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おとちゃん さんのレビュー一覧 

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     2010/02/17

    音の切っ先のはっきりしていること。これがラザレフの特長であろう。フォルテの後、さっとピアノに引く辺りはこの豪腕指揮者の一筋縄でいかない懐の深さと見た。オケは小林時代とは見違えるようにアンサンブルがよくなったが、なお、第一バイオリンなど細かなパッセージは明確に聞こえてほしい。ベルリンフィルを追い越せとは言わないが、セル・クリーブランド位にアンサンブルは鍛えてほしい。団子状になってはいけない。木管はしばらく安心して聴けるパートになりそうである。首席奏者が変わっただけでなく、団員個々の中で成長が感じられる。例えば、オーボエ。パートとしてはビオラパートである。第一バイオリンよりうっとりできるビオラパートはなかなかない。聞こえにくい配置で損をしているが、ビオラの音色を再認識した。求めてやまないオケだからこそ、あえて点数は辛くした。うまくなってこそ、団員家業は面白くなる。この日本一幸せなオケの今後が楽しみである。

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     2010/02/17

    誠実な本である。第一に感動したのは、自説の変化の軌跡を根拠を持って語っていること。第二に、面接交渉の編では、面接交渉の権利が親や子どもにあることを財産のように当然には認めたくはないが、解決の手段としては申し立ての必要上許容し、一方で権利ゆえに決まったことを権力が強制できるものではないと主張していることである。おそらく論理にがちがちの論者には受け入れられないであろうことを堂々とかつ丁寧に説明している点である。面接交渉のあり様を考えれば、実務的には極めて真っ当であるが、論理の中にいる司法行政畑の方や象牙の塔の方には一蹴されかねない論である。しかし、それこそがこの本の真髄である。昨今のなんでも権利と義務で物事を割り切り、権利を害されたら強制するという考えをなだめつつ、「その対象物」の性質を考えないとだめですよと語りかけてくれる。筆者の日常場面の現実から考えるボトムアップ的視点、かつ、その法的接合を考え続ける姿に尊敬と共感を覚える。家裁実務は今や面接交渉を実行させるために教育まで行っているが、それが通じる人とそうでない人の見極めはあってよい。更に法改正を進めて、面接交渉の権利性を法制化しようと考えている方もいようが、梶村説の変遷の中に本質を見出し、ふと立ち止まって持論を更に練ってくださることを願ってやまない。

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     2010/02/09

    おそらく小林にとってチャイコの5番の日フィル盤と共にもっとも赤裸々に小林の慟哭が音になっている。ベスト2と言ってよい。もちろん、オケも最高の出来である。チェコフィルのうまさ、合唱の美しさには負ける。しかし、チェコ盤で抜け落ちたものがここにはある。よくぞここまで体当たりの演奏がオケも出来たものだと感心する。万人向けとはいわない。しかし、マイベスト「復活」である。騙されたと思って聴かれることを勧める。

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     2010/01/06

    数十年前、小学館の名曲全集に収録されていたのがこの演奏ではあるまいか。子供心に初めて感動した「アメリカ」がこの盤であった。そういう意味で感謝に堪えない盤である。リマスタリングも素晴らしい。何より当時の録音人の職人気質を感じる。

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     2010/01/06

    これはいい!なんという美音、爽快なテンポと歌いまわし。この二曲にまだこんな素晴らしい盤があるとは知らなかった。調べるとまだ、VOXに協奏曲が録音されている。ぜひとも、全て日本盤で復刻発売してほしい。全て買います。そう思わせる演奏と録音だ。

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     2010/01/06

    ここには良心の音がある。荒れた音や弾き飛ばした音がない。これ程丁寧に音にし、はみ出さない確固とした信念に貫かれた演奏と訴える表現力を両立させた演奏は珍しい。ソロ活動と共に、客演でオケのコンマスをしていただいたら、ありがたい人だと思った。オケの音がシルキートーンに変貌するでしょう。目立つ人ではないのに、いつも魅かれる音がある。

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     2010/01/06

    スクロバを侮るなかれという盤である。録音当時は、アバド、小沢、ムーティ、デイヴィスが競って春の祭典を録音し、評判だった。その影で、あっと驚く「スパっつと割った竹のような」音楽が録音されていた。「君らはまだ若い」とスクロバは笑っていたかのような会心の作である。

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     2010/01/06

    名録音とオケに恵まれなかった素晴らしい指揮者ですね。大げさな表現はなかったが、彼のベートーベンなど素晴らしかった。第九を一度日本フィルで聴いたが、第三楽章のゆったりとした天国のような流れ、献堂式序曲の気品はただものではなかった。その彼らしいインテリジェンスと透明感がこの盤にはある。ロッホラン、ありがとう。

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     2010/01/06

    これまた五重奏曲の決定盤ですね。これを聞いて不満がある方がいると私には思えない。全てがモーツアルトであり、音楽以外を忘れさせる演奏です。録音も上出来。まだ、お聞きでない方がおられたら騙されたと思って、聴いてください。室内楽のよさ、モーツアルトの世界が広がりますよ。

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     2010/01/06

    私の一番の愛聴盤です。演奏者を感じす、ひたすらブラームスの世界、いや音楽の世界に浸れます。このような盤をダウンロードの時代を前に、決然と廉価で放出してくれるレコード会社を見直しました。これは消費財ではなく、文化財なんだということを忘れたくない。素晴らしいお仕事をしてくださり、本当に録音企画等々に関わった皆様に感謝申しあげます。

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     2009/10/03

    この演奏は、余裕綽々ゆえに好みが分かれるでしょう。私の最高のメータ第五は、1979年頃FMで聞いたルチエルン音楽祭のイスラエル・フィルとのクンストハウスでのライブです。ぜひ復刻してほしいものです。数日違いのベルリンでの演奏はだめでしたが。当時は、メーターになぜか勢いがあり、次に何が起こるかわからない、「新鮮な挑戦」がありました。そのよすががロス・フィル録音に残されていますが、少し力不足です。1970年代にメーターを好きなった者として、ニューヨークフィル時代は「円熟」ではなく、要領よくまとめる術を覚えた「マンネリ」に聞こえます。このCDも瑕疵のない完璧な演奏ですが、それで彼が何を伝えたいのか。それがはっきりしない。オケの技術は素晴らしいですが、マーラーを重役の乗るクラウンに乗ったような落ち着きで演奏されてもマーラーとちょっと違うような気がしました。同じ排気量のスポーツセダンで運転してほしかったですね。つくづく歳の取り方は難しいと思います。

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