
ついにシューリヒトの「ブル7」、決定的な名演盤が登場!国内初出!
ブルックナー:交響曲第7番、モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
シューリヒト&ベルリン・フィル(2CD)
英テスタメント・レーベルのCDは、解説書に力が入っていることでも定評があり、ヒストリカル・クラシック音楽の持つ歴史の面白さを際立たせることにもなっているので、日本語訳が付された国内盤の価値には大きなものがあります。
シリーズ概要
★歴史的録音の復刻で有名なイギリスの名門レーベル、テスタメント。1990年にスチュアート・ブラウン氏により設立され、正規音源にもとづく、高品質の音質でファンから絶大な支持を集めてきました。ここ数年日本への窓口が途絶えていましたが、このほど国内販売権をキングインターナショナルが獲得。400に近いタイトルのなかから、歴史的名盤はもとより最近話題の新盤までえりすぐって、全20タイトル、国内仕様にして発売します。
★日本語解説=オリジナル・ライナーノーツの和訳+ 曲目解説+ 歌詞対訳(声楽曲のみ)
このアルバムについて
★カール・シューリヒト[1880-1967]とベルリン・フィル、64年のザルツブルク音楽祭ライヴ。当時ベルリン・フィルの首席指揮者であったカラヤンは、この公演の1カ月前にブルックナー7番をベルリン・フィルと演奏し、きたるシューリヒトとの演奏会のためにオーケストラを万全の状態に整えていました。クリーヴランドのセル同様、カラヤンも一流のゲストを招く前に、自身のオーケストラを最高の状態に保つことに余念がなかったのです。そうして迎えた本番では、特に弦楽パートにみられるレガートの見事さ、そして的確なテンポ、さらに壮麗な金管セクションと、何をとっても、ブルックナーがめざした演奏はこのような姿だったのではと思わせる完璧さです。
『もし、永遠が口をきいたとしたら、このように聴こえるに違いない』ブルックナーのこの曲に関する熱烈な賛辞をこのように記したものがあるが、シューリヒトの演奏はまさにそれを具現化している。」(リチャード・オズボーン、ライナーノーツより)
★ブルックナーはシューリヒトの定番レパートリー。8,9番はウィーン・フィルとのEMI録音が有名ですが、7番はハーグ・フィルとの64年セッション録音(コンサートホール)しか有名なものがありませんでした。こうしたなか、アルトゥスが63年フランス国立とのライヴを、エピタグラフが61年スイス・ロマンド管とのライヴを発売、話題になったのは記憶に新しいところです。そして、このたび国内発売される64年ベルリン・フィルとのライヴ。まさに決定盤と称しても過言ではないでしょう。
★前半のプログラム『プラハ』もシューリヒトの十八番(おはこ)。前年のパリ・オペラ座管との録音(コンサートホール)が有名ですが、ここでも84歳とは思えない颯爽とした指揮に、晩年の特徴である透徹した抒情性・高貴な魂がみてとれ、感動を呼び起こしてくれます。
【収録情報】
Disc1
● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
Disc2
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・シューリヒト(指揮)
録音時期:1964年8月5日
録音場所:ザルツブルク、祝祭大劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
輸入盤・日本語帯・解説付
【1960年代年表】
1960年
●1〜2月、ハンブルク/北ドイツ放送交響楽団
●7月、ウィーン・フィル名誉会員に選出。
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●9月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●12月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
1961年
●1月、ジュネーヴ/スイス・ロマンド管弦楽団
●3月、ウィーン/ウィーン・フィル
●5月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●9月、ミュンヘン/バイエルン放送交響楽団
●11月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
●12月、ジュネーヴ/スイス・ロマンド管弦楽団
1962年
●6月、ウィーン/ウィーン・フィル(シュテファン大聖堂)
●9月、バーデン・バーデン/南西ドイツ放送交響楽団
●10月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●12月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
1963年
●2月、ウィーン/ウィーン・フィル
●4月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●5月、パリ/フランス国立放送管弦楽団
●6月、パリ/パリ・オペラ座管弦楽団
●9月、ウィーン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団
●12月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1964年
●1月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●8月、ザルツブルク/ベルリン・フィル
●9月、ハーグ/ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
●11月、パリ/パリ・オペラ座管弦楽団
1965年
●3月、ロンドン/ロンドン交響楽団
●4月、ウィーン/ウィーン・フィル
●6月、パリ/フランス国立放送管弦楽団
●8月、ザルツブルク/ウィーン・フィル
●12月、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1966年
●3月、シュトゥットガルト/シュトゥットガルト放送交響楽団
●5月、チューリヒ/チューリヒ・バロック・アンサンブル
1967年
●1月7日、コルソー=シュル=ヴヴェイの別荘で死去。コルソー=シュル=ヴヴェイはスイス、レマン湖畔の標高445メートルほどのところにある絶景の町。
●1月10日、ヴヴェイ、聖マルタン教会で葬儀。
●1月、ヴィースバーデン、北墓地に埋葬。シューリヒトはヴィースバーデン名誉市民でした。
【商品説明:年表シリーズ】
指揮
●
アルヘンタ
●
オッテルロー
●
ガウク
●
カラヤン
●
クイケン
●
クーセヴィツキー
●
クチャル
●
クラウス
●
クレツキ
●
クレンペラー
●
ゴロワノフ
●
サヴァリッシュ
●
シューリヒト
●
ターリヒ
●
チェリビダッケ
●
ドラティ
●
バーンスタイン
●
パレー
●
フェネル
●
フルトヴェングラー
●
メルツェンドルファー
●
モントゥー
●
ライトナー
●
ラインスドルフ
●
ロスバウト
鍵盤楽器
●
ヴァレンティ
●
カークパトリック
●
カサドシュ
●
グリンベルク
●
シュナーベル
●
タマルキナ
●
タリアフェロ
●
デムス
●
ナイ
●
ニコラーエワ
●
ハスキル
●
ユージナ
●
ランドフスカ
弦楽器
●
カサド
●
グリラー弦楽四重奏団
●
シュナイダー四重奏団
●
パスカル弦楽四重奏団
●
ハリウッド弦楽四重奏団
●
ブダペスト弦楽四重奏団
●
フランチェスカッティ
●
ヤニグロ
●
リッチ
●
伝説のフランス弦楽四重奏団
作曲家
●
アンダーソン
●
ヘンツェ
●
坂本龍一
シリーズ
●テスタメント国内盤