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candi さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/05

    ベートーベンのピアコンは微妙な曲で、シンフォニーほどの感動を得ようと身構えながら我慢して聞いても、なかなか感動させてくれない難物であったが、この演奏で初めて少なくとも抵抗なく短いと感じながら聞き通せた。いわゆるベートーベン臭さが有りすぎると、この一連の曲は、シンフォニーとはレベルが違い難しいのかも知れない。これはなぜか、チェロソナタも同じ傾向に有る。
    とにかく、理屈抜きに、すばらしい名演です。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/23

    下記のコメントに同楽団の薄く表層的な響きがとあるが、目を開かれた思いがしている。と言うのも、ガーディナーと同楽団の演奏が非常に上手だけれども、いま一つ感動できない大きな理由がまさにそこにあったと思われるから。マタイ等も上手だけれども、重みが無く良く言えば聞きやすい演奏であり、悪く言えばリヒターなどと比べて、宗教的な重みが無さ過ぎる。ベートーベンやモーツアルトのレクイエム等も同じだと思う。しかし、これは、いい意味での変化が有り、ある意味で、コープマンの楽団の空気中に溶けていくような柔らかな音色を得ている。この音色でもう一度ベートーベンを録り直して欲しいと熱望する。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/08

    ショパンの音楽は虚飾に満ちており繰り返し聞くに耐えないものだと思い敬遠していたが、思い切ってこれを買って見て、新しい発見があり大変満足した。安価であるが、内容は実に濃いもので、超1流の演奏家の最盛期の演奏の連続により、ショパンの音楽の本質がえぐり取られ、突きつけられるような、そんなすごみが有る。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/30

    アバド、ルツェルン祝祭管の演奏もすごいが、1年に1度の名人集団とは違い、常設のオケとしてのまとまりや、金管全体の上手さ柔らかさ音色の変化などなど、オーケストラとしての総合力はこちらの方が上だと思う。また、ハイティンクをシェフに据えたシカゴ響はようやくというか、いきなりその本領を発揮した。これは退屈で長大と思っていたマーラーの3番における革命的な名演。音の良さや演奏の陰影のすごさ、各奏者の超絶的な技術、それを軽々と統率し深みへと導く指揮などに思いをはせつつ聞いているうちに、感動しあっという間に101分が過ぎ去ってしまう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/29

    シカゴSOの金管のパワーのみで言えばほとんどを80%程度の力で演奏している感じ。ただし、最後まで得意の暴力的な強奏に陥らずただならぬ緊張感と美しさと柔らかな音色を保ち続けているのは実にすごい。本当はマーラーが望んでいたのはこういう演奏ではないかと思わせ、新しい感動を与えてくれる。パワーのみかと思っていたオケだったが、音色の多彩な変化と息の長いフレーズによる奥深い表現力を身に着け、マーラー演奏に関して言えばベルリンフィルよりずっと上に行った感じがした。ハイティンクもヴァントのように老成して大ばけしたか!

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/27

    フルニエのゴフリラーの音やマイスキーのモンタニァーナの音も素晴らしいが、シフのストラディバリの音は低音から高音まで実にチェロらしい美音で思わず聞き惚れているうちに演奏が終わってしまう。ロストロポービッチもバッハの無伴奏ではストラディバリを使っているが、ストラディは鳴らすのが難しく高音が繊細で明るいので細く感じられるため、ヨーヨーマもストラディ(デュプレが破壊したためでも有るが)よりモンタニァーナを主に使っているようだ。チェロを弾く者としては、鳴らし方としてはシフの方がロストロより素直に美しいと感じるので、これからしばらくはこのバッハを聴き込みたいと思う。久しぶりにプロの美しい音を見つけたという感じ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/05

    チェロが当たり前にリアルにチェロらしい美音がすることの大切さに改めて気付かされ、聞き惚れる演奏です。自分がチェロを弾いていながらベートーベンのチェロソナタがあまり好きでは無かった理由が、ヨーヨーマやロストロポービッチを崇拝しつつ聞いていたせいだと解りました。チェロらしい美音による真摯な演奏という点ではフルニエに迫るものがあると思います。べートーベンはこうでなくてはならなかったのか!

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/25

    この演奏は、アルバンベルクQのように鋭くはないが、実に真摯な演奏であり、四重奏団のメンバー全員がベートーベンの音楽に奉仕している感じがする。全曲を聞き通すと、内から湧き上がるような感動がある演奏。

    14人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/12

    HMVレヴューに感謝感激!!!!!!レヴューを信じて買いましたが、何の誇張も無い演奏により、モーツアルトの交響曲を久ぶりにゆったりとしかし集中力を維持して聞けるなんて、奇跡に近い体験です。50歳を目前にして、こんなに、人生を豊かに楽しくしてくれる演奏に出会えるとは絶句です。これからもずっと一緒にいてほしい演奏です。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/29

    1楽章;冷静に装った巨大な情熱。遠くに見える花火。
    2楽章;祭りのから騒ぎ装った孤独の極致。死の予兆に怯える少年。
    3楽章;道化の死の直前の狂乱。
    4楽章;氷の中の原子炉。深海の火山の大噴火。

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     2009/09/27

    この5番は解釈が明快でオーケストラの集中力が有って、金管楽器を中心として全てのパートがアンサンブル、ソロとも一分の不安もなく聞ける名演。この演奏を聞いて全集が欲しくなり買ったが、残念ながらこれ以外は、このレベルに達していなかった。個人的には一番好きな5番だが、贅沢を言わせてもらうなら、ウィーンフィルやコンセルトヘボウのような各パートの潤いいが欲しいところではあるが総合的には100点。

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     2009/09/16

    ヴァントを聞きなれた耳には、テンポの遅いベートーベンらしくない演奏と聞こえ、ファゴットを吹いていた友人がこれさえあれば他のベートーベンは不要と言っていた言葉を理解していなかったが、何度も聞きなおすうちに、なるほど、木管楽器群の美しさにはまり、全体の響きの調和にはまり、気がつけばすっかりはまってしまっていた。今は最高の演奏の一つになっている。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/09

    フルトベングラーが生き返って、自分のやりたいようにベルリンフィルを振ったブラームスやベートーベンを現代の最高の録音で聞きたいとみんなが思っているのに、ベーレンライター版でない非現代的な演奏をしようものなら、重厚な最高の演奏でも、素直に聞けないのは何故なのか?音楽には、考え抜かれ、鍛え抜かれた良い演奏か、様々な要因による悪い演奏の2種類しか無いと思う。ヤルヴィのベートーベンが小編成で、古楽器的でもなく中途半端なのにぐいぐい引き込まれ感動するのは、考え抜かれ鍛え抜かれた良い演奏だからだと思う。この演奏も理屈抜きでベルリンフィルの響きを生かした最高の演奏だと思います。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/05

    ガーディナーの5番は古楽器演奏と思えない勢いと演奏の精緻さに熱狂したが、ヤルヴィの演奏ではさらに細かな各楽器の陰影の深さが加わっている。ただ速いだけの演奏ではなく、小編成にもかかわらずじっくり聞きこむと、スフォルツァンドの絶妙の配分とクレッシェンドにより、迫力も十分有ると感じさせる力を持った演奏になっている。後は何度も聞いて飽きないかが今後の大きな課題。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/04

    録音は最高かもしれないが、バービカンホールの音響が私の好みで無いので残念!!!残響が無さすぎてタイトな音となっており、コンバスとティンパニーがやたら強調される結果となっているのではないか。とにかくLSOシリーズはムジークフェラインとは言わないが、もっと良いホールで録音してほしい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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