シベリウス(1865-1957) レビュー一覧 8ページ目
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投稿日:2021/03/13
マゼールの指揮で、ピッツバーグ交響楽団の演奏するシベリウスとは、あまりにも合わない感じがしますが、これが意外な名演に仕上がっています。マゼール自身も、再録音して良かったと語っていたと聞いています。全体的に見通しの良い、スッキリした演奏で、北欧の抒情とは無縁な印象ですが、シベリウス自身が交響曲作曲家として認められることを切望していたことを考えると、こういう演奏も評価されるのではないでしょうか。意外なところで、フィンランディアの演奏が面白く聴けました。
乱筆不治 さん
投稿日:2021/03/13
サンフランシスコとの爽快なシベリウス 。久しぶりに SFSO の演奏を聴きましたがメカニック凄いですね。こんなに機能性が高かったとは驚きました。ブロムシュテットの解釈はいつもどおり自然体で真っ直ぐな表現ですが、手兵のスーパーオーケストラを気持ち良くスカッとドライブしています。音色は北欧的と言うよりも明るめで爽快なサウンドです。ディヴィスシンフォニーホールを鳴らしきっています。2番4楽章のコーダでは凄みのある大管弦楽が響き渡ります。特に良かったのは 1番、5番、6番。完成度の高い素晴らしい全集だと思います。 皆さんにも一聴をおすすめします。
rela-cla88 さん |50代
投稿日:2021/03/13
シベリウスのピアノ曲というとグレン・グールドを連想する方も多いと思いますが、初めてシベリウスのピアノ曲を聴く方にはMarita Viitasaloかこちらがオススメです。 スタンダードな演奏で免疫ができたらグールドに行ってみるとまた違った発見があるかも? 演奏・音質とも良いのでBGMとしてもいいですよ!
Bugsy さん
投稿日:2021/03/12
サントゥ=マティアス・ロウヴァリというフィンランドの指揮者、何度か来日しているみたいだが、私はこのアルバムで初めてその演奏を聴いた。1985年生まれということなので、当録音が行われた2018年の時点で33才ということだが、いや、その型に嵌らないスタイルにたちまち圧倒された。なんと能弁で表出力の強い指揮だろう。元来、指揮者というのは、自分の中の芸術性を押し通し、その表現のため、オーケストラとの関係を築き上げ、芸術表現に還元させるのであるが、現代の情報化社会にあって、「これが良い」というスタイルが必要以上に流布し、「そうでないもの」を排斥する潮流が全体的にあって、音楽界にもいわゆる前時代的な、巨匠的なスタイルや風格を感じさせる指揮者がなかなか出現しない状況にあるのだが、この指揮者の雄弁さは「あるいは」と感じさせるものに満ちている。とにかく濃厚な表現。シベリウスの交響曲のうち、第1番というのは、もともとこの作曲家の熱血的な側面が強くでた楽曲なので、指揮者の熱い思いを吐露しやすいのかもしれないが、それにしても、オーケストラにここまで自分の「表現したいこと」を憑依させるというのは、たいへんな才能というほかない。緩急、強弱の幅ともに大きく、クレッシェンドの力強さ、クライマックスの畳み掛ける迫力など、凄いとしか形容のしようがない。第4楽章にのみ、やや散漫でまとめきれない感覚が残っているが、それを差し引いても「いいものを聴かせていただきました」と思わず言ってしまう濃厚な味わい。併録してある「エン・サガ」も、かつて聴いたことがないくらいに情熱的で、滾るような音楽の奔流に満ちている。すでに当盤の存在感は十分なものがあるが、なお今後が楽しみな指揮者だ。
ココパナ さん
投稿日:2021/03/09
シベリウスは不思議な存在だ。19世紀末から20世紀前半と、クラシック音楽の大激動期を生きながらも、超然として伝統的な響きの中に自分の世界を作り続けた。そして晩年の長い沈黙・・・。その意味で保守的なイギリスの音楽風土に共通するものがあり、シベリウスがイギリスで評価され愛好されているのもそんなところに理由があるのだろう。 シベリウスはもっぱら交響曲や交響詩の作曲家とみなされているが、実はそれ以外の作品の演奏を聴く機会が非常に少ない。唯一の例外はヴァイオリン協奏曲。室内楽、ピアノ曲、そして管弦楽曲でも劇付随音楽として作曲されたものの演奏頻度や録音が極端に少ない。単独で「クオレマ」の「悲しきワルツ」が演奏されるぐらいか。 そんな中、セーゲルスタムが劇付随音楽をまとめて録音したこのCDは非常に貴重である。フィンランドの地方オーケストラであるトゥルク・フィルも実直に透明な音色で高いレベルの演奏をしている(トゥルクは人口19万人の都市らしい)。 シベリウスが、20世紀前半にどのような音楽を作り続けたか、そしてなぜ沈黙に至ったのか、そういったことを少しでも追体験・想像するための手がかりとして、実際の音楽として耳にできる貴重な録音である。 シベリウス・ファンはぜひ。
Tan2 さん
投稿日:2021/03/08
シェーンベルクで他に聞いた演奏は片手の指ほどでしかないが、それでもこの演奏を聞いて思う。シェーンベルクは初めて真の姿で演奏された。作曲されてより70年余、この曲はヒラリー・ハーンの登場を待っていた。ハーンの真摯な探求心がサロネンの洗練を増したサポートを得て、そう思わせる演奏となった。 シベリウス? これはシェーンベルクを聞くための盤です。シベリウスをお探しならもっと良いものがいくつもありますから、そちらからどうぞ。
一蘆 さん
投稿日:2021/03/07
シベリウスの演奏というと、北欧系の指揮者とオーケストラと相場が決まっており、イギリス系がそれに準ずる、というような評価になっているように思います。そういう中、明るいアメリカの指揮者とオーケストラが残した、この録音ですが、シベリウス自身は高く評価していたそうです。ジャケットの写真にもあるとおり、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のメンバーは、フィンランドのシベリウスの自宅まで訪ね、歓迎を受けたということです。現在と交通事情が異なることを考えると、相応の熱意がないと、そこまでできなかったのではないかと思います。シベリウスの作品を、交響曲作曲家として、尊敬していたのでしょう。
乱筆不治 さん
投稿日:2021/02/27
ラトル、ベルリンフィルハーモニーの凄さを改めて実感できる素晴らしい演奏ばかりです。ブルーレイも一気にみてしまいます。
pyon さん
投稿日:2021/02/27
リントゥのシベリウス、せっかくであれば、クレルヴォも入れて欲しかった!演奏自体はまったく文句のない説得力のあるものです。
pyon さん
投稿日:2021/02/25
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の演奏によるシベリウスの交響曲第3番の録音。 ムラヴィンスキーによる同曲の録音はこれのみとの事。 ムラヴィンスキーのシベリウスは珍しく、後は数点録音があるぐらい。 レパートリーとしては珍しいけど、この演奏を聴く限り、覇気と気迫、そしてレニングラード・フィルの技術力と大変な名演であり、ロシア系以外のレパートリーで、名演の一つに入るのではないだろうか。 この盤は3番一曲だけであるけど、オリジナルのモノラルと、擬似ステレオの両方が入っており、聴き比べができる。 元のアナログからロシア録音ならまずまずと言ったところで、このCDに興味がある人ならそこまで気になる音質ではないかと思う。
レインボー さん
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ありがとうございました
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