From First To Last 直撃インタビュー!2

2008年5月20日 (火)

無題ドキュメント
From First To Last



interview withFrom First To Last


続き…



■新作の制作期間は8〜9ヶ月間。



--- 新作は豪華な布陣でアルバムが制作されていますが、スタジオでの苦労話などあったら教えて下さい。

Travis   スタジオ作業は本当にリラックスしたものだったんだ。 
唯一、壁にぶち当たったことといえば、これらの曲をどうやってこのバンド形態で演奏するかといことだった。 だから曲を書いた後にはツアーに出て、新曲を実際にオーディエンス前で演奏して、どんな風に演奏すれば観客の心をグっとひきつけえられることが出来るかという事を理解した上でレコ−ディング作業に取り掛かったんだ。
そうする事で今、新しい僕達はこういうバンドなんだなって、自分達で理解することができたんだ。


--- ちなみに制作期間はどれくらいかかったの?

Travis   すべての制作過程は8〜9ヶ月かかったかな。
その間に幾度かのメンバーチェンジもあったから。。。それによって今まで書いた曲を今のバンドの形態にあうように直す必要もあったからね。 


Matt.M   でも本当に恵まれてたと感じるのは、Rage Against The Machine や Stone Temple Pilots等の自分達が大好きなバンドと一緒に仕事をしていた人たちと(※2) と共に仕事が出来た事だよ。 

Derek  昔のバンドはこれぐらいかけてアルバムを作ったもんなんだ。今のバンドって1ヶ月という短い期間でアルバムを制作しなくちゃいけないから。僕たちはスタジオに入る前の期間が長かったという事もあるけど、昔ながらの作り方で、細かいディテールまでこだわって作業が出来たんだよ。
念願のJoshと一緒にスタジオに入った時には、すでに自分達の楽曲を練りに練り上げていたから、1ヵ月半でスタジオ作業は終わらせられたんだ。 


--- 4人共通して好きなバンドはいるんですか?

Derek   Radiohead … 

Matt.M   Muse… 

Derek Nirvana… 、Rage Against The Machine 、System Of A Down…

Matt Manning(以下、Matt.G) Nine Inch Nails…、Weezer…

Matt.M  う〜ん…好きなバンドに共通していえるのは活動期間が長いバンドということかな。流行りで消えてしまうようなバンドではなく、ちゃんとした考えを持って音楽に打ち込んでいるバンドは素晴らしいなって思う。だから、自分たちも同じように、いつも目標をもって活動する事を心掛けているんだ。 





■日本のアンダーグラウンド・ミュージックが好き。

--- 日本のバンドで好きなバンドはいる?

Derek   Envy、Romantic Gorilla、Confuse、Gizm…日本のアンダーグラウンドのバンドが好きなんだ。 

--- へえー!それらを聴いて影響を受ける事はあるの?

Derek   Envyは違うけど、その他のバンドは本当にエキセントリックな音楽をやっていて、ビジュアルもぶっとんでたんだ。笑
若い頃はそういう部分に惹かれるものがあったから、日本って相当ぶっとんだ国なんだって思ってた。笑
…長いモヒカン頭のバンドたちををみて、これが日本なんだ…っていつも思っていたよ。笑 


--- (笑)ビジュアルが面白いと惹かれるものがあるってことかな?

Derek   その辺のバンドに夢中になっていた当時は、僕の家にはインターネットがなくてインディーっぽい雑誌や情報誌を郵便で取り寄せてチェックしていたんだ。そのうち、Tシャツが目に付くようなバンドをとりあえずチェックしていくようになって、そのバンドと関係しているバンドもって、どんどん手を広げていったら日本のバンドばかりになっていたんだ。笑
それと、Envyは僕がFFTLに加入する5、6年くらい前に知ったんだけど、ものすごく音に情熱がこもっている所が素晴らしいと思う。  


Travis   ギター、ドラム、ボーカル、そのひとつひとつに熱がこもっているし、ものすごく壮大な音楽を作っているよね。 

Derek   彼らほど素晴らしいギターのハーモニーを奏でるバンドは、他にIron Maidenぐらいしか僕は知らない!笑 





■ゲームは新たなマーケティング・ツールだ。

--- (笑)では、次にゲームの質問へ行きたいと思います。
EA(※3)からリリースされるボクシング・ゲーム『FaceBreaker』(※4)に、最新アルバムからの楽曲が3曲収録されることになった経緯を教えてくれますか?


Travis   

今回、完成した新作をマネージャーがEAに送ったところ、すごく気に入ってくれたから僕等はEAに所属することになったんだ。それで、EAが今度発出す『FaceBreaker』に楽曲が収録されることになって、しかもメンバー全員がキャラクターとしても登場することにもなっているんだよ!

Derek   とにかく、クールだね。


ゲームのサントラとして楽曲が収録されるのは、とてもビッグだし、名誉なことだよ。これから音楽業界が発展していくのに、ゲームは新たなマーケティング・ツールになっていくと思うからね。 



続く…

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 CD  From First To Last


(Tracklist)
01.Two As One
02.The Other Side
03.Worlds Away
04.We All Turn Back To Dust
05.Medicinal Reality
06.A Perfect Mess
07.Tick Tick Tomorrow
08.Deliverance!
09.I Once Was Lost But Now Am Profound
10.Be-headed
11.Memoriam In Advance

日本盤ボーナス・トラック収録予定


  Members

トップ写真(L→R)
Matt Good (Vo、G)
Matt Manning (ドラゴンタップ、B)
Derek Bloom (唸り声、Ds)
Travis Richter (しわがれ声、G)


(※2)
新作は、プロデューサーにJosh Abraham( Velvet Revolver、Limp Bizkit、Linkin Park他)、ミキサーにはBrendan O'Brien(Rage Against The Machine、Red Hot Chili Peppers、Stone Temple Pilots他)という豪華な音楽プロデューサーを迎えて制作された。

(※3)EA
EA(エレクトロニック社) アメリカの大手ビデオゲーム・コンピューターゲーム販売会社。
FFTLは本国ではEA所属のアーティスト。(日本ではユニーバサル)
EAはビデオ/コンピューターゲーム販売だけなく、本国では音楽産業、出版会社も持っている。

(※4)『FaceBreaker』
フェイス・ブレイカー。EAが2008年に発売予定している、プレイステーション3、Xbox 360用のアクション/ボクシング・ゲーム。

(※画像は開発中のものです)

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