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レイボヴィッツのベートーヴェン:交響曲全集

2014年7月12日 (土)

ベートーヴェン:交響曲全集
レイボヴィッツ&ロイヤル・フィル


イタリアのレーベル、URANIAのWIDE SCREENシリーズからレイボヴィッツのベートーヴェン交響曲全集が登場。これまでに様々なレーベルからリリースされていた有名な演奏です。

【レイボヴィッツのベートーヴェン】
1913年にワルシャワに生まれ1972年にパリで没したフランスの指揮者、ルネ・レイボヴィッツは、シェーンベルクとヴェーベルンに作曲を師事し、ラヴェルからオーケストレーションを学び、モントゥーから指揮を教わっています。音楽学者でもあったレイボヴィッツは、十二音音楽の研究書など著述家としても活躍していました。
 レイボヴィッツといえば、自身のヴァージョンによる強烈な『禿山の一夜』が有名ですが、リーダーズ・ダイジェストのために制作したベートーヴェンの交響曲全集もマニアには以前から人気の高いアイテムでした。
 演奏の特徴はなんといってもその俊足なテンポ設定(第9のアダージョが12分28秒!)と、克明な各パートがつくりあげる明晰なテクスチュアにあります。
 レイボヴィッツの演奏で聴くと、ベートーヴェンの音楽というのはなんと爽快で心地よい刺激に満ちたものなのかと改めて気づかされるわけですが、それにしてもこの楽しさは格別です。

【リーダーズ・ダイジェストについて】
アメリカの会員制の通信販売会社(出版社)である、リーダーズ・ダイジェスト社は、ステレオ初期に自社企画のクラシックLPも取り扱っており、数々の名盤を世に送り出したのは有名な話。
 なにやらコンサート・ホール・レーベルと似ていますが、最も異なるのはその音質。クラシックのLPを、高いステイタスを持つアイテムとして捉え、サウンド・クオリティを重視したリーダーズ・ダイジェスト社は、その制作を高音質で知られた米RCAに依頼したのです。さらに、RCAは当時、英DECCAと提携関係にあったため、この録音のように、プロデューサーがRCAのチャールズ・ゲルハルト(ガーハート)、エンジニアがDECCAのケネス・E・ウィルキンスンというような夢の組み合わせが実現できたわけですが、実際、このコンビが達成したサウンド・クオリティには素晴らしいものがありました。

【収録情報】
ベートーヴェン
● 交響曲第1番ハ長調作品21
● 交響曲第2番ニ長調作品36
● 交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
● 交響曲第4番変ロ長調作品60
● 交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
● 交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
● 交響曲第7番イ長調作品92
● 交響曲第8番ヘ長調作品93
● 交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』

 インゲ・ボルク(S)
 ルート・ジーヴェルト(A)
 リチャード・ルイス(T)
 ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
 ビーチャム・コーラル・ソサエティ
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ルネ・レイボヴィッツ(指揮)

 録音時期:1961年4〜6月
 録音場所:ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 プロデューサー:チャールズ・ゲルハルト(ガーハート)(RCA)
 エンジニア:ケネス・E・ウィルキンスン(DECCA)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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