トップ > My ページ > eroicka さんのレビュー一覧

eroicka さんのレビュー一覧 

検索結果:701件中196件から210件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/29

    フルトヴェングラーの復帰コンサートの3日目?の模様を収録したライヴ盤。有名ゆえに詳しくは記さないが、活動停止が解け一気に溜まっていた情念を一気に放出するような凄まじい演奏。この曲を語るには避けて通れない名演奏。この2日前の初日は一層凄まじいが、音質はこの録音が良い。昔、初日のティタニアパラストでなく放送局内のホールでの演奏という説もあるそうだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/29

    大戦中のベルリンでのライヴでエネルギーと興奮に彩られた凄まじい演奏でいずれも有名なものだ。7番はウィンナサウンドが好みだが、5番はやはりベルリンフィルが合う。例によってff時のひずみはあるが、鑑賞には堪える。ソ連からドイツに返された放送局の音源から録ったCD。90年ごろに発売され大きな話題となったシリーズだ。その後、様々なレーベルから改善された音源が出ており、迷うほどだ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/29

    1943年のライヴでフルトヴェングラーには珍しいシベリウスプログラム。これほどまでに狂おしいシベリウスを他には知らない。フルトヴェングラーの陰鬱な響きと激しい情熱が込められたテンポの緩急、息を殺したPP…。クーレンカンプは、その手のひらで踊り、残響の豊かなホールにきらめく音色を響かせる。終楽章では両者は火の玉のように一気に加速していく。エンサガも同様でまさに怨嗟が満ち溢れたどす黒い情念に満ち溢れている。カラヤンやN.ヤルヴィらの名盤もあるが、完成度はともかく、感銘度では比べ物にならない。クーレンカンプには指が回っていないような部分も散見されるが、技術や解釈を云々する前に、戦時下、空襲やゲシュタポの粛清で明日はどうなるか知れぬ人々の精神状態を感じなければなるまい。フルヴェンが長生きして、メニューヒンあたりと協奏曲を再録音したり、交響曲を録音したとしても、これを超える凄まじさは表現できまい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/29

    これほどまでに狂おしいシベリウスを他には知らない。フルトヴェングラーの陰鬱な響きと激しい情熱が込められたテンポの緩急、息を殺したPP…。クーレンカンプは、その舞台の一人の役者のように振る舞い、残響の豊かなホールにきらめく音色を響かせる。終楽章では両者は火の玉のように一気に加速していく。エンサガも同様でまさに怨嗟が満ち溢れたどす黒い情念に満ち溢れている。カラヤンやN.ヤルヴィらの名盤もあるが、完成度はともかく、感銘度では比べ物にならない。クーレンカンプにはミスもあり、指が回っていないような部分も散見されるが、技術や解釈を云々する前に、戦局が劣勢となった戦時下で、空襲やゲシュタポの粛清で明日はどうなるか知れぬ人々の生き様を感じなければなるまい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/28

    かつてのLP時代、オーディオ雑誌を賑わした録音。70年代後半から80年代の当時は、ビーバーでなくべネヴォリ作となっていた。多声部と教会の複雑な響きを記録した優秀録音として評価されていた。いま聴くと、古楽演奏としては中途半端な印象が否めないのだが、堅苦しいことを思わずに音の饗宴として楽しめば心地よい。古臭いと切りすてられ、廃盤の憂き目にあいそうだが、まだ生き残っているのはうれしいものだ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/26

    トスカニーニ流の峻厳さとワルターの穏健さが化学反応して起きた名演奏。アメリカ時代のワルターは速めのテンポと時には荒々しいダイナミズムを身につけていたのは、NYPとの2種のセッション録音からも明らかであるが、ここではトスカニーニの手兵NBCSOであったシンフォニー・オブ・ジ・エアを率いての追悼演奏会であり、トスカニーニへのオマージュとして彼の表現を取り入れ、自らの芸風と調和させ、単なるトスカニーニのコピーでない演奏に昇華している。フルトヴェングラーとは違った迫力が感じられる。追悼演奏ということで拍手は制されたそうで、拍手の効果音らしいそうだ。音質は今ひとつだが、鑑賞には十分差し支えない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/26

    だいぶ前に買ったものだが、折に触れて聴きたくなる選曲。ワルターとウィーンフィルの甘い弦や豊麗な管が織り成す典雅な音楽をしのぶに相応しい演奏ばかり。田園は昔、PREISERから出ていたCDが個人的には好みだが、このOPUS蔵のCDも、雰囲気は薄いもののSP盤らしさが出ていて良い。針音が目立つし盤の変わり目でピッチの違いが微妙に出るなど、些細な欠点はあるが、瑕を目立たなくするために生々しさを殺ぐ復刻盤も少なくない中、こういう復刻もずっと続いてほしいと願う、きょうこの頃だ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    セッション2種のほかライブも数種類ある中、一般的には52年のDecca録音が有名だが、この36年盤が最も素晴らしいと思う。ワルターの覇気と切迫感、独唱者の熱い歌唱、戦前のウィーンフィルのサウンド…よく残してくれたと感謝したい。Naxosの復刻はDuttonやopus蔵に比べればやや平凡だが、本家の復刻に比べればノイズ軽減と音の生々しさの両立はできていると思う。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    1939年にNBC交響楽団と最後に共演したときの模様だそうだ。有名なのはマーラーの巨人の音源だが、ジークフリート牧歌などもあり貴重だ。現在聴かれるマーラーの「巨人」でも最古の部類の音源だろう。少し後に、ミトロプーロスがミネアポリス交響楽団とセッション録音している。ワルターの39年のスタジオライヴは、トスカニーニのオーケストラの演奏だけに鋭角的なサウンドで、放送録音のスタジオも例によって残響が少ないので、潤いがなく、切羽詰った興奮に押し捲られ、直接的な迫力に圧倒される。反面、後年の演奏のような構成感覚や青春の叙情といった詩的なものは。高ぶりの中に隠れ、あまり感じられない。ワルターは大戦直前の不穏なヨーロッパからアメリカに亡命したばかりで、その興奮が演奏に反映されたものだろう。「牧歌」はあまりにもロマン的なウィーンフィルの甘美な演奏を知ってしまった耳からすると、オケが違うだけで、あまりにも素っ気無くなり、これが同じ指揮者の手によるものかと失望させられる、というか、驚かされる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    現在聴かれるマーラーの「巨人」でも最古の部類の音源だろう。少し後に、ミトロプーロスがミネアポリス交響楽団とセッション録音している。ワルターの39年のスタジオライヴは、トスカニーニのオーケストラの演奏だけに鋭角的なサウンドで、放送録音のスタジオも例によって残響が少ないので、潤いがなく、切羽詰った興奮に押し捲られ、直接的な迫力に圧倒される。反面、後年の演奏のような構成感覚や青春の叙情といった詩的なものは。高ぶりの中に隠れ、あまり感じられない。ワルターは大戦直前の不穏なヨーロッパからアメリカに亡命したばかりで、その興奮が演奏に反映されたものだろう。ワルターに興味のある人には興味深い名盤であるが、この曲を聴くという視点からいえば、後年の2種類のセッション録音か、50年代以降のライヴ盤を勧めたい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    ブルックナーにせよブラームスにせよ、制作側の考えが反映されているのか、70年代のものは、DGの録音よりEMI録音のほうが派手でロマン的だ。このCDもその例に漏れず、オケは良く鳴りカラヤン節が冴える。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    フルヴェン時代のカラーが強く残るベルリンフィルを、若いカラヤンが自分の世界へ引き寄せようとしていく過渡期らしい演奏。モダンさと重厚さの共存が独特の世界をかもし出している。そういう意味では後年のDGの何種類かある録音よりはるかに興味深い。昔、ドイツのEMIから出ていたベルリンフィル100周年記念CDで初めて聴いた。その後、何度か買い換えているし、EMIの全集にも入っているが、さすがにSACDでは持っていない。音質の改善はある程度なされているのだろう。ちょうどこの1957年頃のカラヤン指揮ベルリンフィルには、EMIのシューマンの4番、DGの英雄の生涯などの名盤があるが、そうした時期ゆえの、カラヤンの強い自負と後年のベルリンフィルから聴けなくなった深い響きの融合が素晴らしい。できればハイブリッドSACDも発売してほしい。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    貴重なカラヤンのブルックナーのライヴ。裏青と呼ばれる海賊盤は70年代以降のものが出回っており、今後徐々に正式ルートで発売されそうだが、まだまだオーソライズされたものは少ない。だいぶ前に聴いたものを最近偶然取り出してみた。カラヤンの解釈、造形は50年代から大枠は変わっていないが、若いときの演奏だけに覇気が前面に出ており、フィナーレの壮麗さなどはいつもにまして華やかだ。そのぶん細部の磨き上げなどは不足し、オケも当時VOXやウェストミンスターレーベルに(ギャラが安いゆえに?)多数の録音を残していたウイーン交響楽団であり、ベルリンフィルやウィーンフィルという両雄ではないので、後年のカラヤン流を期待するのは無理があるかも知れない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/24

    運命もオーソドックスな中に仕掛けのある演奏(全集があるのでモロダブリだ…涙)だが、やはり聴くべきはブラームスの協奏曲だ。チョン・キョンファらしい没入が聴かれ、興奮させられる。フレージングの隅々まで細かく表情付けがなされ、しかも熱い感情に裏打ちされている。ヌヴーやイダ・ヘンデル、オークレール、デヴィートら熱い女流の名演の系譜に連なるものといって過言ではないと思う。彼女はブラームスは年齢を経てから録音するといっていたそうだが、逆にむしろもっと尖っていた若い頃に録音したほうがさらに良い出来となったのではないだろうか。そうした点では、スマートなラトルが共演者というのは一抹の違和感を抱くところだ。弟のミョンフンとの共演もライヴで聴いたことがあるが、このCDなど問題にならぬ、思わず感涙するほど壮絶な演奏であった。レコードとは後世に残るものだから、ビッグネーム、ブランドを重視する商魂よりも、どのアーティスト同士を組み合わせれば、至高の化学反応を起こすか、という芸術至上主義の視点が第一だ。いまの音楽資本にはそれが欠けているとしか思えないのが残念だ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/23

    バルビローリ晩年のブラームス。交響曲と並び遅いテンポ。若いバレンボイムは後年に比して、やや荒削りだが、情熱的な演奏ぶりで、老指揮者の温かみのある演奏に華を添えている。ステレオアナログ期のEMIの音は広がりはあるが、ひずみや響きの濁りが多少あるのは常だが、やむを得まい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:701件中196件から210件まで表示