CD 輸入盤

カンタータ集 第38集〜第3番、第184番、第192番 ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C025CD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


J.S.バッハ:カンタータ 第38集

ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第38集には第3番、第184番、第192番の3曲が収録されています。
 第3番『ああ神よ、心の痛手いかに多く』は1725年1月14日の顕現後第2日曜日に初演されたカンタータ。2つのオーボエ・ダモーレの旋律が美しい冒頭の合唱、コラールとレチタティーヴォが交互に歌われる第2曲に続き、簡素な伴奏によるバスのアリア、テノールのレチタティーヴォを経て、このカンタータの聴きどころであるソプラノとアリアの二重唱が歌われ、最後はシンプルなコラールで曲を閉じます。
 第184番『待ち望みたる喜びの光ぞ』はケーテン時代に書かれた祝賀のための世俗カンタータ(楽譜は喪失)BWV.184aを改作したもの。当時のライプツィヒでは降誕祭・復活祭・聖霊降臨祭が3日連続して行われるため、バッハは新しいカンタータを作曲することをあきらめ、以前の作品を使いまわし、この激務を乗り切ったといわれています。楽器編成は驚くほどに簡素であり、最小限の弦楽器と通奏低音、フラウト・トラヴェルソ2本のみが用いられているのも特徴です。
 第192番『いざ、もろびとよ神に感謝せよ』は1730年から31年ころに書かれたと推定される三位一体の日曜日用のカンタータ。マルティン・リンカルト[1586-1649]作の同名の賛美歌から3つの詩節を歌詞に用いたカンタータですが、使用目的はわかっていません。コラール幻想曲の形式で書かれた第1曲、優美なリトルネッロに導かれ簡素な二重唱が加わる第2曲、やはり簡素なコラールによる第3曲と短いながらも印象的な作品です。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. カンタータ第3番『ああ神よ、心の痛手いかに多く』 BWV.3
2. カンタータ第184番『待ち望みたる喜びの光ぞ』 BWV.184
3. カンタータ第192番『いざ、もろびとよ神に感謝せよ』 BWV.192


 ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ:1)
 ヤン・ベルナー(アルト:1)
 クリスティアン・ラートゲーバー(テノール:1)
 ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス:1)
 ウルリケ・ホーフバウアー(ソプラノ:2)
 マルゴット・オイツィンガー(アルト:2)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール:2)
 ファブリス・エヨーズ(バス:2)
 ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ:3)
 マヌエル・ヴァルザー(バス:3)
 バッハ財団合唱団
 バッハ財団管弦楽団(ピリオド楽器使用)
 ルドルフ・ルッツ(指揮、チェンバロ:2)

 録音時期:2021年2月12日(1)、2010年5月21日(2)、2021年4月23日(3)
 録音場所:スイス、Evangelischen Kirche Trogen AR
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

ユーザーレビュー

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Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallen...

投稿日:2022/10/23 (日)

Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第38集。今回の3曲も、公現節、聖霊降臨節、使途不明(宗教改革記念日?)のカンタータと選曲に統一性はありません。録音は1,3曲がコロナ禍真っ只中の昨年、2曲目が2010年でコロナ禍であるにも関わらず精力的な活動ペースは決して衰えていないのは頼もしい限りです。おそらくカンタータ全集を目指す活動としてはようやく折り返し地点を越えたところ?このところのR.Lutzの演奏は、選集開始初期の非常に鋭角的で鮮烈な演奏姿勢はやや陰を潜める傾向にあり、そのかわりに良くも悪くも中庸で穏健な音楽が大勢を占めているように感じられますが、ここに収録されている決して高名とは言えない3曲においては、丁寧で暖かみのある再現がプラスに働いているように思います。最近時にやや鼻につくように感じられる、コラール演奏に挿入されるR.Lutzのソロも(マタイ受難曲におけるそれは、はっきり言って邪魔だった!)今回は控えめであり、強い個性には乏しいものの、この3曲を聞くなら優先的に考えられてよい選択肢ではないでしょうか。あと、演奏とは関係薄い点でしょうが、自主製作の輸入盤としてRudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenの値段は上がる一方で、コスパ的に非常に不利なのは気の毒としかいいようがありませんね。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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