ビオンディ/ルーマン:無伴奏ヴァイオリンのためのアッサッジョ集

2024年03月29日 (金) 17:01 - HMV&BOOKS online - クラシック


「スウェーデン音楽の父」ルーマンの無伴奏作品集
ビオンディがいつくしむように豊かな響きで奏でるバロックの巨匠の音楽


2024年2月に単独で来日してバッハの無伴奏を各地で演奏、その豊かな歌と音色で日本の聴衆に深い感動をあたえたビオンディ。バッハの無伴奏全曲のCD(2020年6月録音)に続き、無伴奏ヴァイオリン作品を録音しました。今回は、バロック期のスウェーデンの作曲家にして名ヴァイオリン奏者、ルーマンの作品集です。
 ビオンデイは折に触れ、演奏会のアンコールなどでルーマンの作品を演奏し、そのたびに聴衆から非常によい反応があることもあり、今回録音のはこびとなったそう。「Assaggio」はイタリア語で「味(趣味など)」の意味ですが、これらのルーマンの作品は「ファンタジー」ともいえる、特定の作品カテゴリーに分類したがいもの。瞑想的なハ短調 BeRI 310、舞曲のような様相かつ超絶技巧もみられるハ長調 BeRI 303など、ルーマンのイマジネーションの豊かな結晶のようなそれぞれの楽曲をビオンディはいつくしむように弾いており、聴き手の心と耳に実にやさしくしみわたるようです。
 ルーマンは王宮ヴァイオリン奏者の息子として生まれ、ヴァイオリンとオーボエに親しみ、7歳で宮廷でヴァイオリンを演奏して絶賛されました。最初は無償で楽団で演奏、1711年から報酬が与えられるようになります。留学を許され、1715年頃ロンドンで過ごし、ヘンデル(通奏低音) やジェミニアーニ(ヴァイオリン) からも指導を受けました。現地でヘンデルのオペラの楽団員として仕事もし、おそらくは『水上の音楽』の演奏にも参加したとのことで、その実力は相当なものであったことがうかがわれます。自国でも、フレドリク1世の国葬のための音楽や、新しい王と女王の戴冠式の音楽を書くなど重要な地位の音楽家で、「スウェーデン音楽の父」とも称されます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ルーマン:無伴奏ヴァイオリンのためのアッサッジョ


・ハ短調 BeRI 310
・ト短調 BeRI 320
・ロ短調 BeRI 324
・ニ短調 BeRI 311
・ハ長調 BeRI 303
・イ長調 BeRI 301
・ト短調 BeRI 314

 ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン)

 録音時期:2023年3月20-22日
 録音場所:アカデミア・モンティス・レガリス財団ギスリエリホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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