トップ > My ページ > またたび度々 さんのレビュー一覧

またたび度々 さんのレビュー一覧 

検索結果:262件中196件から210件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/27

    初期の1番〜3番では3番がまずまず良かった。1番がかなりの快速演奏だったので、0番はどうなるだろうと思っていたが、各楽章の演奏時間を見ると、シャイーの演奏と大差が無い。シャイーが堂々たる演奏だった事を考えると、現時点では当盤にも期待が持てる。後はオケの技量とデイヴィスの解釈にかかっている。録音数が少ない0番だけに貴重な音源となるかもしれない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/26

    当盤でのヴァントの演奏は、概ねこれまでのブルックナー演奏を受継いだものとなっている。ズヴェーデンやヤノフスキーのような大胆な個性はないと言う点では、多くの人にお薦めできる。オケがよく鳴っている点でもシャイーよりは受入れ易いと思う。この演奏の個性を上げるとすれば、@スケルツォの音量が若干抑えられている。Aアダージョの第3楽章途中で思い切ってテンポを速めている部分がある。B第3楽章の第1主題の二度目提示・反行形による確保の直後のチェロとコントラバスによるパッセージがfくらいで演奏されている(通常はpp)。C第3楽章のfffクライマックスの最後の不協和音でティンパニーを鳴らしている(スコアではティンパニーなし、シャイーも同じように鳴らしている)。ということくらいだが、重箱の隅を突付く程度のことで、全体としては良好な演奏と捉えている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/26

    まず当盤の最大の魅力は、ライブにも関わらず極めて優秀録音と言う事である。録音のクオリティーはオクタヴィアのズヴェーデンのシリーズと引けを取らない。ギャラガンの1872年稿の正式出版版を使用しているとのことだが、アイヒホルンの94年発売の同稿の仮版と大きな差は認められない。アイヒホルンの演奏と比べると、第1楽章の第1主題提示直後のトラペットのファンファーレ風のパッゼージが弱く、弦楽器群のパッセージを優勢としている。ヴァントも同箇所を同じように演奏しているので、これは版の違いではなく演奏解釈の違いと思われる。また、これまでのブルックナー演奏の概念とは異って、第1楽章終結部、第2楽章のコーダ部分、第4楽章の冒頭(再現部冒頭)や終結部など猛烈に突進したかと思うと、突然テンポを落したりと言った具合に、テンポの揺さぶりが激しいのが大きな特徴となっている。一方、第3楽章は終始遅いテンポで演奏されていて、やや間延びする感が否めない点が少し残念である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/26

    サヴァールの最新録音の登場である。選曲を調性の面から見ると、ニ長調、ニ短調、イ短調、ホ短調、バレエ組曲でエネルギーの解放という構成になっている。つまり、中間の3曲が短調で、これでもか、これでもかと言う具合に忍耐を迫ってくる。これを受けてバレエ組曲の派手で明るい音楽が、サヴァールお得意の異国風な曲調で展開されて開花と言う仕掛けになっている。ホ短調の組曲の最終楽章のジークは、さながらバッハの管弦楽組曲第2番を連想させるような音楽だが、中間部分にもう1曲、長調の曲を配した方が、なお良いと思ってしまうのは、我がままというものだろうか。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/25

    アバド/CSOによるチャイコフスキー交響曲全集の第2作目となったCD。後に録音されたBPOとの演奏と比べると、実にストレートなアプローチしている。第4楽章の出だしの有名な旋律は、個人的にこちらの方が好きである。また金管楽器のパワフルな演奏振りもCSOならではと感じる。第1楽章終結部での絶妙なテンポダウンと哀愁を帯びた表現も印象に残っている。余白の「地方長官」は悲愴交響曲との関連性が深い曲である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/24

    イタリア合奏団の黄金期の1枚である。録音、演奏、そして選曲と全てが上手くバランスされているディスクでもある。オペラ作曲家として名高いロッシーニの若き日の名作を優雅で安定した合奏で楽しむことができる。正に至福のディスク。尚、余白のドニゼッティーの弦楽四重奏は弦楽合奏版で演奏されている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/24

    盲目のピアニスト、辻井氏のコンクール優勝で、あれよあれよと売れ始めたラフマニノフの2番コンチェルトのCD。このチャコ5は、そのCDとほぼ同時期にセッション録音されたCDである。某雑誌で評論家のU氏は「ここまで酷いチャイコフスキーはない」と一言で切捨てていた。
    佐渡氏はチャコ5では一音一音を慎重に扱うかのごとく、ゆっくりとしたテンポで全楽章を運んでいく。コバケンのオクタヴィアの最初の同曲録音のような、第1楽章でのムラビンばりのテンポ揺らしはない。また、第2楽章後半のスピードアップも殆どなく、マズア/LGOの演奏とも一線を置いている。そして冒頭のホルンソロも慎重に扱い過ぎのきらいがある。一方で第3楽章では、殆どの指揮者が軽く演奏するところを引きずるようなテンポで演奏し、この楽章がシンフォニーの楽章である事を表現する事に成功している。第4楽章最後の運命の動機でのテンポも煽らず、重く大げさにならず、あっさりと演奏している点にも好感が持てる。もう少し伸び伸びと全体を演奏すれば、素晴らしい出来栄えになる片鱗を見出す事が出来る演奏である。
    一方のスラブマーチは、伸び伸びと解放された演奏だが、終盤で佐渡らしい作為的な仕掛けがあることが惜しまれる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/24

    最新盤のボッケリーニがリリースされたばかりだが、ダイジェスト盤が出るという事は、このシリーズも打ち止めということだろうか?この5人の中では、クロンマー、プレイエルが再発見を感じ、ヴラニツキーには強い個性を感じた。個人的にはヴァンハルも面白かったので加えて欲しかった。アーベル、クリスチャン・バッハ、ブルネッティー、ダンツィなどが、まだ録音されていないので、もう少しシリーズの継続を希望したい。尚、ダンツィのシンフォニーは間もなく、CPOレーベルからリリースされる見込みのようだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/05/18

    とても丁寧な文章で書かれているのが第一印象。バッハ一族に始まり、目の手術の失敗まで分かり易く描いている。各状況の背景にある諸事情も丁寧に書かれていて、バッハが生きた時代の社会情勢と作品との関係も論じられている。筆者の私的理論の場合は、その事を断った上で私論を描き、独自性も織り込んでいる点には謙虚性が感じられる。楽師、オルガニスト、宮廷楽長、カントールと言うキーワードについても、理解し易い言葉で書かれて、親しみ易い印象をもたらしてくれる。お手軽価格の書籍のワンランク上の書籍としてお薦めしたい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/23

    アルファ・レーベルによるシューマンのピアノ曲集の続編。作品26以外は、あまり録音の機会に恵まれない作品が収録されている。作品118は子供用というだけあって聴いていても楽しい。作品3や10の全曲録音はCDの数が少ないので稀少と言える。アルファらしいクリアでやや硬質気味のピアノだが、違和感は感じるない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/03

    オイレンブルグスコアでなく、数少なくなっている全音スコアである。古い解説かもしれないが、楽曲解説は主題の動機単位で行われている。有名な第二楽章の反復の実行がどこまで行われているか、お手持ちのCDと聴き比べるのも、この曲の理解に役立つと思う。尚、第二楽章以外はティンパニーのパートの記載は必然的に省略されている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/03

    まず、本書はハイドンの交響曲の楽曲解説ではない。ハイドンの交響曲の楽譜エディションに関する著書である。19世紀に出版された楽譜からホーボーケン、ランドンの研究結果と校訂の問題点を取扱う。また、ハイドン研究所での校訂では著者が担当したパリ交響曲の中から、具体的な例として83番の校訂の様子を書記している。書面の終盤ではオラトリオとミサ曲に関する簡単な解説へと趣を変えるが、ハイドンに関する著書自体がモーツアルト等と比べると数が少ないことを考えれば貴重と感じる。簡単な内容の本ではないが、ハイドンファンには興味深い内容である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/30

    このCDには有名なソナタに悲歌と慰め全曲が収録されている。ハワードのピアノは要所要所で重厚な響きを聴かせてくれる。ナクソスからもリストのピアノ曲全集が進行中だが、ここに収められている曲に関しては、やはり本盤の演奏の方が優れているように思える。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/13

    どちらの曲とも定型的な構成のミサ曲ではなく、グローリアとサンクトゥスの間にモテットなどが挿入されると言った具合に、拡大型の構成を持つ曲のようである。アルブレヒツベルガーの曲はトラペットやティンパニーなども加わる壮麗な曲。一方のM.ハイドンの伴奏は管楽器に低音弦と言った具合だが、低音弦の使い方が素晴らしく魅力的だ。20年ほど前の録音だが、大人しかったり、音が硬いと言う事はない。むしろ管楽器が合唱に埋もれることなく存在感を現しており、全体のバランスもとれているので録音水準としては良い方だと思う。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/11

    VPOのニューイヤーのアンコールでお馴染みの「ドナウ」だが、指揮者によって、反復の実行/未実行が異なり、微妙に曲のニュアンスが違ってくる。本スコアを見れば、どの部分が実行されていて、どこが未実行なのかが一目瞭然。意外に知られざる曲全体の構成が把握できる。サイズはA5版を一回り小さくしただが、見難さは感じられない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:262件中196件から210件まで表示