ラトルの『千人の交響曲』

2004年12月7日 (火)

遂に完結!
ラトルのマーラー交響曲全集の最後を飾るのは超大作《千人の交響曲》!!

マーラーが友人に宛てた手紙の中で「これは私が今までに作曲した作品中で最も偉大なものです。これ以前の交響作品は、すべてこの交響曲のための前奏曲に過ぎません。」と書いたのが第8番、通称《千人の交響曲》。5管編成の大管弦楽、8人の独唱者、2組の混声合唱団、少年合唱団という空前の規模を要し、しかも精霊の降臨を讃えた第1部、ゲーテの『ファウスト』終景を通じてキリスト教的世界観を称揚する第2部という異色の構成など、その編成と内容は壮大な交響的カンタータともいうべきもの。
 ラトルは2002年のプロムスでナショナル・ユース管を指揮して初めてこの曲に取り組み、大絶賛を博しましたが、今回の録音は彼が手塩にかけて育てあげたバーミンガム市響(CBSO)との2004年のライヴ録音。
 このとてつもなく巨大な編成を持った交響曲の演奏に当たり、ラトルはその音楽的意図を実現させるには、互いを知り尽くしたオーケストラと合唱団、そして優れた音響のバーミンガム・シンフォニーホールが最適と考えたようです。実際、ここに聞くCBSOはラトルの生彩あふれるダイナミックな指揮に対し、見事な集中力で反応、冴えた響きで応えます。
 また、ウィーン・フィルとの《第九》録音で起用され、自在な演奏が話題となったバーミンガム市響合唱団をはじめとする合唱は、声の扱いが巧みなラトルに導かれ今回も多彩な表現を聞かせます。第2部の大詰め、テノールのジョン・ヴィラーズによる感動に満ちた美しいファウスト博士の歌声に導かれた「神秘の合唱」が次第に高揚し、オルガンとブラスの別動隊も加わったフル・オーケストラの壮麗なサウンドがクライマックスを築くとき、誰もが《千人》を聴く喜びを実感することでしょう。

・マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』
 クリスティン・ブリュワー(ソプラノ)
 ゾイレ・イソコスキ(ソプラノ)
 ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)
 ビルギット・レンメルト(アルト)
 ジェーン・ヘンシェル(アルト)
 ジョン・ヴィラーズ(テナー)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
 ジョン・レリーア(バス)
 バーミンガム市ユース合唱団
 バーミンガム市交響合唱団
 ロンドン交響合唱団
 トロント児童合唱団
 バーミンガム市交響楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 2004年6月、バーミンガム、シンフォニー・ホールにおけるライヴ録音(デジタル)
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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交響曲第8番『千人の交響曲』 ラトル&バーミンガム

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交響曲第8番『千人の交響曲』 ラトル&バーミンガム

マーラー(1860-1911)

ユーザー評価 : 4.5点 (11件のレビュー) ★★★★★

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発売日:2005年02月10日

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