CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲、『エン・サガ』、他 クーレンカンプ(vn)フルトヴェングラー&BPO

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MELCD1001109
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

シベリウス:
・交響詩『エン・サガ』
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
 ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1943年2月7日、ベルリン(ライヴ)

・ベートーヴェン:序曲『コリオラン』Op.62
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1943年6月27日、ベルリン(ライヴ)

収録曲   

  • 01. Furtwaengler, Wilhelm - En Saga Op. 9 (sinfonische
  • 02. Kuhlenkampff, Georg - Konzert Fuer Violine Und Orc
  • 03. 1. Allegro Moderato
  • 04. 2. Adagio Di Molto
  • 05. 3. Allegro Ma Non Tanto
  • 06. Furtwaengler, Wilhelm - Coriolan E-moll Op. 62 (ou

ユーザーレビュー

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これほどまでに狂おしいシベリウスを他には...

投稿日:2013/01/29 (火)

これほどまでに狂おしいシベリウスを他には知らない。フルトヴェングラーの陰鬱な響きと激しい情熱が込められたテンポの緩急、息を殺したPP…。クーレンカンプは、その舞台の一人の役者のように振る舞い、残響の豊かなホールにきらめく音色を響かせる。終楽章では両者は火の玉のように一気に加速していく。エンサガも同様でまさに怨嗟が満ち溢れたどす黒い情念に満ち溢れている。カラヤンやN.ヤルヴィらの名盤もあるが、完成度はともかく、感銘度では比べ物にならない。クーレンカンプにはミスもあり、指が回っていないような部分も散見されるが、技術や解釈を云々する前に、戦局が劣勢となった戦時下で、空襲やゲシュタポの粛清で明日はどうなるか知れぬ人々の生き様を感じなければなるまい。

eroicka さん | 不明 | 不明

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昔、クーレンカンプのレコードはもっといろ...

投稿日:2011/07/13 (水)

昔、クーレンカンプのレコードはもっといろんな曲が出ていると記憶していたつもりでしたが現在のHMVカタログではごらんの通りでその内シベリウスVCの同演奏盤が二種出ています。1943年フルトヴェングラー/BPOのバックでそのクーレンカンプが45歳の油に乗った頃のライブ録音(フルトヴェングラーは当時57歳頃)です。タイムは@15’15A7’54B7’27。音色はさすが万全というわけには行かず歪み・不安定な箇所もありますがクーレンカンプの直向な透明的(?)アプローチでの演奏は緩急自在で次々と大波・小波で寄せる雰囲気は時代的とは分かっていても演奏芸術の醍醐味を味あわせてくれます。第1楽章(に限らないのですが)ヴァイオリンの音をちゃんと捉えている割りにはバックオーケストラのボリューム感は控えめでスタートします。ボルタメントも交えつつヴァイオリンの比較的独壇場の艶やかな演奏が一旦落ち着くとオーケストラはスピードを抑えつつ様々な様相を・・・フルトヴェングラーならではといった処・・・聴かせてくれます。この辺りはヴァイオリン/オーケストラの対照的な妙とも言えるのでしょう。第2楽章は管からスタートしたっぷり墨を含んだ筆の如くヴァイオリンは北欧の厳しさを滔々と描きます、余韻を持ったクロージングも印象的です。最終楽章は舞曲風なテーマの楽章なのですがそれをややズラシ気味に進める辺りは素晴らしいです、ただオーケストラ全奏では音色が団子状態になるのは致し方ない処なのでしょう・・・終わりは比較的ゆったりと・・・。シベリウス演奏に求め勝ちな冷たさはこの演奏にはなく又ライブ故の雑音等もありますが演奏の凄さは是非一聴してもらいたいですね。同じくシベリウスの「エン・サガ」(タイム20’01)は北欧の伝説に満ちたストーリーの曲で色々なテーマが現れては消えて行きます。混沌とした憂鬱雰囲気から嵐の様な不気味さもあるスケール感を味あわせてくれます。雑音は相変わらずではあるものの後段への興奮度を高揚させて行く有様はストーリー・テラーのフルトヴェングラーならではでしょう。大戦下の一層暗い寂寥感が窺えも致します。なお、この曲については後年1950年VPOとのライブ録音(同20’26)もあるそうです。「コリオラン」序曲(シベリウスとは別の1943年収録ライブ、タイム8’55)はややアクセントを強めに入り次第にボルテージを上げてスケール感豊かにロマンチックに・・・。緩急の凄さとやはり後段へ持って行くバックの盛り上げ方も他の演奏では聴けません。〆は「間」をポツリポツリあけて感慨深げに終わるのも素晴らしいです。この序曲にもVPOを振った1947年物(同8’31)や1951年物(同9’13)があるそうで余裕があれば又比較して聴きたいものであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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「エン・サガ」は北欧の暗く陰鬱な冬の空を...

投稿日:2010/09/11 (土)

「エン・サガ」は北欧の暗く陰鬱な冬の空を連想させる。 遠い神話の世界を語りかけてくれる。 「ヴァイオリン協奏曲」のうねりを持ち、かつ瞑想的な演奏は、北欧の空を染める夕焼けの色を彷彿とさせる。 緩急自在に超絶的技巧を弾きまくるソロが見事だ。 巨匠の棒も情感の高まりをもたらしてくれる。 「コリオラン」は冒頭のトゥッティがいかにもドラマチックだ。 音質は歪み、ノイズともあるが、ものともしない内容だ。 例によって残響音に若干のステレオプレゼンス。

独居人 さん | 東京都 | 不明

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