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爺さん さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/15

    レビューアー諸兄の評は実に的確で購入の参考になる。新録のパルティータ全集を欲していたのだが、今回満足できる盤を手に入れることが出来た。グールド一色の私の耳には新鮮で極めて美しい演奏だ。すでに諸兄が指摘されているように、バッハの多様性を示す好例であると思う。実に良い。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/15

    極めて説得力がありかつ魅力的な演奏である。正直、「ロシアのバッハ演奏第一人者」という評には特段の魅力を感じず、また何となく野暮ったい近影に、聴いてみようという気は起きなかった。今更ながら大後悔である。奏者のアプローチによって様々な表情を見せてくれる楽曲ではあるが、これはピアノ演奏による一つの頂点とも言えるのではないか。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/15

    長らくバッハの鍵盤系はグールドばかり。たまにヴァルヒャかレオンハルト、リヒター(オルガンはもちろんリヒター!)だったので、久々に新規開拓を行った。ニコラーエワはグールドに染まっていた自分に全く違うアプローチのバッハを聴かせてくれた。もはや好みの問題となってしまうが、グールド信者の私もこの演奏にはいたく感銘を受けた。30変奏は筆舌に尽くせぬ孤高の領域にある。良い。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/09

    アルバムの発売から38年もの月日が経っているとは思えない鮮度を保っている。初めてこの2枚組レコードを手にした頃(83年ぐらいかしら)は、1枚目A面Part1ばかりを何度も繰り返し聴いていた。「何か語りかけている」様な導入から徐々に展開し、大らかなエンディングまでの30分弱の時間があっという間に過ぎていく。高校生の息子に言わせると「最初は静かだけど最後は派手で良いね」だそうだ。 Bachの平均律クラヴィーアやゴールドベルグ変奏曲もいいけど、やっぱキースはこのアルバムだよね。ただ一つ切ないのは、Playボタンを押した途端に演奏が始まってしまうこと。レコードに針を落としてから音が出るまでの「間」みたいなものってとても大事でしょう。CDエンジニアはそのような心遣いというか興っていうか、そんなものを理解してほしいものだ。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/20

    大好きなスクロヴァ/ザールブリュッケンと演奏時間はほぼ同じ。しかし中身は大きく違う。テンポが自在に変化してそれが嫌味を伴わない。実に良い。且つ、「音」の厚みが違う。録音技術というより、ウィーンフィルってやっぱスゲーやって感じ。手に入ってホント良かった。大満足。尚、このCD、2012年9月に発注したのだが、なかなか入手困難なようで、何回も入荷待ち手続きを繰り返し、5か月が過ぎてしまった。結局ふらっと立ち寄った銀座○野楽器でたまたま見つけたので、定価だったけど買っちゃいました。HMVさま、すみません。待ちきれませんでした。m(_ _)m

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/21

    「リズムの権化」と呼ばれる7番であるが、「リズム」ってなんだ?アップテンポであることがリズムフルなのか? この7番を聴くに、魂の咆哮たる熱演に対して早いだ遅いだっつーのは極めて野暮であると思うのである。2番にしてもベームの熱い思いを感じる。名演ではないか!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/20

    怖いもの見たさに近い気持ちで聴いてみた。出だしは期待に違わず超スローテンポでビビる。「どうなってしまうんだろう」と思いながら聴き続けると、気が付けばそのテンポを全く違和感なく受け入れ、ベトベンを気持ちよく味わっている自分がいる。魔法にでもかけられたような気分だ。何回聴いても出だしでビビって気が付くと同じ魔法にかけられている。その度「これは名演である」と感じるのである。

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     2012/12/07

    なんとも上手い演奏ではある。文句の付けどころもなく素晴らしい。ただ、SPから復刻された音質であるワルター以上の感銘がないのは何故だろう?テンポとか聞かせどころとか自分のフィーリングにしっかりはまっているのにである。こればかりは言葉では言い表すことができない不思議な思いである。ずいぶん前に14型のモノラルテレビでマラ1を振っている姿を(オケはバーミンガム)見たとき、衝撃と高い共感で満たしてくれたことから、ラトルには過大な期待を持っている為かもしれない。ただ、これからも期待していきたい。

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     2012/12/05

    初めて聞いたチャイコのヴァイオリン協奏曲がこれであった。演奏の良し悪しよりも魅力的なメロディーラインに魅了され、ハイフェッツとか色々聞いてきた。ここ数年は五島みどり/アバドが定番であった。ふと「ミルシティンってどんなだったかなぁ」とCDを買って改めて聴いてみた。こんなにも端正で真面目な演奏だったか、この盤を最初に選んでよかったなぁとしみじみ思ったものである。アバドは五島みどりの時と比べるとやや早めのテンポで快活ではあるが、オケ単独の部分では若干押しが弱い様に感じる。五島みどりとの共演の時の方かパンチが効いていて好きだ。そんな感じも、ミルシティンと協奏している部分では良い塩梅の力強い演奏に聴こえるから不思議だ。名演である。

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     2012/12/01

    バッハ、シベリウスなど実に素晴らしい演奏であったことから、ブラームスの協奏曲には相当期待して聴いてみたが、少々がっかりした。上手いんだけどもっと引き締まった感じと重厚さが欲しかった(特に第3楽章)。オケはさすがマリナーだけあって、良い。

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     2012/12/01

    ヴァイオリン協奏曲について。結構好きな演奏なんだけど評価低いなー・・・アーノンクールという指揮者は、なんだかファンよりアンチ派の方が多いような気がする(根拠はないけど。他の演奏のレビューを読んでいてそんな気がするだけ)。 
    で、この演奏のテンポは実に小気味よく自分のリズムにマッチして良い。録音も悪くはないし、クレーメルのソロもかっこよく決めていると感じる。これだけレビュー評価が割れる盤も珍しいと思うので、はまる人には相当いい盤となるのではないか? 結構はまってます。

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     2012/12/01

    ベートーヴェンの協奏曲も同様であるが、このコンビは比較的テンポが緩やかで落ち着いていて且つ、骨太で実に堂々とした演奏を聴かせてくれる。男ブラームスの演奏はかくあるべしと思う。良い。

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     2012/11/21

    ベーム77年の5,6番に大いに感銘を受けたのちに改めて聴き直してみた。発売当初結構話題をさらった全集で、しばらくこの颯爽としたベトヴェンを好んで聴いていたのだが、やっぱりこのベトヴェンもいい。各交響曲にぶれがないというか、全交響曲がノリントン流のポリシーで貫かれ、それが実に小気味いい演奏に繋がっている。実に良い。

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     2012/11/20

    カラヤンが本領発揮できる楽曲ではある。初演指揮者のボールト/ロンドンの演奏も結構好きだが、このコンビの「音」の方が私はいいなぁ。楽曲自体、魅力的な旋律にあふれ、且つドラマチックであるだけに、相当なポンツクが指揮をしない限り「駄目だこりゃ」な演奏にはならないと思うが、それだけに抜きん出た演奏を聴かせるのは難しいのだと思う。そういった意味でカラヤンは一枚上手の演奏を聴かせてくれる。流石である。

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     2012/11/18

    スイトナーの遺産としてこの1番の録音は特に貴重なものの一つだろう。シューマン自筆稿というだけでなく、演奏も丁寧で実に好感が持てる。良い。自筆稿であることですぐ分かる面白い点は、1楽章冒頭。通常の演奏(バーンスタインが結構好き)ではトランペット・ホルンがミミミドレミと高らかに鳴らすところを、3度下のドドドラシドで開始させる。まことに新鮮。というか、こちらの方が趣を感じるのは「我は自筆稿である!」という先入観のせいか?シューマン好きは是非聞いておくべきである。

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