは対極的だが内部燃焼十分な名演。一方ハフナーでは意外にも若々しい推進力に満ちた演奏を繰り広げる。HQCDは通常盤より若干クリアな感じだが大差ない。

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     2011/08/09

    第29番は巨匠の十八番だが、録音も含めこのステレオ録音がベストだろう。ゆったりと重厚な演奏だが、決して濁らず響きがクリアなのがいい。第31番も同様に、巨大ながらリズムが死なず、躍動感あり素晴らしい演奏。36番リンツは一転、壮年期の名残を感じる快演。第1楽章主部に入るやいなや、シューリヒトも顔負けのスピードで駆け出すが決して軽くならず、骨太で逞しい。終楽章も爽快感が素晴らしいが、中間楽章はやや表情が冷たい。音はHQCD化で気持ち透明度UP。ちなみに50年にVOXへ録音したリンツはこれを上回る激演で一聴の価値あり。

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     2011/08/09

    小ト短調はこの曲の決定盤ともいうべき名演。29番と並びクレンペラーが好んで振った作品で、4種類の録音が存在するが、当EMI盤はその最後の記録。それまでの録音に比べるとテンポもやや落ち着き風格が増したが、寒風吹き荒ぶような疾走感は健在、一方中間楽章はPOの木管の魅力満載でチャーミング。ちなみに音質は、意外にもART盤よりO氏リマスタの国内盤(1300シリーズ)の方が質感豊かで演奏の核心に迫っており、過去最良だったが更にHQCD化によって若干透明度UP。プラハと39番もスケール大きな悠然たる名演。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/08

    シューマンはスタジオ録音も風格があり素晴らしい演奏だったが、このライヴ盤は更にいい。スタジオ録音を遥かに上回る推進力、抜群の切れ味!確かに重厚で巨大だが、晩年とは違い、燃え上がるような覇気に満ちた音楽になっている。ベートーヴェンも同じく、スタジオ録音以上の集中力高い熱演で聴き応え抜群。やはりライヴでのベームは面白い。録音も年代を考えると優秀。

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     2011/08/07

    駅売りワゴン盤でお馴染みのRPOシリーズ中、特に好評なのがこの演奏。ラストで大砲やら花火?やらが乱射される事で有名だが、その他の部分も素晴らしい。軽視されがちなRPOだが、じつに見事な演奏を繰り広げている。タイムを見るとやや長めだが緩急自在のテンポで些かも弛緩することなく、RPOの爽快なサウンドで見事に音楽を練り上げていく。特にホルンを中心とした金管の鳴りは痛快ともいえるほどだ(同シリーズのドボ8は更に壮絶!)。オケを朗々と鳴らしたロメジュリ、堂々としていながら最後はなかなか豪快なイタリア奇想曲、華やかさと大胆さが高度に融合したオネーギンからの2曲も大変素晴らしく、どの曲とも録音良好。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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