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アイル さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/05/05

    アランの弾くバッハは、端正で明るく力強いのが特徴かと思います。ヴァルヒャやリヒターはバッハの深さを、アランはバッハの大きさを見せてくれる、といったところでしょうか。ところで、HMVの解説には、アランはパリの聖マリア教会を拠点として活躍したといったことが書かれていますが、アランが多くの録音を残したのは、サン・メリ教会であって聖メリは男性の聖人です。そもそもパリには聖マリア教会という教会は存在しません。聖母の名にちなんだ教会はノートルダム教会(寺院)といい、パリにはいっぱいあります。もちろんそれでは不便なので、シテ島にある大きな教会以外は「○○のノートルダム教会」といって区別しています。クラシック音楽のほとんどはヨーロッパの文化と深く関係しており、その解説を書く際には十分な準備と注意が必要です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/04/29

    コンドラシンの演奏は強い主張を持ったもので、ただ無難に整えるような指揮とは対極にあるものだと思います。この指揮者の凄さを知ったのは亡くなってからで、もっと多くの演奏を残してくれれば良かったのにと思います。ここに集められているのは、ソ連時代、それもそんなに新しいものではありませんが、若い頃から既に並ぶ者の少ない大家であったことがわかります。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/19

    買って良かったと思うセットです。カンテッリの指揮は、鮮やかで鋭い切り込みが特徴とでもいうのでしょうか。聴いた後は、爽やかな気分が残ります。収められている曲目は、なかなかバラエティに富み楽しめるものですが、ただ、いかにも、録音を始めてからまだ余り年数が経っていない演奏家の選曲、つまり、素直な選曲、という感じはします。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/19

    オペラの録音もそうですが、ここでも歌手陣は、こんなに贅沢をしなくてもと思うくらいずらりと一流どころを揃えています。クレンペラーの要求なのか、それとも、プロデューサーが気を利かせたのか。しかも、全て名前に恥じない歌唱です。まあ、クレンペラーの前では緊張もするでしょうが、良い歌を披露せざるを得ないということでしょう。クレンペラーは、意外や軽い曲も非常にうまく聴かせてくれるのですが、やはり大曲が向いています。大きな構えで堂々たる進行、細部にはあまりこだわらないものの、荒っぽくなることはない、といういつものクレンペラーですが、この特長は大曲にこそ活かされるようです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/18

    1960年の録音とはいっても、条件の悪いライヴで、これではベートーヴェンを楽しむことはできません。しかしながら、貧しい音の中から、クレンペラーの逞しさ、巨大さは充分伝わってきます。曲の後の拍手から、聴衆の熱気も感じられます。ただし、繰返し聴くのなら、やはりこれより前のセッション版が良いように思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 17人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/15

    オーマンディは、ベートーヴェンもブラームスもりっぱな演奏する指揮者だと思っています。しかし、精神性とか何とか訳のわからないことを言っては不当に低い評価を下す人がいます。しかし、ここはチャイコフスキー、そういったくだらない議論をしなくて済みます。オーマンディの演奏は、余分なものを付加えない、言い換えれば、作曲家が意図しなかったことを行わない、というものだと思います。それでは、作曲家が意図しなかったこととは何かというと、それは演奏者が楽譜から読みとるもの、つまり、解釈ということかと思います。オーマンディの演奏は、比較的あっさりしていて、もっと粘り気や「こぶし」のようなものがあっても良いのでは、と思う時もありますが、それこそオーマンディが楽譜を読んだ結果排除しているものではないかと思います。もちろん、オーケストラには何の不満もありません。

    17人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/15

    いやあ、遅いなあ。第4番は、かろうじて1枚に収まりましたが、第5番は、2枚組となってしまいました。ブルックナーの交響曲なら、私はヨッフム(旧版でも新版でもどちらでも良いですが)のような演奏をいつも手元に置いて楽しみたいと思います。けれども、このチェリビダッケはいいなあ。この演奏を無視することはできません。チェリビダッケは、ブルックナーとは特に相性が良いように思います。いくら遅くても、ひとときも弛緩することなく、思索と緊張がぎっしりと詰まった演奏といえます。チェリビダッケの古い演奏は、公式盤か海賊版か知りませんが、とにかく音が貧しいのが問題でした。ミュンヘン・フィルとの一連の録音は、本当に良い音です。よくぞこのような物を残してくれたものだと感謝しています。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/10

    ショルティは、今後次第に忘れられていく演奏家ではないかと思っています。ツボを心得たダイナミックな演奏は魅力的ですが、繰返し聴いていると少し飽きてくるのです。このセットの選曲はデタラメです。セットとしては不満ですが、ひとつひとつは聴きごたえがあります。まあ、とても安価なのだから目くじらを立てないで、時々取り出して生前の栄光時代をなつかしむのには十分です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/10

    リストはもちろん良いけれど、シフラのような大家となると、どんな曲でもなるほどと唸らせる技を持っているのだと思わせます。協奏曲では、デルヴォーやヴァンデルノートといったなつかしい名前が見えます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/10

    全てグルダ20代の演奏。私には、優れた正統派の若手ピアニスト、と聴こえます。無理のない解釈で、若いにもかかわらず余裕さえ感じられる演奏です。これもグルダですが、グルダが「あのグルダ」になるのはもう少し後のようです。録音を気にする人には薦められませんが、ほんの少しの出費でずいぶんと楽しめますよ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/08

    メンブランの10枚組のシリーズは、何せ安いので高望みをしてはいけないことは分かっていますが、それにしても選曲に不満が残るものがほとんどです。わざと良いものを出し惜しみしているようにも思えます。ところが、このワルターは、どうしたことか、全てとは言いませんが、定評のある優れた演奏が多く含まれていて、シリーズの中でも断然価値あるセットと言えるかと思います。大地の歌、モーツァルトの交響曲とレクィエム、ブラームスの交響曲・・・。私は、ワルターとはちょっとウマが合わないという感じでファンではないのですが、それでも、このくらいは持っていて時々は聴きたいと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/07

    もうひとつオーケストラに覇気が感じられません。いかにフルトヴェングラーでもイタリアのオーケストラとなると自由にコントロールするのはむずかしいのでしょうか。歌手陣は堂々の歌唱で不満はありません。ところで、CDが入っているケース(箱)は、どうしたものでしょうか。通常のケースの4倍の大きさで、とても保管・整理に困ります。製作者は、こんなところで自己満足してもらいたくないものです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/06

    ハスキルの演奏は聴き手を夢見ごこちにするようなものではありません。しっかりした手堅い演奏を聴いていると時々はっとするような閃きの瞬間が訪れます。大家の技なのだなあと思います。もう少し長生きして、もっと良い状態の録音を残して欲しかったです。大して考えることもなく適当に選んだような10枚分の選曲ですが、結構ヴァラエティーにも富んでいて楽しめるものです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/06

    このメンブランのシリーズは、選曲に当たって何を考えているのかわからないものがほとんどで、楽しめる選曲となっているかどうかは運次第といった感じです。幸い、フリッチャイは、とても良いラインアップになっていると思います。フリッチャイには、この曲はこうでなければという強い意志があるように思います。才能を感じます。フリッチャイの活躍時期がもう10年くらい後ろにずれていて、録音状態が良ければと惜しまれます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/05

    オーマンディは、作曲家が残した楽譜に対して何も変えたり加えたりすることなく、自然に演奏しているようにみえます。しかし、よく考えてみると、楽譜のように不完全なものについて、楽譜の通り演奏するなどということが有り得るのでしょうか。オーマンディの演奏は、楽譜から作曲家が意図したものを読取る一方、作曲家が意図しなかったと思われるものを付加しない、というものだと思います。したがって、時には他の演奏家に較べておとなしいと感じることもありますが、それがオーマンディの解釈の真髄でもあるのだと思います。それに、何せ、演奏するのはフィラデルフィア管というスーパーオーケストラです。それだけで十分満足できる演奏が楽しめます。このセットには、オーマンディとフィラデルフィア管の特長が良くわかる曲目が並んでいると思います。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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