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トップ > My ページ > オペラかじり虫 さんのレビュー一覧
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/05/29
こんな当たり役が現実にあったにもかかわらず、F=Dをヴェルディ・バリトンとして何故か評価せぬ島国なのです。自動車事故から再起、東京が再出発だった本作。カーテンコールでなかなか現れず、ピラール・ローレンガーが辛抱し切れず呼びに行くと、もうこれ以上恥晒しは御免、とばかりの芝居っ気たっぷりで現れましたね。ブラヴォーです。廉価の再発売、大歓迎!
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/05/19
何という内容豊かな、そして読み物としても面白い評伝でしょうか。ただ単に知識の羅列ではありません。著者の視点が、全方位的に大作曲家の実像を描くことに徹しており、作品の分析と的を射た評価に基づいて、これ一冊あればR・シュトラウスの作品理解に威力を発揮するものです。巷間臆面も無く伝えられている夫人の悪妻説の愚かさや作曲家自身の金銭感覚のあり方についての見かたなど、教えられることもこの本の強みです。オペラについても、限られた作品に絞らず、全作品の粗筋を紹介し、的確に評価。管弦楽作品についても、その構成の詳述、鑑賞の手引きとしても役立つものです。これからこの大家の作品を聴こうとされる向きはもちろんのこと、邦訳された評伝に満足されていない人にも、ぜひ一読をお奨めします。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/05/04
興味深い証言の数々を集めた労作には違いないが、読み進むのにこんなにも疲れる本は類例がありませんね。インタービューを拒否し続けたので、そのユニークな芸談が皆無なのは残念ですが、それにしても、この人くらい「他人迷惑」を省みなかった人はいませんね。同じ証言を集めるのならば、いっそのこと「2度と顔も見たくない」と言う人たちの話を集めた方が面白かったかもね。およそ指揮者になんかなってはいけなかった人格? オマージュのモザイクに辟易、読んで楽しいものではありませんが、他の特集本の日本人物書き諸氏のつまらなさもうんざりですし、ドキュメンタリー映像もイマイチだし、CDをポツポツと聴いているのが関の山でしょうか。やれやれ。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/05/04
オペラ鑑賞が映像主導になり、とかく対訳台本が軽んじられている今日ですが、この本はありがたいもの。日本ワーグナー協会の監修本は、権威ある学者諸先生の仕事で立派なものですが、何分大型本なので、日常の役には余り手ごろとは言えません。全作揃えるのにも、負担の大きいものがあります。その点本書は手軽に取り扱えるのがステキです。何より造本が見事で、しっかりとした函もよろしく、二冊に分冊してあるのがアイデアです。訳文は平易な表現ですが、どなたにも分かり易いものでしょう。それに、何より最初期の3作の対訳が収められたことが、本書の最大のメリットでしょう。全て読み通した訳ではありませんが、映像は持っているがCDはこれから、という向きは即入手されるべし。音楽之友社の対訳シリーズよりもお買い得です。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/05/02
カルロスKの数少ない正規音源〜それもセッション録音!〜の中で、最もヒットしなかったものかも? その原因はこの曲の評価、知名度の低さかも知れませんが、それはこの島国だけの現象なのですかね。一聴、その堂々たる音楽の佇まいに魅せられました。さすがは稀代のメロディ・メーカー。ピアノの名技に拘らなかったために、不当に看過された作品のようですが、この曲を愛した達人により、また願ってもない名伯楽を得て、名馬は疾走しています。入手した一枚はWARNERに非ずEMIレーベルの国内盤。廉価盤らしく、お陰で中古盤がワンコインでした。マエストロも没後10年。今となれば得難い遺産のひとつ。作品的に評価が低いなどで聴き逃しているのではあれば、何ともったいないことよ。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/04/29
大変興味深い録音なので期待して聴きましたが、余り面白いものではありませんでした。聴きもの一番は#11の《もし私の唇を信じないのなら》K295ですか。作品的にも同じような曲ばかりで、女声のものに比べてこれぞ、という曲が無かったせいかも。これは歌手の歌い口にも責任ありか。イドメネオを当たり役としたパヴァロッティがもし歌ったならば、果たしていかがだったか? 余計なことを感じてしまいました。星は三つ半といったところですか。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/04/13
歌手たち、特にエリザベッタのソプラノは出色で、他も遜色ありませんが、どうしたことか、大道具の仕上がりに大きな手抜きがあります。肝心の1幕なんか、衣裳が時代色濃厚なのでアップになると何やら仕上げが間に合わなかったゲネプロみたい。ベースの平台の側面、舞台用語では蹴込みに何らの処置もされておらず、木組みが見え見え。最後まで放りっぱなし。2幕からの土台上の飾りやバックのデザインはまずご立派。幕の中では、歌唱は4幕と5幕がすばらしい。一応聴き応えあるライブと申せましょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/04/09
シェーンベルクの作品は、前から気になっていたものでした。このカプリングを見て、実は、どうしてこの組み合わせを、と不思議でしたが、入手してみて納得しました。マエストロがボストン響の音楽監督時代に、実際にこのプログラムを演奏しているのですね。LP時代にこれが国内盤が出たものか不詳ですが、多分無視された名指揮者のこと故、出たとしても話題にされなかったものでしょう。驚くべき音楽です。安直な祈りや鎮魂の音楽なんか、一撃のもとに粉砕する曲ですね。7分弱と大変短いもので、私メなんかの俗耳にはおいそれとは入らぬ音楽ですが。第九は鮮烈にして明快な演奏ですが、コーラスがいささか物足りないかも。ソプラノが大変印象的です。組み合わせに敬意を評しての星の数です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/04/07
大変面白く見ました。DYNAMIC盤が字幕無しなので、こんなオペラは字幕入りが必須。演出もなかなか手の込んだもので、ラスベガスには驚きますが、一応拍手を。お金をかけていますね。歌手は三人ともお見事。テオドッシューの健在ぶりに大満足。梯子を昇りながらの歌唱はご苦労様。テアトロ・マッシモ、イタリア・ローカルの底力を見せてくれました。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/31
同じDECCAレーベルのCDと比較して、こちらの上演の何たる素晴らしさよ。このオペラを自家の看板にしているフローレスの、正しく堂に入りきった舞台が、たっぷりと堪能出来ます。演出もお見事。螺旋階段一杯飾りの舞台も成功しています。録音と比較して、断然こちらを取るのはソプラノの存在です。何でもサンクト・ペテルブルク出の逸材とか。これは素晴らしい。このレアなオペラ、高い価格で国内盤が出ても多分売れないでしょうが、もうそろそろ日本語字幕を入れるよう、国内メーカーは努力するべし。同じように国内仕様のライセンス盤を出す韓国が、どの場合も字幕入りが出来るとは、どうした仕組みなのか。不便なのはファンだけという大迷惑、販売する方もこれは何かヘンとは思いませんか?
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/27
大変面白い本です。思い出話ばかりでは無く、マエストロ独自の「芸談」が興味深い。また、「とってもいい話」がふたつ語られています。ひとつはカラスについて、今ひとつはディ・ステーファノについて。この思い出話だけでも読む価値あり。今やひとり気を吐くイタリア・オペラの巨匠、長命を祈りたいものです。ヴェルディを語った映像と対で読めばパーフェクトかもね。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/21
このレーベルは貴重な音源を発掘してくれるのはよろしいが、何かしらサウンドが薄っぺらくて、ライブのノイズを除去し過ぎたものか、空気感までも排除、聴く気が起きませんでした。この録音もすぐには手を出さなかったのですが、たまたま入手、一聴して驚きました。演奏はとびきりのものですが、音もすばらしい。技術者が変わったのか? 80年の来日初日は聞き逃したものの、シュタイン指揮で聴いた時のグルベローヴァのびっくり歌唱! それがベームの指揮下に、ものの見事に甦ります。私が聴いて来たあらゆる録音の中で、一押しの名盤です。当分、これしか耳にしないことでしょう。星五つでは物足りません。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/17
ボニゾッリ、サザーランドのDECCA録音を聴いて以来、どうしてこの熱気溢れる直球勝負のヴェルディらしいオペラが忘れられているのか、不思議に思っていました。その渇きをまずは癒してくれる、優れたナポリのライブ映像です。ソプラノが素晴らしい。《ノルマ》も歌えそう。テノールもまずまず頑張り、男声は何よりも演出家の過酷な振り付けもものかは、この役のキャラクターを演技でも見せたバリトンに拍手を! 舞台造りはやや違和感ありとは申せ、フランチェスコの最期やアマーリアの死の解釈に、演出家の工夫が見られ、これにも拍手! こんな映像を見るにつけ、ヴェルディがこの作品にどうして愛着を持たなかったのか、が何とも不思議です。オペラはスコアの研究だけでは何も解らない。舞台に乗せて、人間が声に出して初めてナンボのものが判ろうと言うもの。それにしても、ロンドンもこのオペラを大切にしていないのですかね。おらが街の唯一の巨匠のオペラなのに。このシリーズ、《1日だけの王様》と共に、ヴェルディ・ファン必見の映像ですが、続いたパルマやフィレンツェの舞台もぜひソフト化してもらいたいものです。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/03/03
今日一番の原曲が盛り沢山に楽しめるイタリア語の5幕版。歌手は確信犯的な非イタリア系の勢揃い。演出が当たり前すぎて物足りぬなどと無いものねだりのあるもの貶し評論家がいますが、そんな妄言は聞き流しましょう。何より、先王に良く似た僧の実在をカルロが知る、という伏線のアイデアが、大詰めに効果的に繋がります。これからこのオペラを楽しみたいという方はぜひ一度ご覧あれ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2014/02/22
今日の日本での東西競演という現象は、このオペラの世界初演が二箇所同時だったということの、歴史は繰り返すことなのでしょうか? それにしても、解説・対訳付きの再発売とは結構なことではありませんか。日本では不当に低評価のマエストロの代表的な名録音。対訳を手掛けられた先達曰く「プッチーニのメロディとR・シュトラウスの響き」を持つ天才とは――ま、これはいささか持ち上げ過ぎです。音楽は聞き易いものですが、ここぞというツボがない。このオペラの題材も、やはり若干23歳の若者には、いささかヒネ過ぎたものではありませんか? 陰惨なお話を、希望を持たせるエンティングにしたアイデアは買いますが。マリエッタの歌にしても、ピエロの歌にしても、今ひとつショーストップになっていない、もどかしさ。名著「コルンゴルトとその時代」(早崎隆志氏著)が絶版、今や古書価の高いレア・ブックになっているのは残念ですが、代表作といわれる「ヘリアーネの奇蹟」も再発してもらえませんかね。それにしても、力のあるテノールでなければ歌い通せない主役ですが、38歳のルネ・コロ起用とは、RCAもやりましたね。
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