CD

交響曲第8番『千人の交響曲』 ラトル & バーミンガム

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE55716
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤

商品説明

マーラー交響曲第8番『千人の交響曲』
ラトル&バーミンガム

マーラーが友人に宛てた手紙の中で「これは私が今までに作曲した作品中で最も偉大なものです。これ以前の交響作品は、すべてこの交響曲のための前奏曲に過ぎません。」と書いたのが第8番、通称《千人の交響曲》。5管編成の大管弦楽、8人の独唱者、2組の混声合唱団、少年合唱団という空前の規模を要し、しかも精霊の降臨を讃えた第1部、ゲーテの『ファウスト』終景を通じてキリスト教的世界観を称揚する第2部という異色の構成など、その編成と内容は壮大な交響的カンタータともいうべきもの。
 ラトルは2002年のプロムスでナショナル・ユース管を指揮して初めてこの曲に取り組み、大絶賛を博しましたが、今回の録音は彼が手塩にかけて育てあげたバーミンガム市響(CBSO)との2004年のライヴ録音。
 このとてつもなく巨大な編成を持った交響曲の演奏に当たり、ラトルはその音楽的意図を実現させるには、互いを知り尽くしたオーケストラと合唱団、そして優れた音響のバーミンガム・シンフォニーホールが最適と考えたようです。実際、ここに聞くCBSOはラトルの生彩あふれるダイナミックな指揮に対し、見事な集中力で反応、冴えた響きで応えます。
 また、ウィーン・フィルとの《第九》録音で起用され、自在な演奏が話題となったバーミンガム市響合唱団をはじめとする合唱は、声の扱いが巧みなラトルに導かれ今回も多彩な表現を聞かせます。第2部の大詰め、テノールのジョン・ヴィラーズによる感動に満ちた美しいファウスト博士の歌声に導かれた「神秘の合唱」が次第に高揚し、オルガンとブラスの別動隊も加わったフル・オーケストラの壮麗なサウンドがクライマックスを築くとき、誰もが《千人》を聴く喜びを実感することでしょう。

マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』
 クリスティン・ブリュワー(ソプラノ)
 ゾイレ・イソコスキ(ソプラノ)
 ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)
 ビルギット・レンメルト(アルト)
 ジェーン・ヘンシェル(アルト)
 ジョン・ヴィラーズ(テナー)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)
 ジョン・レリア(バス)
 バーミンガム市ユース合唱団
 バーミンガム市交響合唱団
 ロンドン交響合唱団
 トロント児童合唱団
 バーミンガム市交響楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 2004年6月、バーミンガム、シンフォニー・ホールにおけるライヴ録音(デジタル)

内容詳細

大言壮語や誇大妄想の代表みたいな曲だけれど、ラトルの手にかかると様相が一変。もちろんこの編成ならではの迫力にも事欠かぬが、それよりこの曲にこんな繊細で美しい場面があったのかと気付かせることの方が多い。これでラトルのマーラー全集が完結。(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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颯爽としたテンポで歌う、若々しいエネルギ...

投稿日:2006/08/14 (月)

颯爽としたテンポで歌う、若々しいエネルギーと熱気に満ちたマーラーの8番である。この曲の持つ宗教的な崇高さにはやや物足りない感じもするが、反面、精緻なまでのスコアーの読み込みと活気溢れたリズム感から生み出される独特の高揚感には、聴いていて思わす熱いものがこみ上げてくる。 こうした解釈も十分゛あり゛だろう。 録音も極めて優秀である。総合的に見て、ショルティ盤、ケント・ナガノ盤と並んで、マーラー8番の最も優れたCDの一つと思う。

カメトミー さん | 茨城県 守谷市 | 不明

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「栄光の聖母」が現れるシーンで、私は鳥肌...

投稿日:2006/02/08 (水)

「栄光の聖母」が現れるシーンで、私は鳥肌が立つような感動を覚えた。確かに寸詰まりの録音のような気もするし、ソリストにもまったく疑問を感じないわけではない。それでもなお、充実した勢いと神秘的なものの断片を思わせる演奏だと思うのだ。快速のテンポも、何を物語るためのテンポなのか(チェリビダッケはテンポとスピードを区別している)考えれば、不自然とは思えない。Ewig...という響きに、ただただ呆然。

trigger さん | 東京都 | 不明

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勢いのある演奏。曲のほとばしるような熱が...

投稿日:2006/01/03 (火)

勢いのある演奏。曲のほとばしるような熱が前面に押し出た強奏、豊かに歌わせている緩徐部分。音楽の喜びに溢れたさわやかなマーラー。あくまで明るい。若い!

Blicket auf さん | 千葉 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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