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ふらんく さんのレビュー一覧 

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     2021/03/12

    シューマンの幻想小曲集や謝肉祭は、昭和の時代、日本の音大生がこぞって弾いたもので、かの中村紘子さんもよくテレビなどで弾いてらっしゃいました。最近は演奏会にもほとんどかからず、あまり弾かれなくなっているようです。古臭いレパートリーというイメージは確かにあるのですが、シューマンのピアノ曲の中でも最良の要素が含まれた傑作であることは間違いないと思っています。シューマンのピアノ曲については、不器用で弾きにくい・内容が一貫しないなどの批判が古来なされますが、これほどまでに人間の感情を素直にぶつけて表し切った音楽はなかったとハフの演奏で改めて感じます。幻想小曲集では本アルバムのコンセプト通り「夜に」などが素晴らしいです。

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     2021/03/12

    どうしても好きになれないトリフォノフのピアノ演奏(笑)。いきなり何かと思われるかもしれませんが、これが正直な感想です。ドイツグラモフォン一押しの超絶技巧ピアニストにもかかわらず、どれを聴いてもどうしても好きになれません。昔、プレトニョフやアムランの一部の録音に感じたイメージに近いかもしれません。音色やエモーションが平板で、テンポ感も独特の癖があります。謙虚に他人が書いた曲を十分に研究して弾く姿勢があまりないように聞こえます。好きな人もいらっしゃるでしょうが、私はどうしても理解できませんでした。すみません。

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     2021/03/12

    ピエモンテージは現時点で発売されている録音が地味でコンサバティブなイメージを与えますが、実はキレキレの技巧を持ったなんでも弾きこなすタイプの、現代若手・中堅の中でもっと注目してよいピアニストだと思っています。
    このシューマンを聴いてもそれが良く分かります。シューマンのピアノ協奏曲というのはこれ見よがしな超絶技巧はないものの、ピアニストの技巧や音色コントロールのレベル感が最も顕著に表れる曲だとつくづく思います。
    有名動画サイトにはピエモンテージが弾くストラヴィンスキー「火の鳥」のピアノ編曲版の動画がありますが、驚異的な演奏です。ノーブルでかつ超絶技巧。

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     2021/03/03

    自分はアマチュアピアノ弾きで両方とも楽譜を持っていてラヴェルは全曲練習もしましたが、数多くの録音を聴いた中で最初はあまり印象に残らなかったユンディ・リの演奏が楽譜に忠実で極めて模範的な演奏と思うに至りました。感情に流されることなく精緻に音楽を作り上げていく姿勢は素晴らしいと思います。近現代の曲が合っていそうなので、もっと弾いてほしいです。

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     2021/03/03

    ハフは幅広いレパートリーでなんでも弾きますが、サン=サーンスのピアノ協奏曲は彼のスタイルによく合っていて、どれも大変良い演奏です。サン=サーンスのロマン派的でキャッチーな旋律がちりばめられ、テクニカルな面白さもありながら、決して重くならない曲想に、ハフの爽やかな演奏スタイルが実によくマッチしていると思います。第4番の両手同時の三度重音パッセージなどもバッチリ決まっています。

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     2021/02/23

    すでに良レビューがあり、すべて同意します。ハフは難曲でも大曲でもなんでも弾くし録音もしていますが、こういう小曲・中曲のほうが合ってる感じがします。同じくハイペリオンの超絶技巧派アムランのようなリズムやルバートにおける独特の癖も無く、素直に曲の魅力を伝えてくれる録音だと思います。

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     2021/02/23

    安川加寿子さんは先生としても高名で、井口愛子・基成氏がドイツ的なピアノ教育を現代で活躍するピアニストの方々に施した一方、安川先生はフランス物を指導してらっしゃいました。ただ、フランス的個人主義が沁みついていたのか基本言葉少なく自分で考えさせるレッスンで(放置……)、技巧をゴリゴリ教えるスタイルでもなかったようで弟子からコンクールの優勝者などはあまり出なかったようです。それはともかく、これはもう生粋のフランス人のピアノ演奏で、日本人にはとてもマネが出来ないレベルです。現代の日本人ピアニストでもここまでフランス的なセンスがある人はいないように思います。軽やかな技巧で明快なリズムに色彩感あふれる音色。技巧のキレもあり、マルグリット・ロンのピアノに近いと思います。以前、ラヴェルの「鏡」の録音なども発売されていましたが、それも素晴らしく、個人的には「鏡」の中でもトップに位置する録音だと思っています。なおN響はまだフランス音楽を身に着けていない時代だったせいか、オケパートは今一つです。

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     2021/02/23

    純粋に上手いバルビゼのピアノが堪能できます。フェラスとのデュオによるフランクやフォーレなどフランス物のバイオリンソナタが特に素晴らしいです。フランクやフォーレのバイオリンソナタのピアノパートは技巧的にもかなり難しい事で知られますが、そうした難技巧をものともしないキレと芯のあるピアノで、必要以上に音量を抑えるということもなく、アンサンブルの完成度も非常に高いです。
    マルセイユ音楽院の先生としても有名で、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこさんの師匠だったことでも知られていますが、南欧的な明るさを伴った洒脱な演奏スタイルは今聴いても新鮮です。あえて言えばロベール・カサドシュのスタイルに近いかもしれません。ソロ曲ももっと録音してほしかったなと思います。

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     2020/12/19

    とてもいい演奏です。技巧のキレは十分ですし、歌心もあります。自己主張は強くない一方、基本・楽譜に忠実で大変好感が持てます。シューマンのピアノ協奏曲の演奏もとても良かったので、注目していきたいピアニストになりました。

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