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HMVインタビュー:Radiots5

Friday, August 28th 2009

interview

Radiots

『FOREVER RULES』は、Radiotsの不滅のバイブルなんだけど、リスナーやファンにとっても、不滅のバイブルになったらいいなっていう願いが込められてます。

---その(STEP UP RECORDSからのリリースを決めた)キッカケは何だったんですか?

YOSHIYA:キッカケは、RYOSUKEを元々、FUCK YOU HEROESで知ってたし、RYOSUKEの人柄も大好きだったから。STEP UP RECORDSがどんな感じか、RYOSUKEの周りに起こっている事も話す機会が増えて、ますますいいなと思ってて。今まで自主レーベルだったんだけど、もっと何段階も広げた世界を表現してみたくて、そのためにはまず外に出てみようと思ったんだ。そしたらHIROMITSUが「STEP UP RECORDSに個人的に相談に行ってきたんですけど」って言われて。元々俺も好きだし、STEP UP RECORDSも頭にはあったから。メンバー全員で話して、やっぱSTEP UP RECORDSがいいな!って決めた。やりとりも早いし。一から作る関係じゃなくて、もう既に作ってきた関係があるから、やる事決まれば即話が決まるしね。面白いよ、俺にないものたくさん持ってるし。

RYOSUKE:嬉しかったですよ。“1997”をやる前から、SOBUTは、デカいイベントやってるし、俺が初めてデカ箱のチッタでやったのがSOBUTのそのイベントだったし。節目にはいた人だったから。そして、自分でレーベルやってるのも知ってたし。自分でも出来るのに、変な話、俺に委ねてきてくれるのが、凄く嬉しい事じゃないですか。だから、俺の出来ることの範囲は分かってるし、YOSHIYAさんも分かってると思うし、それが一つになったらどんだけのことが出来るのかなって思ったら凄く面白そうだったし。バンドとしても、FUCK YOU HEROESのイベントに、Radiots出てもらってるし、好きなバンドだったから。そしたら、HIROMITSUが、急にそんな話してきて、「なんだ、それ。それは、いいのか?」と。僕がいる場所って、パンク畑じゃないレーベルだと思うんですが、なんか、色んなものの真ん中にいるレーベルだから、少し苦手な部分もあったりとかして、なんか、俺がやっていいのかなみたいな。俺じゃ出来ねーことたくさんあるなとか、むしろ今まで培ってきたものを、俺が出したせいで少し崩れちゃうんじゃないかなとか考えて。うちに所属してるバンドとかうちを好きだっていう人って、20歳〜24歳位の人だと思うの。若すぎないけど、歳もいってない。そういう子達が、Radiotsをみた時にどういう風に思うのかとか。俺が唯一出来ることといったら、こんなレーベルだから、人脈しかないから。イベントに出てもらうだとか、自分が持ってる知り合いとかに広めていくっていう、人間的関係でしかうちのレーベルは太刀打ちできないから、それでいいのかなとか。あと、金、ないぞとか(笑)。そしたら、「そんな事チェリコで知ってます」みたいな(笑)。そうだよな、お前は知ってるよなって、そんな会話をして。だから、出来ること限られてるけど、今のRadiotsをステップアップさせるには俺は必要とされても、それに応じることは出来ると思ったから。通過点として、俺がいてもいいかなと思ったし、バンドも同じようなこと言ってくれたから、じゃあ、それは喜んで出してくださいとかじゃなくて、一緒にやろうよみたいな感じで。

YOSHIYA:今、RYOSUKEが言ってくれた感じが強くて、正直、手を組んでやっている感が凄くある。俺がやるべき事があって、RYOSUKEがやるべき事があって、それぞれの得意があって、それぞれの苦手があれば、カバーし合える。尚且つ、やりとりの速さが合う。これがまったく違う人だったり大きな事務所だと、そこに行くまでに誰かを仲介に入れてとかもあるじゃん。そのまどろっこしさは、今は必要ないんじゃないかな。今、Radiotsに大事なのは速さじゃないかなって。そしてRYOSUKEの向こう側にいる人達、バンド仲間、仕事関係の人達は、RYOSUKEっていう人格に触れて好きでいるわけじゃん。で、俺も好きなヤツだから、絶対に繋がれるんだ。まだ出会えてない人や、俺等に興味ある人もいっぱいいたから、そこはRYOSUKEに最初のキッカケになってもらって、後は俺等が繋がってくじゃん。それも今回STEP UP RECORDSからのリリースによって、得られる俺等の先に来る財産になるんだよ。そういうのは金に代えられないところじゃん。決して器用じゃないからね、お互い(笑)。器用そうに見えているだけで(笑)。お互いトコトン不器用だね〜だからそういうとこも面白いよ。 HIROMITSUも楽器にはトコトン器用なんだけど、他が不器用なところがかわいいんだよ(笑)。

Radiots

---なんか、そういうのいいですね。

YOSHIYA:タッグを組んでやってる感ってのはあるよね。俺等とやるんだったら、RYOSUKEにも、こんな事も出来るんだって思ってもらいたいし。そうするし。そういうのが面白いでしょ。

RYOSUKE:出来ると思うからね。あれ、やりたいなと思ったら、出来る逆算をぜったいにし始めるから。そのために、まず、何したらいいかなって。それが、死ぬまでに出来てればいいわけじゃない。だから、絶対出来ないってことはないかな。バンドとかレーベルには期限はないんだし。あれやりたいなって話をしたら、じゃあ、やろうぜって。それがRadiotsの考え方じゃん。じゃ、やるためには、何をしなければいけないかって。

YOSHIYA:うん。じゃあ、準備しようかって。

RYOSUKE:そうそう。だから楽だし、言い方悪いけど、責任を感じてしまうっていうか、わぁ・・・やるって言っちゃったみたいな。やるんだ、じゃあ、俺もやんなきゃみたいな(笑)。

YOSHIYA:言ったからにはってやつだよね。

RYOSUKE:テンション下げたくないからね。レーベルごときのせいで。バンドがこれやりたいって言うのに「や、それなしでしょ」とか。そういう風にはなるべくしたくない。

---最後に、HMV ONLINEをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

HIROMITSU:21曲って普通のサイズから考えたら長いと思うかもしれないけど、時間的にも内容もギュッと凝縮したつもりだし、そこを意識して作ったから、長い印象は受けないと思います。スッと終わってしまう、1曲1曲の展開がアルバムの中にあって、それをスピーディに感じさせつつ、21曲も入ってんじゃんっていうのが理想だったんで。そこが今回の自分の中では、このアルバムでみせたかったところです。色んなジグソーパズルのピースがあって、たまたま21曲っていう多い数で。ファーストアルバムと違った、色んな引き出しがあると思うんで、音楽的な部分でもそうだし、そこを聴いてくれ!みたいな感じですね。

YOSHIYA:『FOREVER RULES』は、Radiotsの不滅のバイブルなんだけど、リスナーやファンにとっても、不滅のバイブルになったらいいなっていう願いが込められてます。そして、俺等は日本人なんで、マイナスのイメージの日本じゃなくて、日本は今からもっと上がりたいし、上がらなきゃダメだぞ!っていう。いつも思うのが、世界の中の日本!って事なんだ。そういうのも作品に詰めたしね。『FOREVER RULES』は、ワールドワイドなアルバムです。ガンガン聴いて、ガンガン踊り狂いにライブに来てください。待ってます。

Radiots

---ありがとうございました!!!!!

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