池田正典&高宮永徹 対談インタビュー
2008年9月3日 (水)

text : HOSAKA & HORITA(HMV)
※インタビューを最後まで読んでくれた方にスペシャルプレゼントあり!
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アナログの音の気持ちよさはね。
高宮 もう10年以上経つと思います。 池田 そうだよね。 高宮 ノリ君がロンドンから帰ってきてからの付き合いだからね。 池田 そうそう。もうほんと自分にとって頼りになるアニキです。 高宮 いやいや。うちもね、レーベルを立ち上げたばかりのころだったから、色々助けてもらいましたよ。 池田 そう考えると、早いよね。フラワーは立ち上げてから? 高宮 13年かな? 池田 だからあんなに曲が沢山あったんだね(笑)。 全員 (笑)。 高宮 意外と仕事しているでしょ?(笑) 池田 いやいや、本当に改めてすごい数だよなぁって実感しましたからね。しかも内容が濃いんですよね。ほんと、傍から見ても素晴しいレーベルだなって。あの、フラワーのパブリック・イメージというかレーベル・カラーって、ボーカルもので綺麗なというイメージを持つ人が多いと思いますが、僕の中では実はドープでディープなイメージも強いんですよね。なので、ある種、フラワーの違うもう一個の側面を見せることが出来たかな?と思っています。 高宮 そうだね。そういうところをいつか誰かがクローズアップしてくれるんじゃないかなって思っていたら、ノリ君がやってくれた(笑)。 --- 例えば、このアルバムに実際収録されている楽曲の中で、池田さん的に特に“ドープだなぁ”と感じたものは何ですか? 池田 eicoの“めがねのうた”ですね。世界中探してもあんなに面白いトラック歌とのマッチングはあまりないんじゃないかな? 高宮 歌詞とメロディーは普通にJポップなんだけど、歌詞を抜くと…。 池田 すごくドープ(笑)。 高宮 ダビーなね(笑)。 --- 高宮さんがこの作品を聴いた時に、一番衝撃を受けたリエディットものがあったら教えてもらえますか? 高宮 全部ですね。すべからく全てに衝撃を受けました。自分だったら絶対こんな発想にならないって思いましたし、捉えるファクターが独特で面白かったです。ただ、強いて一番挙げるなら「Waterman」かな。まぁ自分の曲ですしね。 池田 「Waterman」は往年のニューエイジみたいになっちゃいましたよね。普通ダンス・ミュージックって、リズムとかを抜くと機能しなくなるものが多いんですけど、フラワーの作品ってすごく不思議で、音を抜けば抜くほど曲の個性が現れるというか。すごく芯の部分が緻密に作られているなーって。 高宮 うちのアーティストは、音楽を作ることをほんとに熱心に楽しんでくれる人が多いんですよ。それをノリ君が再確認してくれたというのはとても嬉しいですね。 --- なるほど。あの長年の付き合いとおっしゃっていましたが、プライベートでお会いするときはどのような話をなさっているのですか? 池田 もうオタクな話ですよ 高宮 レコード針の話とか。 池田 真空管の話とか(笑)。 高宮 そうそう。機材の話とかね。 池田 たぶん他の人が聞いても全然面白みの無い会話をしていると思います(笑)。俺たちしか盛り上がらないというか。 高宮 だってさ、女の子の話とか全然しないよね? 池田 しないしない。それよりも、“今月はこんな機材を買って、こんなんでしたよ”とかね(笑)。“じゃあ俺も買おう”みたいな話ばっかり。まぁ、あまりこういう機材とかの情報交換が出来る人が他にいないというか。高宮さんはエンジニアリングからすべてフィニッシュまでたった一人でやれる人なので、話を聞いているととても勉強になるんです。僕はトラックダウンとかは一人では出来ませんから、そういう意味で、一緒に仕事をしていてとても安心感がありますね。 高宮 ノリ君も他の人に比べればぎりぎりのところまでやってから持ってきてくれるので、作業的にはこちらとしても楽ですよ。でね、実は今、第3弾は誰にしようか?というのが全然浮かばないんですよ。次はどうしよう?って。それほど素晴らしい作品を作ってくれましたから。 --- この『SILENT DREAM 2』を聴いて、逆に、“僕にやらせてください!”って言ってくるアーティストさんがいれば面白いですよね? 高宮 そうですね。嬉しいですね。 --- でも結構勇気が必要ですよね? 高宮 そうですね(笑)。こんだけ大変な作業でもやってみたいアーティストの方がいらっしゃいましたら、是非フラワーレコーズまで連絡を下さい(笑)。 全員 (笑)。 --- さきほど2人で会うと機材の話ばかりしているとおっしゃっていましが、音楽の話はしないのでしょうか? 高宮 いや、もちろん、“あのレコード良かったよ”とか、“最近何買った?”などの話はしますよ。 池田 あと、最近はDJの話ですね。今DJをやるのにフォーマットの選択肢がすごく増えて来ているじゃないですか?だからDJ的には何を使ってプレイするのが最適か?という話をよくします。 --- ちょっと作品の話から離れてしまいますが、DJとしては、今おっしゃっていたように様々なフォーマットやツールがあって、アナログやらCDやらデータやら何でもやれてしまう状況ですもんね。 池田 そうですね。鳴りが一個一個全部違いますからね。どのフォーマットも大幅に音が違いますから、リファレンスをどこに合わせればよいか?というのが難しい。僕の場合は、データのときは一度マスタリングのようなことをして一回音を整えてからCD-Rに焼いています。 高宮 先日、ちょうど、ノリ君と一緒に「SAVE THE VINIYL」というVINIYLオンリーで一晩行うイベントに出たのですが、実際は、過去に野外のイベントでの出演が続いてVINIYLを雨でぬらしたり熱で曲がったり駄目にしてしまった経験があってから、ちょっとずつCDにコピーをし始めていたんですよ、数年前から。で、最近は、VINIYLは本当に欲しくて買ったものをかけるという感じで。 池田 最近はデータで買って、それがもしアナログで出たらアナログで買い直すということをやっていますね。まあ最近はアナログで出ないこともあるので…。でもやっぱりDJ的にはどんなものをかけようが音質や音圧を揃えたいという欲望があるので、なんとかして調節をしていますが、かなり難しいですね。
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