ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管/バッハ:カンタータ集第39集

2022年04月26日 (火) 09:45 - HMV&BOOKS online - クラシック


J.S.バッハ:カンタータ 第39集

ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第39集には2つのカンタータが収録されています。
 第215番『恵まれしザクセンよ、汝の幸いをたたえよ(Preise dein glucke, gesegnetes sachsen)』は、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世(ポーランド王アウグスト3世)が1734年10月に支配下にあったライプツィヒを訪問した際に、王を称え歓迎するために書かれたカンタータ。王を寓意的に扱うことなく、その人柄と資質を称える内容です。バッハは3日間でこの作品を仕上げたとされており、第1曲のオープニング・コーラスにカンタータ『国父なる主よ、万歳』(音楽は消失。BWV Anh.11)の歌詞を用いるなど、一部の素材は他の作品から転用しています。またバッハは後に、この作品の一部の旋律を『ミサ曲ロ短調』に、第7曲のソプラノ・アリアは『クリスマス・オラトリオ』に転用しています。
 第120番『神よ、人は汝をひそかにたたう(Gott, man lobet dich in der Stille)』は、1742年もしくはその少しあとにライプツィヒでの市参事会交代式のために書かれたカンタータ。毎年「聖バルトロメウスの日」である8月24日のあとの月曜日に行われるこの儀式はライプツィヒの聖ニコライ教会で礼拝が行われ、ここに音楽を提供するのはトーマス・カントルの務めでした。バッハはこの職にあった27年間、毎年祝賀カンタータを寄せています。そのため、常に新作を用意したわけではなく、このカンタータも冒頭のアリアを含む3曲は、以前の同名作品(BWV.120b)からの転用であるとともに、他の作品にも転用するなど、バッハ自身のお気に入りの作品だったと推測されています。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. カンタータ第215番『恵まれしザクセンよ、汝の幸いをたたえよ』 BWV.215
2. カンタータ第120番『神よ、人は汝をひそかにたたう』 BWV.120


 ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
 ヤン・ベルナー(アルト:2)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール:1)
 ゼーレン・リヒター(テノール:2)
 ペーター・コーイ(バス:1)
 ダニエル・ペレス(バス:2)
 バッハ財団合唱団
 バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器使用)
 ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音時期:2021年6月25日(1)、10月29日(2)
 録音場所:スイス、Evangelischen Kirche Trogen AR
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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