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THUD さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/15

    グリンカを、クラリネット三重奏ではなくピアノ・トリオ版で聴きたくて購入。今まで、ウラッハのクラリネットで聴いてきたので、少々物足りなく思えました。検索してみると、ボロディン・トリオ盤がまだ現役の様子。ドクビンスキーのヴァイオリンなら、ウラッハのクラリネットに近づけるのかも知れません。チャイコの方は、超大物3人のトリオを聴きなれているせいか、変にくどくなくすっきりとした印象を持ちました。まあ、値段相応といったところでしょうか。

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     2011/05/15

    ブルックナーの、余り録音が多いとは言えない若書きの弦楽四重奏曲と、最近マーラーとの関連で注目されるようになったハンス・ロットの弦楽四重奏曲。両曲とも、初のサラウンドフォーマット盤です。作曲もほぼ同時期で、同じハ短調という調性を持っています。この2曲には、それらの要因を超えた親和性を、この演奏から感じ取ることができます。なかなかの好演で、これは好企画だと思います。

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     2011/05/15

    2年ほど前にCDで出ていた物の、マルチチャンネルDVDオーディオ化再発売。こういった、余り有名とは言えない曲をサラウンドフォーマットで発売してくれるのは、嬉しい限りです。Tacetですから、録音は当然超優秀。このレーベルの常として、アンサンブルがマイクを囲むように録音されており、そのサラウンド感は抜群です。(実演で聴くことが出来る訳がない音響であることは確かですが・・・、個人でアンサンブルを雇って、真ん中で聴けば、出来ないことはありませんが。)その音響感をどう捉えるかにもよりますが、自分ひとりのために演奏してもらえる生々しさを感じることができます。演奏も優秀。値段も一時期に比べればずいぶん下がりましたし、DVDオーディオをサラウンドで鳴らせる環境があれば、絶対に買いだと思います。

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     2011/05/08

    ドイツ・ロマン派について、色々考えさせられる1枚でした。最先端では、もう調性音楽が崩壊しつつある時期に、こういった保守的な作品が生み出されていたということ。そして、その意味は・・・。勉強になったとは思いますが、フルプライスで、収録時間が47分ほど。もう1曲(ピアノ五重奏曲が
    テュイレの室内楽では、比較的有名ですね)入っていても良かったのでは。
    知的好奇心は、十分満たされましたが、コストパフォーマンスの低さを同時に感じました。

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     2011/05/08

    プロコフィエフは、シャープなアプローチでなければならない、というのは頑迷な固定概念だったと、気が付かせられた演奏です。収録されている曲は、弦楽四重奏曲第2番を除いて、ソ連に戻る以前のモダニストだった頃の作曲ですが、どの演奏も程良く角が取れ、聴きやすいアプローチになっています。ロシアの団体で96年の録音ですから、社会主義リアリズムを思いっきり否定した演奏かと思いましたが、逆にロシアの大地を感じさせる懐の深い演奏でした。カップリングが充実していて、録音も良く、値段も安いという大変お買い得な1枚だと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/08

    ティボー/コルトーのフランクのソナタを始めとするフランス音楽は、評判は高いものの、余り良い復刻が無く(敢えて挙げればBiddulph盤だが、いかんせん入手が難しい)なかなか真価が分からない状態が続いていました。
    しかし、当盤は今までで例を見ないほど、復刻が上手くいっており、初めて、評判が高かった理由が分かった気がしました。しかも2枚でBiddulph盤1枚よりも安いという、超お買い得盤。これは、買いです。

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     2011/05/07

    往年の演奏の復刻で、VICTOR(現SONY-BMG)録音のものはどれも聴きやすいです。当時のVICTORの技術が抜きん出ていたのでしょう。当盤は19曲目までが1910〜29年の録音、20曲目からの6曲が42年1月15日録音の、自動車事故で重傷を負った後の初めての録音となったもの。後半の6曲は、オーケストラ伴奏に編曲されていて、余りにもムード音楽調になっており、余り好きではありませんが、聴き比べという意味では興味深い物があります。多分ヴァイオリニストで大作曲家の系譜は、このクライスラーで途絶えてしまったと考えられます。最後のヴァイオリン小品の作曲家の作品が、自作自演で聴けることを素直に喜びたいと思います。そして、クライスラーの音楽を現代の視点で聴く時、現代が失ったものの大きさに気が付かされます。ヴァイオリン音楽を聴き、考えるに当たって、出発点を確認する基本中の基本の盤です。

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     2011/05/07

    既に録音されてから80年以上の時間が流れているにもかかわらず、フランクに関しては、今もって参照すべき演奏となっている。その事だけでも驚異的なことです。ベートーヴェンの14番に関しても、SP期には、当演奏とブッシュ、レナーが3大名盤でした。LP時代から、何度も復刻されている演奏ですが、名演奏の誉れが高い割に余り良い復刻がありませんでした。この復刻で、初めて分かる部分もあり、改めて演奏に感じ入りました。名盤だと分かっていても、SP復刻ということで二の足を踏んでいた人にも、自信を持ってお勧めできます。

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     2011/05/07

    シェーンベルクの1番とシベリウスの「親愛なる声」を組み合わせる所に、テツラフらしい知性を感じます。演奏はシャープそのもの、この2曲が同時代の曲であることを、強く意識させる演奏です。

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     2011/05/07

    上手いし、録音も良いし、なかなか聴けない曲も多く入っているので、不満はないのだけれど、ブリスの曲だけが、曲想が大きく違うので、少々戸惑いました。ブリスの曲を際立させるためのカップリングだとは思いますが、モーツァト、ウェーバーとくれば、フックスのものあたりを最後に据えた方が、アルバムとしてのまとまりはよいのではないのかな、と感じました。

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     2011/05/07

    フランスの室内楽は、ピアノが入ったものの方がどれも、作曲家の個性が生きるようだ。カスティロンの作品は、以前ARIONからピアノ四重奏曲がサンサーンスのフィルアップで出ていたが、単独のアルバムは初めてだと思われる。最初に収録されている、作品1のピアノ五重奏曲から、フランスらしいエスプリの効いた作品です。シューマンが事実上開発した、ピアノ+弦楽四重奏という形式(それまでのピアノ五重奏曲は、「ます」の編成が標準)が、その後フランスでたくさんの傑作を生む先駆けとなったものであることが分かるという点ででも、音楽史(室内楽史)上価値のあるものです。
    演奏の良く練れていて、大変楽しむことが出来ました。

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     2011/05/07

    廉価版といって馬鹿にしてはいけない、水準以上の出来。ケーゲルシュタット・トリオは、スーパー名盤がたくさんあるので、それらと比べると苦しいかもしれないが、普通に演奏会で聴ける以上の出来であることは確かです。
    残り2つの四重奏曲は、そう聴けるものではないので、貴重です。値段を考えると、お買い得だと思います。

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     2011/05/04

    良くも悪しくも、個人の価値観は強く反映された人選、選曲です。個人的には、ユリア・フィッシャーとヒラリー・ハーンを両方選ぶのなら、どちらか1人にして、ヴェンゲーロフ(レーピンが入っているが)か、テツラフまたはツェートマイヤー(F.P.ツィンマーマンが入っているが)を入れて欲しかった所。古楽系はマンゼが入っているのも、どうかなと思いますが。
    メニューインの選曲で、バッハがエネスコ指揮の協奏曲のみ入っていますが、無伴奏も入れて欲しかった(もちろん、SP時代の方)。
    ハイフェッツも、ブルッフが2番は無いでしょう。それならば、スコットランド幻想曲の方がふさわしいと思います。
    と、文句ばかり書きましたが、ヴァイオリン音楽に非常に見識がある人選・選曲であることに疑う余地はありません。
    初出の時に、個人輸入で1万数千円かけて取り寄せましたが、大変価値があったと思えたのは、紛れも無い事実。これが5千円少々で入手できるのであれば、ヴァイオリン音楽に関心のある方には、絶対的に買い!です。

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     2011/05/04

    ブルーレイ音声ディスクを初めて購入しました。我が家の貧弱なオーディオ環境でも、十分堪能できる素晴らしい、臨場感!。SACDの比ではありません。願わくば、かつてのDVDオーディオの二の舞にならないように、各社が足並みをそろえて、この高音質媒体を、育てて欲しいものです。

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     2010/08/17

    ストラヴィンスキーの「妖精の口づけからのディヴェルティメント」とパウル・エンゲルの2曲をメインにゴットフリート・フォン・アイネムのヴァイオリン・ソナタを挟むという凝った選曲です。エンゲルの2曲は共に現代作曲家にありがちな、聴き難さありませんが、飛べない鳥がもがいているような音楽。ストラヴィンスキーの意図的な分かりやすさと好対照です。そういった意味で、良く考えられたアルバムだとは思いますが、いささか聴きとおすのはしんどく、何度も手にとるCDではないように思います。近代から現代のヴァイオリン音楽に興味のある方なら、持っていても損はないでしょう。

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