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ブラームス(1833-1897)

CD 交響曲第4番 カルロス・クライバー&ウィーン・フィル

交響曲第4番 カルロス・クライバー&ウィーン・フィル

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  • ★★☆☆☆ 

    hossy  |  愛媛県  |  不明  |  2011年04月03日

    そんなにいい演奏か疑問。ハイレベルではあるが他にもいい演奏はある。カルロス・クライバーだからなんでもいい、とは限らない。早めのテンポはこの指揮者に多いが、レパートリーも少なくピン、と来ない。いいかえれば他の曲では自身がなかった、としか思えない。過大評価し過ぎだ。

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  • ★★☆☆☆ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2007年10月10日

    最高だらけの批評の中で、独り「いまいち」を振りかざすのは非常に勇気のいることだが、実際僕にはこの演奏のよさが全くわからない。新鮮といえばそれまでだが、新鮮な演奏は他にもありそうだ。「この曲は渋く演奏すべし」などとは言わないが、この演奏の震わす「心の位置」がまだ掴めていないみたいだ。 あと、このモノラル録音を思わせるような、彩度のないジャケットの意味も理解できない。

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  • ★★★★★ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2011年09月22日

    これはブラ4の演奏史に新たな1ページを付け加えた素晴らしい演奏であり、同時に聞く人を選ぶ演奏でもあります。聞き手と共に泣いてくれるブラームスを求める人はこの演奏を受け入れられないし、理解できないでしょう。計算されつくした狡猾さや弱さ、ナルシスティックなまでの自己愛に溢れた音楽を、結婚もしないで一人でしこしこと書き続ける作曲家の姿を、もう一つの上の地点から眺め、その老獪な存在を憐れむ演奏と言ったらいいでしょうか。私はブラームスと言う作曲家を全く評価していませんが、このクライバーの棒によって、初めて「ブラームスも孤独な芸術家であったのだ」と思うことが出来ました。特に秀逸なのは第一楽章。ここでのクライバーの棒は神がかっています。ウィーンpoとは思えないほどの細身で厳しく苦い響きを主体として、絶妙なテンポの揺らぎを利用し、ブラームスという人間の小ささを描ききります。この楽章に、ブラームスが生きた人生のすべてがあると言ってもいいのではないでしょうか。第3楽章を、ただのノー天気な音楽にしてしまう指揮者が多いのは、この第1楽章でしっかりとした伏線を張れていないのです。クライバーらしい、これでもかというほどの明るい躍動感に満ちた第3楽章は、この上なくシニカルに響いてきます。これは初めからとても出来が良く演奏されたどり着いた、チャイコフスキーの「悲愴」のスケルツォを聴いたときと同じ「苦味」であるといえます。この二つの交響曲は、かなり似た構造を持っていると言えるでしょう。第4楽章は個性的に演奏しずらい曲ではありますが、やはりコーダで何の効果も狙わず、何の希望も持たせないままさっと切り上げるところなど、ブラームスの積み上げてきた音符と同様、彼の人生も何の意味もなかったんだなと感じさせ、それは私達の生きる命題と直結し、心を揺さぶられます。とにかく、これほどまでに音楽が追及され、個性的に演奏されたブラ4と言うのは他に例がなく、いわゆる「ブラームス演奏」のアンチテーゼとして、きっといつまでも孤独であり孤高であり続けるのでしょう。そうか、やはりこの曲にクライバーは自分を見出していたに違いありません。

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  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年11月29日

    クライバーはこの曲を愛し、晩年にもよく演奏していた。別なところでも書いたかも知れないが、初めて聴いたときは明るさ、爽やかさに違和感を抱いたのだが、近年、演奏解釈が伝統的なものを離れ多様化する中では、もはや間違いなく違和感なく名演と言い切れる。かつてのウィーンフィルのサウンドも甘美だ。伝統やメランコリーや泣きをこの曲に求めない気分ならば間違いなく心地よく聴けるものである。ただ、こちらの固定観念が強いせいか、気分によっては、手放しで絶賛というわけにはいかないと感じることがあり、自分の中でも評価が揺れてしまうことがある不思議な1枚。クライバーという稀有の個性派ゆえのユニークさがにじみ出た1枚である。

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  • ★★★☆☆ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年05月11日

    「フルトヴェングラーのブラームスは暗い」「アバドのブラームスは明るい」のような批評には、「音楽は精神的なもの」という観念が無意識に内在しているという現われでもある。 しかし、ここに聴けるクラーバーのブラームスは「ノリで体感する」音楽であり、他の演奏とはまったく次元の違う演奏でありその存在価値は計り知れない。 そこまで褒めておきながら★3つ というのは……  この演奏が「ブラームスである必要性」を感じないのだ。

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  • ★★★★★ 

    K111  |  千葉県  |  不明  |  2010年01月10日

    LP発売時のジャケットからしびれた。海賊版やDVDで出たVPOやバイエルンとのライブを推す人もいるが、この正規スタジオ盤のVPOは完全無比(別のスタイルのヨッフム&ドレスデンのライブが双璧)。ブラームスの1と3もやってほしかった。

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  • ★★★★★ 

    古渡 弁蔵  |  函館市  |  不明  |  2009年01月12日

    これは素晴らしいブラームスです。感動の波が幾度も押し寄せてきて、とても幸せな時間を過ごせました。私の感性にぴったり合った演奏ですから、文句のつけようがありません。ベートーヴェンでは第4番以外夢中になれなかったクライバーでしたが、こんな素敵なブラームスを聴かせてくれて、やはりそんじょそこらの指揮者ではないと見直しました。私には永遠のCDになりました。

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  • ★★★★★ 

    abbadon  |  tochigi  |  不明  |  2007年08月18日

    「一期一会」という言葉がまさにこのブラームス4番です。 CDの数こそ少ないカルロス・クライバーですが、ベートーヴェン「運命」と並び彼の歴史的名盤です。

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2009年10月03日

    名盤の誉れ高い演奏ですが、 ブラームスとウィーンフィルというと、 バーンスタイン、ベーム、ジュリーニ盤があり、 それらと比べる機会がありましたので4番を 聴き比べてみました。 音のひとつひとつに活力があり、しかも美しい。 4曲中の1曲として、クライバーが録音した 意味が分かります。出来れば全曲聴きたかったです。

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  • ★★★★★ 

    SH  |  佐賀県  |  不明  |  2009年09月28日

    これほどのブラームス#4に出会ったことはない。衝撃的な聴きとおしだった。やはり蜂のように刺し蝶のように舞う演奏はクライバーらしさか・・、まちがいなくおすすめの1作。

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  • ★★★★★ 

    りひ狂  |  山里  |  不明  |  2008年02月18日

    私にはオーソドックスな名演だ。確かに迫力はクライバーならではだが、特に奇をてらった感もなくテンポもべらぼうに飛ばしているわけでもなし。それよりクライバーの丁寧な音作りとそれに答えるVPOの音色はとても美しい。すなおに名演だと感じる愛すべき一枚。

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  • ★★★★☆ 

    ブラーマン  |  jp  |  不明  |  2008年02月04日

    これは濃厚なブラームスに食傷ぎみになった人にとってとても新鮮に響いた4番、これもまた良い。勿論フルトヴェングラーの48年はまちがいなく素晴らしい。この語り尽されたクライバー盤は止しにして、グラモフォンには、アバド=BPOの「4番」をこれからのベスト100にでも入れてもらいたい。アバド盤は必聴。

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  • ★★★★★ 

    ミッチー  |  神奈川県  |  不明  |  2007年02月09日

    渋いブラームスを好む人には この演奏は合わないだろうが、私は若々しく、シンフォニックなこのクライバーの演奏の方が好きだ。彼の耳は常人の耳とは構造が違うのだろう。格調高い音色、深い楽器の抉り、どれをとってもクライバーならでは。ブラームス的でないという人もいようが、そういうフィルターを外せば、最も完璧な演奏に近いのがこの演奏ではないだろうか。

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  • ★★★★★ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  2006年04月20日

    まあ優れた作品には様々なアプローチが可能なのですから、どの演奏が一番かを決めるのは難しいし、素直にこの演奏の素晴らしさを聴き取るのがいいと思います。別項のクリティークを読んでいて面白かったのはジャケットの事。たしかに初発売以来、このディスクは廉価盤で出た事もなく、一貫して「燻し銀のクライバー」の《顔》で親しまれてきましたね。ジャケットが演奏そのものを代弁するような事は有得ませんが、この際立った魅力のあるブラ4を彩ってきたデザインであるのは確かです。今もって新鮮ですね。録音からもう四半世紀を過ぎているのに…

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2005年12月02日

    この曲にしてはやや若々しいと思う人もいるかもしれないが、ブラームスがこの曲を書いたのは50代で必ずしも晩年とはいえないことを考えればこのような解釈も成り立つだろう。(もう少し渋めがお好みの方はクライバーのDVDの方をどうぞ)。ただ本盤はOIBP化でミキシングが変更されかなり音質が変わった。元々の音は手前の弦が近めに聞こえるバランスになっているが、これは運命以来クライバーお好みのバランスであり指揮者が望んだ音だと思う。私は元々のオリジナル盤の方を大事にしている。もし中古店でみつけたらぜひ聞き比べてほしい。

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