Sophie Milman インタビューA
Wednesday, June 25th 2008
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Sophie Milman インタビュー
Sophie 大学は商学部だったから、ジャズとは関係ないところにいたの。でもクラブなんかでは歌っていて、あくまで趣味の範囲で。そこで、ある日偶然にもレコード・レーベルの人が観に来てて、「契約しないか?」って言ってくれたのよ。そんなこと思いもしていなかったから、びっくりよ!その頃は、あまりパフォーマンスをしていなくて。たしか、それ以前に3回ぐらいしかやっていなかったはずよ(笑)。 オスカー・ピーターソンのライヴは、たしか3、4回観ていて。最初は、カナダに移ってきたばかりで17歳の時だったと思うわ。両親がチケットを買ってくれて、最前列で観たの。私と父は、ライヴが終わった頃には、二人とも感動のあまり大泣きよ(笑)。今でも鮮明に覚えてるぐらい、本当に素晴らしい体験だったわ。素晴らしいアーティストよ。 --- オスカー・ピーターソンは、ピアノだけではなく歌も素晴らしいですよね。 Sophie 本当よね!実は、わりと最近まで、オスカーが歌うっていうのを知らなかったの。父のレコードにも、後に自分で買ったレコードにも、オスカーの歌っている楽曲は入っていなくて。2、3年ぐらい前に、たまたま買ったレコードに入っていて、ナット・キング・コールのような素晴らしい歌声を持っているんだって分かったの。
--- デビュー・アルバム『Sophie Milman』(04年)のプロデューサー(ピアノ参加)を務めたビル・キングがあなたをスカウトしたのですよね? Sophie ビルはピアノ奏者で、私の最初のギグの時に参加してくれたの。彼は、人前でパフォーマンスをして、業界から呼びかけが来るきっかけを作るような場を与えてくれたの。 --- このデビュー・アルバムは、制作にとりかかってから完成までに、約1年を費やしたそうですが。 Sophie その時はまだフル・タイムの大学生で、空いてる時間で何とかっていう感じだったの。夏休みの2、3日をレコーディングにあてて、その後クリスマス・ヴァケーションでまた録音して、で、また次の夏で録音して完成させたっていう感じだったから、実際にレコーディングに使った時間は、2週間なのよ。 --- 逆に、短くてハードなレコーディング期間だったんですね。 Sophie そうなの。もうちょっと時間をかけれればよかったのだけれど。本当にごく限られた時間しかなかったから、レコーディングの場にいったら、ちゃんと歌えていなきゃならない状況だったわ。それまで、テープに録られた自分の声を聴いたことがなかったから、実際にレコードで自分の声を聴いたときは、本当にビックリしたわ(笑)! --- このアルバムは、2006年のアメリカ・デビューと同時に、ダウンロード・サイトにおいても大ヒットしましたよね。 Sophie 私は、JVCビクターと契約をしたから日本に行くことになったの。まだレコードが出る前なのに、「北米からの最も有名な輸入品」だって(笑)。日本でジャズがとても人気があるのは知っていたけど、マーケティングも何もしていないのに、私がなんでこんなに売れたのかな?って。その後、ダウンロードが始まってから少しずつ騒がれるようになってきて、そして、レコードが発売されたの。ちゃんと私を受け入れてくれるホームみたいな場を、日本という地で見つけることができて、本当に嬉しかったわ。 アルバムがリリースされた各国でダウンロード配信がされて、日本、アメリカ、ヨーロッパでは、しばらくの間、ダウンロード・セールスのトップを記録していたの。でも、個人的には、CDやレコードを買って、直にライナーノーツやブックレットを見るのが好きなのよね。CDというもので経験することがとても好きなの。だから、ダウンロードは個人的には・・・微妙なところね(笑)。 アクセスのし易さもあって、とても便利なものだとは思うわ。ジャズという音楽にとっても、手軽にダウンロードできるということはとてもいいことよね。だって、ジャズって、レコード屋なんかでは大抵、奥の方の狭いところにぎゅうぎゅう詰めにされていることが多いでしょ?だから、ミュージック・ビジネスがこういった方向に流れていっていること自体は、ジャズにとってプラスなことって言えるかもしれないわね。
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ソフィー・ミルマン
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1983年、ロシアのウラルに生まれ、イスラエル、カナダと巡ったソフィー・ミルマンは、7歳でクラシック・ピアノを始め、 10代でジャズに開眼。クラブで歌っていたところを、カナダを代表する音楽プロデューサーであるビル・キングにスカウトされた。2004年のデビュー・アルバム『Sophie Milman』がアメリカ、ヨーロッパ、そして日本で、新人としては異例の大ヒットを記録。続く『Make Someone Happy』では、スティーヴィー・ワンダーの「Rocket Love」を取り上げるなど、更にレパートリーの幅を広げ、エンターテイナーとしての成長ぶりを強く印象づけた。ロシア語、ヘブライ語、英語を完璧に操るマルチストぶりと、フレッシュで颯爽とした歌声、そして完成度の高いパフォーマンスで、多くのヴォーカル・ファンを魅了する。
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