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西郷 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/28

    ローカルな味わいこそ少ないけれども(そんなものを狙ってもいないだろうけれど)、純音楽美という観点からはこれ以上望むべくもない名演奏。それにしてもコンセルトヘボウはうまい。歌うところは歌い、鳴らすところは鳴らし、両曲とも静謐さと気品が常に漂う。見えるのはボヘミアの田園風景でなく、まさに「妖精の園」!

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     2010/06/08

    少なくともこの盤に限って言えばオーケストラが明らかに下手。しかも編集ミスと思われる箇所もある(例:だったん人の踊りの最初の序奏らしき部分が終わった後、有名な旋律部分に入る箇所)。全体的にオーソドックスなのは良いとしても例えば新世界で見せたような音の実在感などは乏しくただ流しているような感じなのは気になる。

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     2010/06/06

    名曲の名演奏!コバケン独自の解釈のところは十二分に説得力があるし、普通に過ぎていくところも音やリズムに実在感があり、一瞬たりとも惰性で流れてはいかない。コバケンのディスクは必ずしも推薦できるものばかりではないが、これやチャイコの5番などは一度は聴いてほしい名盤だ。なお、僕自身は録音はあまり気にならなかった(DCD-1650+ATH-AD700にて視聴)。

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     2009/11/08

    このバッハは極めて美しい。あまりにも美しくてこの1週間聴き通しである。同コンビでのブラームスではやや厳しい評価を下したが、このバッハでは別次元の出来栄えと感じる。もちろん、現在主流となっているような古楽器を使った、もしくは古楽器奏法の団体によるバッハとは全く趣を異にするし、人によってはロマンティック過ぎると感じる向きもあるだろう。しかし、ロマンティックといってもカラヤンのようなネッチリとしたムード音楽風ではなく、演奏そのものは極めて清冽、古臭さは全く感じない。アンセルメ/スイスロマンドの特徴であるツンとしたオーボエの音を中心としたちょっと冷たいクリスタルのようなサウンドが、思った以上にバッハにマッチしており(バッハにそれだけ多様性があるというべきか)、大変耳に心地よく心に染み入る。アメリング等の独唱者や合唱も秀逸。アンセルメファンというよりも、古楽器(奏法)に飽きた人、リヒターのような厳しいバッハはちょっと合わないと思う人、バッハの新しい魅力を感じたい人には大いにお勧めしたい。

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     2009/11/04

    珍しい第1稿の演奏がこの値段で聴けるのは大変ありがたい。しかし、やはりオーケストラは超一級とは言えず(一級も危ない?)、特に4楽章などでアンサンブルがやや危ないところが散見されたので、正直な気持として評価は3つとさせていただく。

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     2009/09/12

    スーク「おとぎ話」が拾い物というか、結構いい曲で楽しめた。全体的にやや冗長に流れる感じがあり、例えば併録の「新世界」のようなぎっしり感があればもっと人気が出るのではないかと思うが、とはいえドヴォルザークに匹敵するような綺麗なメロディーや郷愁感あふれる名曲だ。
    「新世界」はすっきり傾向の演奏。自分の好みとは異なるし、どうもこの曲とか悲愴、幻想のような超有名曲の場合、(おそらく多くのクラシックファンにも同じような人はいると思うが)聴き飽きすぎて真剣に聴けないきらいがありコメントは控えます。

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     2009/09/01

    私自身はアンセルメのラヴェルやドビュッシーを大いに好むもので、特に鼻にツンとくるようなオーボエの冷たくも妙に明るい独特の音や金管群のやや頼りないがホンワリとした味のある雰囲気、これら管楽器をスポイルしない薄い弦などは、こうでないとラヴェルやドビュッシーを聞いている気がしないくらい耳に刷り込まれている。しかし、これらをブラームスでやられると少々違和感があるのは事実で、当初想像していたよりはかなりマシであったが、やはり弦はもっと分厚く鳴ってほしいし、上記オーボエもやや耳障りというか奇妙なバランスに感じることがある(録音のせいもあるかもしれない)。また別にあら捜しをするわけではないが、いわゆる“タメ”のリズムが弱く、2番あたりではあまり気にならないものの、1番では疑問符がつく箇所がかなりあった。最後に付け加えるならば、オーケストラの水準は今日的観点からははっきり言ってヘタである。どういうわけかこのヘタさはラヴェルなどを聴く場合は独特の味として(少なくとも私自身は)大いに肯定的に聴けるし楽しめるのだが、このブラームスのようなドイツ音楽ではマイナス材料にしか聴くことができない自分に気がついた。改めて考えると不思議といえば不思議だ。

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     2009/08/27

    アルバムとしての統一性はないが、演奏はなかなか楽しめた。予想通りどれも遅めのテンポでスケール大きく聞かせようとしているので、そういう意味では決して“ノリ”がいい演奏ではないのだが(例えて言えばドゥダメル/シモンボリバルのような演奏の対極にある)、キューバ序曲もウェストサイドストーリーもクラシック音楽として一段立派になったように聞こえ、これはこれで聞かせる。ダフニスも決してカラフルではないのだが、しっとりと沈み込むような趣があり、いわゆるフランス系の演奏とは異なる新たな魅力を提示してくれている。トリスタンは前3曲と比べるならば正攻法である意味予想通りの出来ばえ。

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     2009/06/14

    これは楽しいCD。自分がクラシック好きになった最初のレコードがアンセルメやオーマンディのこうしたアルバムだった事を懐かしく思い出す。全てがBGM風もしくはムードミュージック風の処理なので、例えばルスランとリュドミラはやはりムラヴィンスキーでなければ、とかダッタン人の踊りはカラヤンの方が…とか言うことはできるが、さすがにそれは野暮というものだろう。そのダッタン人の踊りやスペイン狂詩曲などは十二分にハイレベルの演奏で楽しめるし、個人的に未知の曲であったリヤードフのオルゴール(音楽の玉手箱)などは本当にかわいらしい珠玉の小曲だ。こうしたアンコールピース風小曲を新たに知るのは久しぶりでちょっとした感動だった。シンシナティのオケも絶好調。

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     2009/06/14

    録音が極めて優秀なことには異論がないが、演奏についての感想が少ないので一言。傾向としてはコリンデイヴィス/ACO盤に似ており、デフォルメや咆哮で聞かすというよりも、あくまで正攻法で攻める。それはそれでいいのだが、であればリズムのキレやソロの名演技、極限のダイナミクス等々細部の詰めを期待したいところだ。私には上記デイヴィス盤やドラティ盤などと比べ、そうした点がまだまだ甘いように感じた。全てが85点くらいで進行し、「楽器がもう少し鳴りきってくれれば」とか「リズムがもっと硬いくらいビッチリ揃ってくれれば」と思うところが何箇所かある。また解説書の宇野功芳氏が書いている音色の多彩さのようなものは所詮録音の優秀さによるものに思えるし、特筆して多彩とも思わない。買って損はないし、繰り返すが演奏のグレードまで上がったように聞こえる優秀録音なので、評価は良とするが、演奏は「レコードアカデミー賞受賞」というほどのものではないと思います。

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