CD 輸入盤

ピエール・バルビゼ/エラート&EMI録音全集(14CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029518762
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


2020年、名ピアニスト、ピエール・バルビゼ没後30周年記念ボックス

ヴァイオリニストのクリスチャン・フェラスのデュオ・パートナーとして最もよく知られているピエール・バルビゼは、彼のすべての音楽演奏に誠実さ、活力、寛大さをもたらしたことで有名でした。バルビゼは1922年にチリでフランス人の家族に生まれ、ヴァイオリニストの母親よりピアノと音楽を学びました。マルセイユ音楽院で本格的にピアノのトレーニングを始め、さらにパリ音楽院に学び、1944年にピアノ科の首席。また音楽史や室内楽でも首席に輝きました。1948年にスヘフェニンヘン国際コンクールのグランプリに輝き、1949年には、ロン=ティボー国際コンクールの5位に入選。そこでの天才ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラスとの出会いは、彼らの友情を育み、そして伝説的なデュオが誕生。ベートーヴェン、ドビュッシー、エネスコの主要な作品を演奏、ツアーと録音を行いました。またサンソン・フランソワとも親しくなり、彼らはパリで一緒にジャズを演奏し、ショパンとラヴェルの録音も行いました。
 1963年、彼はマルセイユ音楽院の院長兼ピアノ科教授となり、1990年に死去するまでその地位にありました。カリスマ的で一流の教師であり、彼は多くの優秀なピアニストたちを輩出しています。その中のひとりエレーヌ・グリモーは「なんと言ってもすばらしいのはその心の寛さだった・・・惜しみなく与え、イメージで沸きかえるひとつの詩情のなかですべてを与えた。韻律やリズムや色彩を引き合いに出しながら、ひとつの曲の鍵を提供する。物語を語り、笑い話をする。するとすべてが明白になる・・・」と自身の著書『野生のしらべ』で書いています。
 このセットには、バルビゼによる「Telefunken」、「Erato」、旧EMIへの完全な遺産としての録音が含まれています。室内楽、協奏曲、ピアノ・ソロや、シャブリエのピアノ作品全曲、もちろんフェラスとの共演は彼の生き生きとした色鮮やかな演奏の最高例です。ベートーヴェン:『熱情』とシューマン:ピアノ四重奏団は、2020年オリジナル・マスターテープより最新リマスターによる初CD化となります。(輸入元情報)

【収録情報】

Disc1
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
2. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op.108


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1953年5月15日、ハンブルク(モノラル)
 2017年リマスター音源
Disc2
1. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
2. フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1957年5月13-20日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
 2017年リマスター音源
Disc3
ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
2. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
3. ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
4. ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
 2017年リマスター音源
Disc4
ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
2. ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
3. ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
 2017年リマスター音源
Disc5
ベートーヴェン:
1. ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
2. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』
3. ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
 2017年リマスター音源
Disc6
1. エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25『ルーマニアの民俗風で』
2. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
3. ラヴェル:ツィガーヌ


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1962年5月30日〜6月7日、パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
 2017年リマスター音源
Disc7
フォーレ:
1. ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
2. ヴァイオリン・ソナタ第2番ロ短調 Op.108


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1964年4月21,23-25日、パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
 2017年リマスター音源
Disc8
ショーソン:
1. 終わりなき歌 Op.37
2. ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調 Op.21


 アンドレエ・エスポジト(ソプラノ:1)
 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン:2)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)
 パレナン四重奏団

 録音:1968年1月8日、1966年9月17,19日、パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
 2020年(1)、2017年(2)リマスター音源
Disc9
1. フランク:フルート・ソナタ イ長調
2. ピエルネ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.36


 ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1972年12月21,22日、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
 2015年リマスター音源
Disc10
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
2. ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
3. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』


 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1979年1月10-12日、パリ大学都市、サロン・オノラ
 2020年(1)、1980年(2-3)リマスター音源
Disc11
シャブリエ:
1. 絵画風の小曲集(全10曲)
2. 気まぐれなブーレ
3. 5曲の遺作(全5曲)
4. シーポイたちの行進曲
5. 即興曲
6. ハバネラ


 ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 録音:1982年1月〜2月、パリ、Salle Adyar
Disc12
シャブリエ:
1. 楽しい行進曲(4手のピアノ)
2. おどけた行列(4手のピアノ)
3. ミュンヘンの想い出(4手のピアノ)
4. 3つのロマンティックなワルツ(2台のピアノ)
5. バレエの歌
6. ブリュノーの想い出
7. 小さなワルツ
8. ワルツの組曲
9. 奇想曲(ブーシェ補筆1914年版)


 ピエール・バルビゼ(ピアノ)
 ジャン・ユボー(ピアノ:1-4)

 録音:1982年1月〜2月、パリ、Salle Adyar
Disc13
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ニ長調 Op.12-1
2. ベルク:室内協奏曲


 クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)
 ジョルジュ・プレートル指揮、パリ音楽院管弦楽団(2)

 録音:
 1962年5月29,30日、6月7日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(1)
 1962年9月17-20日、パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ(2)
 2017年リマスター音源
Disc14
1. ショパン:2台のピアノのためのロンド ハ長調 Op.73
2. ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』(4手のピアノ版)
3. シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
4. セルジュ・ニグ:ピアノ協奏曲第1番


 ピエール・バルビゼ(ピアノ)
 サンソン・フランソワ(ピアノ:1-2)
 パレナン四重奏団員(3)
 アンドレ・クリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団(4)

 録音:
 1966年12月13日、パリ、サル・ワグラム(1)
 1967年6月9日、パリ、サル・ワグラム(2)
 1968年9-10日、パリ、サル・ワグラム(3)
 1955年3月10,11日、パリ、シャンゼリゼ劇場(4)
 2017年(1,2,4)、2020年(3)リマスター音源

 初CD化(Disc10-1、Disc14-3)


ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
純粋に上手いバルビゼのピアノが堪能できま...

投稿日:2021/02/23 (火)

純粋に上手いバルビゼのピアノが堪能できます。フェラスとのデュオによるフランクやフォーレなどフランス物のバイオリンソナタが特に素晴らしいです。フランクやフォーレのバイオリンソナタのピアノパートは技巧的にもかなり難しい事で知られますが、そうした難技巧をものともしないキレと芯のあるピアノで、必要以上に音量を抑えるということもなく、アンサンブルの完成度も非常に高いです。 マルセイユ音楽院の先生としても有名で、ピアニスト・文筆家の青柳いづみこさんの師匠だったことでも知られていますが、南欧的な明るさを伴った洒脱な演奏スタイルは今聴いても新鮮です。あえて言えばロベール・カサドシュのスタイルに近いかもしれません。ソロ曲ももっと録音してほしかったなと思います。

ふらんく さん | 東京都 | 不明

6

ピアノ作品集に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品