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うーつん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/11

     一言で表現すると「大人のショパン」の感想をもった。速さもテクニックも思い切った意匠もないのに聴き終わると満足感が残る前奏曲。全編通して訥々と24の詩が紡がれていく、そんな感想を持った。詩を作ろう、として作るのではなく弾いてみたら詩になっていた、というような。  カップリングされた曲も時間の穴埋めの印象はなくどれも丁寧に弾きこまれている。「舟歌」のおちついた演奏に特に惹かれた。   ピアノの音は重心が下の方にあるような(高音も耳にガーンと強く飛び込んでこない)けばけばしくない印象を受けた(ピアノの音に詳しいわけでもないので印象でレビューします)。

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     2013/02/11

     コンサートホールでうやうやしく聴く硬さから解放された落ち着いたショパン。プレイエル社製1836年のピアノで「ショパンが弾いたかもしれない」なんて想像しながら聴けるのも愉しい。とても柔らかい音で、聴いていてほっとさせてくれる印象を受けた。プラネスの演奏もよい。スピードは当時の時間感覚と思いたくなるゆったりした速さで弾かれている。間の取り方やルバートも「やっていますよ!」的などぎつさがなく、ふとさりげなく取り入れている。聴いているこちらもふわっとした高揚感を受けて心地いい。  これはバリバリとショパンを弾きこなすCDではない。もっと私的にリラックスしてショパンの「楽興の時」を愉しみたい方にお勧め。

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     2013/02/11

    こんな豪華な顔触れの室内楽だからまず買っておいて何の損があろう。ブラームスの四重奏もこんなに斬新に生まれ変わるのかと驚いてしまった。   このCDの前は、I.スターンがアックス、マ、ラレードと録った全集−−こちらもおすすめ。老いてなお青年のスターンが、円熟でありながら若々しい気分を歌い気持ちのいい仕上がりになっている−−を楽しんでいた。今回のアルゲリッチと三銃士による演奏は良くも悪くも「ブラームスの渋い室内楽」のイメージを変えてしまった感がある。したがって気分によって聴き分けたりしている。ブラームスの若いころの作品ではあるが、「髭ぼうぼうのブラームス」をイメージされている方には少し場違いな印象をもたれるかもしれない。ただ、「若さと情熱をもったブラームス」と考えれば納得いただける演奏と思う。特に第4楽章の白熱は必聴。第3楽章のとめどない思慕の念も若々しくてうるわしい。   続編を淡い期待をもって待とう。そのうちまた4人のスケジュールが合うかもしれない・・・。

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     2013/02/11

    最初に購入した時は「クレーメルとアルゲリッチの久々のデュオ」「アルゲリッチのソロが入っている」という興味からだった。が、しかし実際に開けてみるとバルトークの無伴奏に心を奪われてしまった。    最初のシューマンのヴァイオリン・ソナタも「初めからこのテンション!?」の演奏で切り付けられ、次のバルトークの無伴奏(クレーメル)で呆然。アルゲリッチの「子供の情景」も自由闊達さではスタジオ録音の比ではなく、最後に来るバルトークのヴァイオリン・ソナタも、バルトークらしい野蛮さ・夜の静けさ・そしてせっぱつまった緊張が120%のノリで演奏されている。   アルゲリッチがどんどんあおり、クレーメルがそれに応えていく丁丁発止のライヴ感がすごい。バルトークの無伴奏以外はすでにセッション録音がある曲ばかりだが、全くの別物と考えておいた方がいいと思う。よってすでにそれらを買っている方にもおすすめです。   このライヴ、望外でうれしいのはアンコール。このデュオらしい熱を冷まし少しほっとさせてくれるようなイキなクライスラーがまた愉しい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/11

    食わず嫌いか喰えず嫌いか・・・、このCDを買ってかなり経つが他のトリスタンを購入できずにいる。クライバー盤があれば私にはもう十分なのだ。理屈も理論もいらない。   前奏曲・・・次々に溢れてくる病的なほど緊張感を含んだ旋律(オケ全員で合奏しているのに根元のテーマは「孤独」な気がする)を聴き始めた瞬間、現代日本から遠くに中世(?)の船の上に連れて行かれる。歌手の良しあしはわからないが私にはこれがベストチョイス。あのクライバーのCDが残っただけでも奇跡じゃないですか。   (チョイ役のはずの)最初の船乗りの歌声から尋常じゃない。薬を飲んだ後の二人の変化(それとも余計な制約からの解放?)と今後に起こる悲劇を暗示するような弦楽器のうねり。第3幕の牧童の笛の音も忘れられない。「愛の死」や第2幕の二重唱などの「ツボ」がもちろん凄いのはいわずもがな。これ以上、いちいちポイントを列挙する含蓄は持ち合わせていないのであとは他の方のレビューにお任せします。    蛇足だが、CDでも歌っているR.コロがG.ジョーンズとやった1993年のベルリン・ドイツ・オペラ来日公演(G.フリードリッヒ演出)が私にとって初めてのトリスタンだった。今でもあの簡素な舞台で(変テコな装置であれこれこじつけめいた説明をせず)歌手の動きと歌ですべてを表していたのが心に残っている。たしかすべて曲が終わっても数秒間金縛りのようにだれも動けなかった位に舞台が、音楽が凝縮していた。   その後2001年のバイエルン国立オペラの公演や新日本poの演奏会形式なども行きはしたが、日本で、ことにトリスタンの舞台は頻繁にあるわけではないからCD(&DVD)とはありがたいメディアである。

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     2013/02/10

    特に「夢の引用」が美しい。夢のまどろみと波の行き来。よせてはひくような不思議な流れの中で音楽が変容し違うものに変わったと思うと元に戻っている・・・。他のレビューにもあるようにドビュッシーに関心のある方はぜひ聴いてほしい。   ちなみに私がi-Podで聴くときには「牧神」(ドビュッシー)、「夢の引用」(武満)、「循環する海」(細川俊夫)、「海」(ドビュッシー)のプログラムで聴いています。こんなコンサートがあったら絶対行きたいなと思いながら・・・。

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     2013/02/10

    実に美しいCD。秋になると決まって聴きたくなる。もちろん他の季節に聴いても美しいが、やはり「秋」なんだ。   作曲者が雅楽を聴いた際に日記に書いた言葉「音がたちのぼる印象」「(音が)樹のように、天へ向かって起こった」を追体験できることが一番うれしい。まだ「秋庭歌一具」は入手していないがいずれ必ず。「蝕」や「旅」等の曲も邦楽器の美しさをわからせてくれることでは同じ。  細川俊夫の緊張感に満ちた音の生成とは違う、「ふわっ」と音が生まれてくる感じたたまらなくいい。

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     2013/02/10

    たしかECMで他のチェリストがバッハの無伴奏と現代曲をカップリングしたシリーズを出していたと記憶するが、2番煎じといわれようとペレーニで同様のシリーズを行ってほしい。このCDがその第1号になってくれれば…。   バッハ目的に購入したがブリテンもリゲティも思わぬ収穫。チェロが謳う、その響きにどっぷり身を浸すことができる一枚だ。なにより音がいい。フンガロトンレーベルの何かあか抜けない音とは段違い。チェロが好きな方はぜひ聴いていただきたいCD。

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     2013/02/10

    バッハが聴けるのが一番うれしい。贅沢言うとA.シフとのコンビで聴きたかった。ブリテンも晦渋なはずなのになぜか聴きやすい。   こんなプログラムを日本でもぜひ実現してほしい。来日が皆無ではないが回数が少ないのとなかなか日程が合わず実演には接していない。シフとペレーニそれぞれがバッハのソロをやりつつ、デュオも合わせるみたいな内容で。招へいが違うがぜひ実現してほしい。

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     2013/02/10

    グールドらしからぬ演奏ともとれるし、グールドらしいのめり込みともとれる。でもこのCDは理屈はいらないと思う。ひたすら耽美的に、ブラームスがおそらく心の奥底に隠し続けた情熱を描ききっていると感じる。   親しい友人にCDをプレゼントする時はこれか、K.Jarrettの「The Melody At Night, With You」のどちらかになっている。  なお、個人的な感想として、バラードなどを追加した編集CDもあるが、できれば間奏曲だけで1枚買って、バラードはラプソディとのセットで別に買って聴いてみてほしい。いくらグールドが切り張り編集の鬼だったとしてもこの2枚は必ず分けると思うから。安くなっているから2枚買ってもそんなに損にはならないはずです。

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     2013/02/10

     ウィーン・フィルの美音としとやかさに国立歌劇場のオケとしての実力を満喫できる名盤としてお勧めしたい。ばらの騎士組曲の冒頭のホルンも凄いが中間のワルツがやはりいい。うっとりとしてしまう。他にもインテルメッツォ、カプリッチョからの抜粋も聴かせる。最後のサロメも怒涛の攻めでどこを聴いてもウィーン・フィルのCD。プレヴィンも指揮するというより一緒に演奏しているような錯覚を覚える。

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     2013/02/10

     初めに断わっておくと、私はほとんどの場合、第3楽章のアダージョしか聴かない。もっと断わっておくとこのアダージョを聴くために買ったようなもの。泣ける、癒される、メロメロにされるラフ2としてお勧めする。でも私のような偏った聴き方はなさらないように・・・。でもまずはアダージョから聴いてほしい。    なにかこの種の音楽をあまりに克明な最新録音で聴いてしまうと感傷的な気持ちもしらけてしまう気がしてちょうどこれ位がいいと感じてしまう。   ほとんど全曲通して聴いていないので評価をするのはいけないと思うが、全曲聴いていない分差し引いて4つ星とする。

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     2013/02/10

    スコットランド交響曲はこの1枚あればそれで十分と私は思う。それくらい聴き応えがあるし雰囲気も満足。古色蒼然たるスコットランドの湿り気とほの暗さ。行ったことはないが、私のイメージにはこのクレンペラーの指揮がぴったり合う。  イタリア交響曲についてはアバドのCDの方がメンデルスゾーンも喜びそうと感じるし、私もこちらの方をよく聴く。それでもその次は、と訊かれたらクレンペラー盤をおすと思う。スコットランドは5つ星、イタリアを4つ星とつけさせていただきたい。

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     2013/02/09

    ヘンドリックスのシューベルト。それを支える伴奏はあのルプー。慈しみにあふれた歌声とそれを支える優しい伴奏。私が持っているのは2枚組のうち2枚目の方。特に「アヴェ・マリア D839」の1曲のために買っても損はない。それくらいに深い祈りに満たされた歌。

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     2013/02/09

    80分近い演奏時間の間に、いったい何がどう変化したのか。動かないようで実は動いていた・・・こんな妖しい密やかな音楽を数枚持っていても損はない。とにかくじっくり腰を落ち着けて動かないで聴くこと。フェルドマンとの根気比べ。非常に繊細な織物や点描画や、数億光年にきらめきが一つみたいな天体活動を音であらわすとこんな風になるのかもしれない。プラネタリウムで流すのも面白そう。

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