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こもんせんす さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/14

    小細工なしの正々堂々のフレージングでぐんぐんと引き込まれるこの声質というのか技術というのか、なんなんだろう。フレージングのなかで均一の声質を大きな幅でゆっくりと増やしたり減らしたりという所なのかと思う。どれも引き込まれるが、敢て最高のトラックはローエングリン。できたらワルキューレのように一幕だけでもステレオで残して欲しかったな。マーラーも同様の傾向でスケールが大きいな。これでも晩年の衰えた声なんだろうな。録音でカバーしているということもありえる。しかし全盛期は果たしてどんなものだったのだろう。カラスの声の全盛は初期から53年くらいでまだ録音から想像を巡らす事ができるが、戦前の録音では多分想像難しいだろうなあ。

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     2010/01/14

    これは楽しかった。カントロフが大好きでクレストになるとついつい手が伸びる。まず二コレが上品ですね。それに弦が美音でからむこのギャラントな雰囲気。ベトの3重協奏曲と同様藤原さんとの相性も良いのかな。実は4曲通しで聞くと同傾向ゆえやや飽きがくるのだが、それは別の問題。僕は4番をよく聞きます。この曲はこの一枚だけでいいや。

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     2010/01/13

    不思議な演奏です。どうもカラヤンらしくないキズが結構あるように思います。管の音が妙に浮いていたり、普通聞こえないような内音らしき音が目立ったり。微妙なずれもあるように感じる。ひょっとするとピッチのずれもあるかもしれん。僕は音感がいまいちで確かなことはいえないが。しかしそのキズを引きずりながら、それでも重厚華麗なBPOの響きがブラームスの情感を必死で奏でようとするかのようだ。意外と聞き込めるのです。これが離縁後BPOの因縁と晩年カラヤンの情念とが織りなす調べというものかなあ。88年だから相当弱った体で必死だったように思う。なお全集で持ってます。

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     2010/01/10

    悪い演奏では決して無いと思いますが、結局売ってしまいました。セルは好きで集めてますが、結局ソニー盤を聞いてしまうので無駄な持ち物を減らす意味でこういう場合は手放す主義です。ソニー盤の方により生き生きした活力を感じる。音は硬めだがそれがが引き締まった造形をより強調するかのようだ。リマスターの効果もあって、艶や抜けがある程度保たれている。一方こちらは全体にはより条件良い録音だが、この時代にしては抜けがもうひとつで全体にやや甘い。クリーブランドの個性がむしろ曖昧になっているように聞こえる。これが本当の響きに近いのか?原音知りませんが。

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     2010/01/10

    私はカラヤンを生を聞いた事ありませんが、長年録音いろいろ聞いてきて晩年のBPO録音をOBIP化したものが結局彼の芸術を一番正確に伝えてくれていると思っています。その中でもこの録音は万人にお勧めできると思いました。BPOの重量スケール感と緻密さを併せ持つアンサンブルが見事に捉えられ、かつそれがキャイコフスキーの音楽性によく一致している。曲や録音によってはわざとらしく聞こえる極端なppやffもここでは曲想とよく一致している。ロメオとジュリエットにおけるささやきから雄大なる詠嘆、胡桃における珠玉の如き完成度、等。しかもOBIPによってDGのやや抜けの甘い音質が改善され、その真価の全貌が伝えられたと感じる。磨き上げた楽団と最高の録音でしかカラヤンの芸術の真価は伝えきれない。不可能なきが如き彼も、もう10年遅く生まれたかったとかどこかで読みましたが、判るような気がします。晩年のBPOと離縁も痛かったでしょうね。VPOではこんなスケール感や肌触りはとても出なかった。そういう意味でもこの種の録音は貴重に思える。

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     2009/11/21

    ちょっと難しそうで敬遠していたベトのSQだが、このCDが宝物になりました。僕にとってアルバンベルクSQなどの現代SQは強奏部でやや響きが硬く聞こえる場合が多い。しかし、イタリアSQはフォルテも柔らかにわずかに軽く響く。そして軽快な部分では愉悦感、カンタービレはよく歌う。それがまたリラックスした曲想には絶妙。たとえば、作品127の第二楽章など。モツにも通じるこのケレンのない清澄な心の世界にはこの音色が一番。もちろんグロスフーガなんかも充実で聞きごたえあります。ちょっとSQは渋いと感じている方には良いかもしれませんね。それにしてもイタリアの弦の音色って弾き方なの楽器なの?プロの方教えて下さい。

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     2009/11/21

    僕にとっては素晴らしい若きキーシンの記録という位置づけを遥かに超えた決定盤。なんと豊かで繊細な響きなんだろう。思わず先入観でロシアの大地を想像してしまうしっとりとした第二楽章の叙情性も聞き逃せぬが、なんといっても圧巻はコーダ。キーシンの才能にBPOの名手達が父や兄の慈愛と期待をもって答えているように聞こえる。カラヤンも全くこの天才の響きを引き立てることになんのケレンもなく徹していると聞こえる。スノッブになるとちと気恥ずかしいチャイコのPコンだがこれは素直に泣いてしまう。

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     2009/11/21

    この演奏にはどこか微妙な余裕というか間というかがあって、それが独特の典雅な雰囲気を作っている。どなたかプロの方解説して下さい。最近のビリーの演奏の快活で生き生きしたリズムとは対極にあるようだ。マリナやカラヤンのEMI盤もリズムはイケイケだ。これらの演奏も好きだが、この演奏にはリズムをわざとわずかに緩めたような感じ。にもかかわらずそれが独特の上品さに思える、それと往年の名歌手たちどこか現代と違う。指揮者が歌手の個性を尊重して鷹揚に纏めるということか。それだけに貴重なコレクションになりました。

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     2009/11/21

    これは掘り出し物でした。キーシンが好き、モツが好き。しかし彼のモツは少ない。しかしこれは生き生き彼らしい見事なもんです。彼にかかると現代ピアノは決してうるさすぎることなくしかも豊かに歌い響くのです。ちょっと似ているとしたらハイドシェックなんかに通じているかな。好みが分かれるのはスピヴァコフかもしれません。タイトで風変わりな響きがします。古楽とか意識しているのかな?ちょっと違和感を感じるときもありますが、概ね私は良いと思います。もちろん若きキーシンの響きがすべてなのですが。どちらかというと12番が楽しい。

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     2009/11/21

    レビューが多く期待して入手したが結局売却予定に。録音が今ひとつだし、大音響がどうも空虚に拡散して聞こえてしまう。一度ムラビンスキーの凄まじい集中力に触れた耳には物足りなさが残る。推測するに、これはDレンジの広いたとえばSACDで今録音したら凄かったのではないかな。Dレンジを圧縮するとこれら演奏の核心はなくなってしまうのではないか。なお私は別にアンチカラヤンでもカラヤンファンでもありません。彼の録音には好きな物がたくさんありますが、最愛の指揮者にははいりません。ご参考までに。

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     2009/11/21

    この種の地味な全集でこれだけ退屈させぬというのは驚いた。ちょっと奮発して5星です。音色はやや硬く冷たいが、現代ピアノをこの謹厳で抑制効いた響きでモツに適合させているという感じが、この人の得難いスタイルかな。これを聞いて不満のあったギーゼキング盤を売却しました。それと何といってもこの価格。
    集中して聞いてよし、鼻歌まじりで聞いてよし、そして聞き流して心地よし。得難いセットです。

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     2009/11/21

    どうにもピンとこない。退屈してしまう。ハフナーやリンツの雰囲気で心惹かれる部分もあるのだが、モツは大好きでコレクションが増え過ぎで売却する予定。録音のせいかも知れないが、トスカニーニのモノ録には感動するので音楽性が自分と合わないのだと思う。ちなみに私の一番好きなのはセル、スイトナ&SKD、次いでマリナ、ジュリーニ&BPO、アバド&BPO、ヨッフム&ヘボウ、ブリュッヘン。どうも造形から感動を受けるという傾向が強いのかも知れない。同様の傾向のリスナの方はご注意を。もちろんやっぱりワルターと仰る方はあくまで趣味の違い。かくいうわたくしも10年後には手放したことを後悔するかもね。

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     2009/11/21

    セルのモツは大好きで結構集めていたが、この企画はCP抜群で思わず手が出てしまった。旧盤は一部売却したが、手元にまだ置いているのもある。とにかく引き締まった完璧な響きで曲の造形が見事につきる。僕の好きなのは41番、40番、協奏交響曲(涙がこぼれる味わい)、クラリネット協奏曲、アイネクライネ。吉田秀和氏の云う通りポストホルンも全く退屈しない。カサドシュ盤が高名なPコンはこれまで入手出来なかったフライシャ盤がついていてコレクタには嬉しい。旧外盤の3枚組もSBMで良いリマスタとおもったが、これはさらにやや厚みを増した感じのDSD。ただ私の装置や耳では、どちらも良い。好みや装置との相性はあるかもね。

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     2009/11/21

    シュトライヒの魅力が存分に味わえる。オペレッタ等の楽しいナンバーがずらり、とりわけシュトラウスはこの人のこの声につきるなあ。そう他の人を聞いた訳でないが、バトル、カナワ、とか現代の名人たちとは味が違う。気品というのか、あるいは技術の問題なのか?澄み切った声とそのコントロール。どなたが声楽プロの方解説してくれますか?この盤をきっかけにシュトライヒを少し集めています。こうもりなど全曲はどうもというあなた。これだけ持っていればいいのじゃないかな。なんか宣伝係みたいになってごめんなさい。

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     2009/11/21

    SKDの響き、特にスイトナが振ったときが大好きで、マルチバイを使って入手した。フルート&ハープはオケの響きがわずかに厚すぎて、愛聴盤グラフェナウア&マリナを凌ぐほどではなかったが、第二楽章を中心としたしっとりとした味わいは捨てがたい。そして出色はK297bの木管の響き、とりわけ最終楽章は心憎いばかりのスローテンポでSKD木管の魅力を味合わせてくれる。マリナ、ジュリーニ、と聞いてきたがこの楽章はこれに止めをさしたと思う。やっぱりこの組み合わせは貴重だなあ。

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