CD 輸入盤

交響曲第1番、エン・サガ サントゥ=マティアス・ロウヴァリ&エーテボリ交響楽団

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA440
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


シベリウス:交響曲第1番、エン・サガ
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ&エーテボリ交響楽団


2012年の初来日時から東京交響楽団との共演で大きな話題を呼んだフィンランドの俊英ロウヴァリは、北欧音楽のスペシャリストとして名高いハンヌ・リントゥの後任として20代にしてタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。同管を率いての2017年来日でも大いに注目を集める一方、その年の秋からは巨匠ネーメ・ヤルヴィとの長い蜜月で知られたスウェーデンの名門エーテボリ交響楽団でもドゥダメル(2007〜12)以来の首席指揮者をつとめることとなりました。
 ロウヴァリとエーテボリ交響楽団の記念すべき第一歩を飾るべく堂々「Alpha」レーベルへの録音デビューとなった本盤の演目は、まさに初来日時の演目として絶賛を集めたシベリウスの交響曲第1番と、同じくシベリウス若き日の傑作『エン・サガ』という絶妙のカップリング。ジャケットを見てもお分かりの通りきわめてユニークなアクションでオーケストラの響きを存分に引き出してゆく才覚を、録音にこだわりある「Alpha」が十全に伝えてくれることでしょう。(photo credit: Kaapo Kamu)(輸入元情報)

【収録情報】
シベリウス:
● 交響曲第1番ホ短調 Op.39
● 交響詩(音詩)『エン・サガ』 Op.9


 ウルバン・クレーソン(クラリネット独奏:エン・サガ)
 エーテボリ交響楽団
 サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)

 録音時期:2018年5月28日〜6月1日
 録音場所:スウェーデン、エーテボリ音楽堂
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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サントゥ=マティアス・ロウヴァリという覚...

投稿日:2021/07/30 (金)

サントゥ=マティアス・ロウヴァリという覚えにくい名前なんだが、演奏は一度聴いたら忘れられない特色がある。ほんの少し前までは、出る杭は打たれる的な風潮があり、強烈な個性を出し過ぎると評論家からは辛口の言葉しか出なかったが、クルレンツィスのような世紀の逸材が登場したことによって個性派時代到来の様相を呈している。ロウヴァリのシベリウス1番、一度聴いたら耳から離れない。この感じ、シベリウスで前にもあった。ロジェストヴェンスキーの時だ。フィンランドは後にまだメジャーデビュー前のクラウス・マケラも控えている。サロネンの後任としてフィルハーモニアに君臨するロウヴァリ、困難な時に継いだわけだが、未来は約束されている、そう断言できるシベリウスである。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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サントゥ=マティアス・ロウヴァリというフ...

投稿日:2021/03/12 (金)

サントゥ=マティアス・ロウヴァリというフィンランドの指揮者、何度か来日しているみたいだが、私はこのアルバムで初めてその演奏を聴いた。1985年生まれということなので、当録音が行われた2018年の時点で33才ということだが、いや、その型に嵌らないスタイルにたちまち圧倒された。なんと能弁で表出力の強い指揮だろう。元来、指揮者というのは、自分の中の芸術性を押し通し、その表現のため、オーケストラとの関係を築き上げ、芸術表現に還元させるのであるが、現代の情報化社会にあって、「これが良い」というスタイルが必要以上に流布し、「そうでないもの」を排斥する潮流が全体的にあって、音楽界にもいわゆる前時代的な、巨匠的なスタイルや風格を感じさせる指揮者がなかなか出現しない状況にあるのだが、この指揮者の雄弁さは「あるいは」と感じさせるものに満ちている。とにかく濃厚な表現。シベリウスの交響曲のうち、第1番というのは、もともとこの作曲家の熱血的な側面が強くでた楽曲なので、指揮者の熱い思いを吐露しやすいのかもしれないが、それにしても、オーケストラにここまで自分の「表現したいこと」を憑依させるというのは、たいへんな才能というほかない。緩急、強弱の幅ともに大きく、クレッシェンドの力強さ、クライマックスの畳み掛ける迫力など、凄いとしか形容のしようがない。第4楽章にのみ、やや散漫でまとめきれない感覚が残っているが、それを差し引いても「いいものを聴かせていただきました」と思わず言ってしまう濃厚な味わい。併録してある「エン・サガ」も、かつて聴いたことがないくらいに情熱的で、滾るような音楽の奔流に満ちている。すでに当盤の存在感は十分なものがあるが、なお今後が楽しみな指揮者だ。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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指揮者王国フィンランドからまた新たな逸材...

投稿日:2019/01/20 (日)

指揮者王国フィンランドからまた新たな逸材登場。協奏曲の伴奏指揮を除けば、これが事実上のデビュー録音だが、日本のファンには東響への二度の客演、タンペレ・フィルとの来日公演などで既におなじみの指揮者だ。緩急、強弱の起伏とも、きわめて大きく、全曲の隅々まで濃密なニュアンスをテンコ盛りにしているのがこの指揮者の特徴。早くも第1楽章第1主題の提示から、弦楽群に考えられないような濃厚な表情をつけている。再現部冒頭の大クライマックスへの盛り上げでは「しゃくる」ような独特なリズムを強調していて、指揮台上で踊るような彼の指揮が目に浮かぶ。一方、その後の第2主題では音楽が止まってしまいそうなほど遅くなる。その後、楽章終結に向けて、再度アッチェレランド。あまりにカロリー満載なので、少し解釈を整理した方がいいと思うところもあるが、若いんだから今は暴れまくっていいじゃないか。もちろん終楽章は彼のために書かれたかのような濃厚、強烈な音楽。『エン・サガ』も北欧的な清澄さとは無縁の、きわめてダイナミックで熱い音楽になっているが、それでも弦楽器の扱いが多彩なので、飽きさせない。彼の手にかかると、どのオケも実に朗々と、力いっぱい鳴るが、これはまぎれもない指揮者としての人徳。かのクルレンツィスを売り出したアルファ・レーベルがさっそく目をつけている。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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