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∞er さんのレビュー一覧 

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/23

    1975年にウィーンフィルと来日した際、モーツァルト25番とヴィヴァルディとブラームス4番を聴きました。高校入学直前でしたので初めて聴くウィーンフィルの音に感動しムーティの印象はやたらキビキビ忙しく振る姿しか残っておりません。ところでなかなか入手出来なかったモーツァルト目当てにこの度購入しましたが、全て聴き応えがあります。映像を見ているとムーティは1990年代から力みの消えた指揮、オケから音楽を自発的に発散させ、その上しっかり自己の解釈を主張するようになったと私は勝手に思っています。ここに聴くウィーンフィルとのCDにも正にあたると思います。一方ブラームスは、新譜発売当初余りに美音で、うねりや暗さに欠けているように思え、1番を残して購入を止めた経緯が私にはあります。私が年齢を重ね、生活環境が変わった為か、当時と違った感想をこの度持ちました。米国のオケとの懸念は無用です。ムーティの解釈はブラームスとしての説得力に富、同じイタリア人のアバド・ベルリンやシャイー・アムステルダムより、聴き応えありと私は感じました。

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/14

    4楽章しか聴いていません。NYPOのCDも聴いていません。しかし映像のVPO、CDはBPO,アムステルダムに関しては所有し繰り返し聴いています。また1985年の来日公演の際、大阪フェスティバルホールで実演を聴きました。その上でこのCDについて書きます。来日公演の6年前に私はFMでBPOの演奏を聴き、そのような演奏を期待しIPOの来日公演を聴きに行きました。当日の演奏は、次元の違うおちついた、テンポも遅めでもっと深い所から発せられたメッセージのような演奏でした。最後の音が消えてからの静寂は忘れられません。それに比べればBPOとは、カラヤンのオケに対して無用な挑戦的で力んだ表現にしか聴こえません。しかしこのCDの4楽章は大阪公演の深さそのものです。当時音楽雑誌にバーンスタインが日本公演のマーラー9番について、録音しなかったことが残念だと言った内容が掲載されたことを思い出しました。でもこのCDが埋め合わせてくれたと確信しました。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/25

    音声に関しては、ブルックナーに欲しい拡がりや重厚さはありませんが、広告にあるように支障になるような事もありません。演奏はロンドンフィルとのライブCDより推進力や表現の徹底さで上回っていると思います。映像を見ていると、マイクがステレオ収録用にセッティングされていますから、音源が存在することを願っています。ただ米国のオケに有りがちな、トランペットがピストン式のため、他の金管とブレンドしにくい、直線的で無機的な音なのが気になります。映像のカット割りに、現在ではありえない編集がたまに出てきます。年代を感じさせご愛嬌です。テンシュテットの長身で腕が長い体格をフルに使った指揮姿に神秘的で引き込まれます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/02

    4番はスケールの大きな表現で、ウィーンフィルとムジークフェラインの絶妙なマッチングが演奏に格調を添えています。3番はロスフィルのも素晴しいものでしたが、ライブの高揚感、オケの伝統ある音色がこのCDが存在する意義を持たせています。ベルリンフィルとのライブシリーズより指揮者にゆとりが感じられます。セッション録音のブルックナーが元気なく、おとなしく、時に力みがうるさかったのと比べると、別人の様な充実ぶりです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/02

    二曲とも熱い演奏が繰り広げられていますので、N響との共演のイメージは捨ててください。以前民放のBS放送でウィーンフィルの定期が放送された中に、サヴァリッシュのシューベルトのグレイトがありました。オーケストラを朗々と鳴らし、しかし絶妙なテンポで逞しく奏でられた表現は感動的なものでした。今回はザルツブルグの音響がデッドなためオケのふくよかな特長が録音に反映されていませんが、それでも素晴しい演奏となっています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/22

    かつてNHKが放映したドレスデンとの来日公演のブラームス4番がすばらしくVTRからDVDに起こして今も見聴きしております。今回も期待して購入しましたが、音楽の運びの自然さ、解釈の徹底の点でドレスデンより少し劣ると感じました。是非ドレスデンの映像のディスク化を望みます。またバイエルン国立Oとのブラームス1番のミュンヘンだと思いますが公演映像がかつてNHKで放映されてます。これもかなり良い演奏でした。あわせてディスク化されれば、若杉氏の業績を称える遺産になると思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/22

    ジュリーニのロスフィルとの来日公演を昔聴きに行きました。大阪公演は運命と悲愴が1日のプログラムでした。当日民放(朝日放送?)がテレビ収録を行い、後日放映されました。微かなな記憶ですが、CDより音楽の運びがスムーズで勢いがあったように思います。この映像のディスク化が実現すれば、このセットとともに貴重な遺産になると思うのですが。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/06

    入手困難から在庫ありになり待ち焦がれたセットをやっと聴き充足感にひたっております。ブルックナーをこれほど淡々と演奏しながら、異様に興奮させられるテンポの微妙な揺れや弱音の緊張感そして強奏。これはマーラーにも当てはまる感想です。これまで聴いてきた他の演奏が過度な表現や大げさに深刻ぶったものに思えてしまいます。静と動が絶妙にバランスが取れるとこのような演奏になるのでしょうか。先日放送されたドキュメンタリーには、演奏シーンがが多くありました。全曲の映像商品化になればと願います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/06

    長い間入手困難だったのが2月早々在庫ありになり、やっと購入できました。モーツアルトやブルックナーで淡々としかしきっちり興奮させるスイトナー氏は、ブラームスではかなり強引に、力任せにオケをドライブするところがあるようです。その中で3番は静かに燃える名演と聴きました。ドボルザークでは作品のメロディアスなところを自在にテンポを動かし、心地よく作品に共感させてくれる名演群です。映像で見る無愛想な顔つき(失礼)と、出てくる音楽の暖かさのギャップが、放送されたドキュメンタリーを見て、少し埋まった気がします。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/06

    かなり興奮させられるセットです。晩年のNDRとのブラームスは3番以外感動なく今回も危惧しましたが、結果レベルの違うすばらしさ。英雄はテンポの心地よさに金管を煽る熱さが同居する凄演。全体を通じ切り貼りしたライブ編集でないこと、オケがヴァントとの共演に興奮しているような共感が感じられる演奏群です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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