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ヒルデガルト・ベーレンスさん東京で死去

2009年8月19日 (水)

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに講師として参加し、さらにシューベルト歌曲などのリサイタルも開くために来日中だったドイツのソプラノ歌手、ヒルデガルト・ベーレンスさんが亡くなられました。72歳でした。
、ベーレンスさんは8月17日から体調不良を訴え、東京の港区内にある病院に入院していましたが、18日、動脈瘤破裂などにより息を引き取られました。心よりご冥福をお祈りいたします。

【ヒルデガルト・ベーレンス・プロフィール】
1937年2月9日、ドイツのオルデンブルクの医師の家庭に誕生。幼少時から音楽を勉強しますが大学はまずフライブルク大学に進み、そこで法学を学び、税理士の国家試験に合格した後、フライブルク音楽大学に進んでイネス・ロイヴェンに声楽を師事し、1971年に卒業。
 卒業後、デュッセルドルフのライン歌劇場と契約し、ドイツ・オペラ中心に様々な演目に出演し、海外への進出も徐々に増えてきます。やがて『ヴォツェック』のリハーサルを聴いたカラヤンに見出され、1977年、ザルツブルク音楽祭の『サロメ』でセンセーショナルな成功をおさめ国際的な注目を集めることとなります。
 ベーレンスは晩年のベームからも気に入られ、『フィデリオ』『ナクソス島のアリアドネ』などに出演、バーンスタインの指揮する『トリスタンとイゾルデ』にも参加して一気に知名度が高まり、1983年にはバイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』でブリュンヒルデ役を絶賛され、メトロポリタン歌劇場やバイエルンの『指環』にも参加しています。
 『エレクトラ』も当たり役でパリで小沢征爾と共演したほか、ボストン、ニューヨーク、ウィーン、ミュンヘン、ザルツブルクでも同役を演じ、最高のドラマティック・ソプラノとしての名声を確立。
 ベーレンスは60代になっても活躍しており、より演劇的・性格的な役柄に挑戦し、1999年、ザルツブルク音楽祭でイタリアの現代作曲家ルチアーノ・ベリオが彼女のために書き下ろした『場所の年代記』では、主人公を演じたほか、ミュンヘンの小劇場ゲルトナープラッツでは、初のオペレッタ『メリー・ウィドウ』に主演したりと、意欲的に活動していました。

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