ブラームス(1833-1897)

CD Sym.4: C.kleiber / Vpo

Sym.4: C.kleiber / Vpo

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    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2024年02月11日

    C・クライバーは長い間避けていた指揮者の一人だった。ベートーヴェンの4,6盤を聴いても納得できない演奏だった。以前、この演奏を聴いた時も美しくそれなりの水準の演奏だと思っていたが、その後CDを手放してしまった。先日追悼記念CDを聴き、(未完成)と共に感心した。当盤とは音質、音色等の違いは若干あっても(追悼盤は音色がやや暗めである。)薄暗い音色の深い響きが演奏を際立った演奏にしていた。スケール感も十分で数回聴き直したほどである。ステレオではワルター(良くも悪くも健康的演奏)と双璧ではないかと思ったほどである。(初めて聴いた時と住まいや装置がすべて替わっているが。)

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  • ★★★★★ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2012年04月26日

    こんなに有名な録音には、私のような輩まで投稿する必要はないとは思うのですが、皆さんのレビューが面白いので仲間に入れてもらいましょう。この録音は初出の頃から聴いていて、とても良い演奏だとは思っています。しかし、どうしてこんなに大絶賛されるのか、実は未だにわかりません。トリスタンもそうですが、細部への拘りが私には神経質に聞えてしまいます。DGの運命や「魔弾の射手」等初期の録音には切羽詰まった緊迫感があってずっと良いですよね。ブラ4では半年前のVPOライブの方が命掛け?の気迫があって一層好ましいのですが、これは海賊盤のため皆さんには申し訳ないコメントです。ちなみに、この曲の私のお気に入りはワルター&コロンビア響、トスカニーニ&PO、更にはバーンスタイン&VPOのおおらか&力強さです。

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    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2011年09月22日

    これはブラ4の演奏史に新たな1ページを付け加えた素晴らしい演奏であり、同時に聞く人を選ぶ演奏でもあります。聞き手と共に泣いてくれるブラームスを求める人はこの演奏を受け入れられないし、理解できないでしょう。計算されつくした狡猾さや弱さ、ナルシスティックなまでの自己愛に溢れた音楽を、結婚もしないで一人でしこしこと書き続ける作曲家の姿を、もう一つの上の地点から眺め、その老獪な存在を憐れむ演奏と言ったらいいでしょうか。私はブラームスと言う作曲家を全く評価していませんが、このクライバーの棒によって、初めて「ブラームスも孤独な芸術家であったのだ」と思うことが出来ました。特に秀逸なのは第一楽章。ここでのクライバーの棒は神がかっています。ウィーンpoとは思えないほどの細身で厳しく苦い響きを主体として、絶妙なテンポの揺らぎを利用し、ブラームスという人間の小ささを描ききります。この楽章に、ブラームスが生きた人生のすべてがあると言ってもいいのではないでしょうか。第3楽章を、ただのノー天気な音楽にしてしまう指揮者が多いのは、この第1楽章でしっかりとした伏線を張れていないのです。クライバーらしい、これでもかというほどの明るい躍動感に満ちた第3楽章は、この上なくシニカルに響いてきます。これは初めからとても出来が良く演奏されたどり着いた、チャイコフスキーの「悲愴」のスケルツォを聴いたときと同じ「苦味」であるといえます。この二つの交響曲は、かなり似た構造を持っていると言えるでしょう。第4楽章は個性的に演奏しずらい曲ではありますが、やはりコーダで何の効果も狙わず、何の希望も持たせないままさっと切り上げるところなど、ブラームスの積み上げてきた音符と同様、彼の人生も何の意味もなかったんだなと感じさせ、それは私達の生きる命題と直結し、心を揺さぶられます。とにかく、これほどまでに音楽が追及され、個性的に演奏されたブラ4と言うのは他に例がなく、いわゆる「ブラームス演奏」のアンチテーゼとして、きっといつまでも孤独であり孤高であり続けるのでしょう。そうか、やはりこの曲にクライバーは自分を見出していたに違いありません。

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  • ★★★★★ 

    HMVの犬が好き  |  岐阜県  |  不明  |  2010年07月15日

    発売時から斬新だとか、今までにない解釈、この曲の新たな一面を見せた…等々の絶賛を浴びた演奏。しかし私にはそういった評価は的外れに思える。比較の対象としてフルトヴェングラーしか聞いて来なかった人たちなのだろうか。若々しさはあるが端正な極めてオーソドックスな演奏と思う。“快活でしなやか”というクライバーらしさを期待するとやや空振りになる。ただ普通に名演だと感じる。なお、ヒューブーンさん、批判することは全然問題ないと思いますが、ジャケットについて一言。これはLPの時のジャケットを見てほしかったですね。シルバーのこのジャケットは斬新で素晴らしかったのですよ。CDのサイズにしちゃうとつまらないけどね。

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  • ★★★★★ 

    K111  |  千葉県  |  不明  |  2010年01月10日

    LP発売時のジャケットからしびれた。海賊版やDVDで出たVPOやバイエルンとのライブを推す人もいるが、この正規スタジオ盤のVPOは完全無比(別のスタイルのヨッフム&ドレスデンのライブが双璧)。ブラームスの1と3もやってほしかった。

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    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2009年10月03日

    名盤の誉れ高い演奏ですが、 ブラームスとウィーンフィルというと、 バーンスタイン、ベーム、ジュリーニ盤があり、 それらと比べる機会がありましたので4番を 聴き比べてみました。 音のひとつひとつに活力があり、しかも美しい。 4曲中の1曲として、クライバーが録音した 意味が分かります。出来れば全曲聴きたかったです。

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    SH  |  佐賀県  |  不明  |  2009年09月28日

    これほどのブラームス#4に出会ったことはない。衝撃的な聴きとおしだった。やはり蜂のように刺し蝶のように舞う演奏はクライバーらしさか・・、まちがいなくおすすめの1作。

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    古渡 弁蔵  |  函館市  |  不明  |  2009年01月12日

    これは素晴らしいブラームスです。感動の波が幾度も押し寄せてきて、とても幸せな時間を過ごせました。私の感性にぴったり合った演奏ですから、文句のつけようがありません。ベートーヴェンでは第4番以外夢中になれなかったクライバーでしたが、こんな素敵なブラームスを聴かせてくれて、やはりそんじょそこらの指揮者ではないと見直しました。私には永遠のCDになりました。

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    りひ狂  |  山里  |  不明  |  2008年02月19日

    (続き)ただし、音質はFMで録ったものの方がより重厚だった気もする。VPOの音が薄っぺらく感じる(人もいる)のは、ひとえに本盤の録音のせいでは。

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  • ★★★★★ 

    りひ狂  |  山里  |  不明  |  2008年02月18日

    私にはオーソドックスな名演だ。確かに迫力はクライバーならではだが、特に奇をてらった感もなくテンポもべらぼうに飛ばしているわけでもなし。それよりクライバーの丁寧な音作りとそれに答えるVPOの音色はとても美しい。すなおに名演だと感じる愛すべき一枚。

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    abbadon  |  tochigi  |  不明  |  2007年08月18日

    「一期一会」という言葉がまさにこのブラームス4番です。 CDの数こそ少ないカルロス・クライバーですが、ベートーヴェン「運命」と並び彼の歴史的名盤です。

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    ヤマト  |  新潟市  |  不明  |  2007年05月02日

    発売当時、私はその新鮮な演奏に衝撃を受け、憑かれたように、何度も何度も、この演奏に聴き入ったものです。 クライバーの美点が最高度に発揮されたフレッシュで生命力に溢れる名演と思います。 私にとっては、ブラームスの第4番の原点ともいえる演奏です。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  2007年03月02日

    この演奏をブラ4の絶対最高の演奏と断定し、他の演奏を全て捨て去ろうとは思いません。むしろこの演奏はかなり異色でありながら、最高の演奏の一つだと私は思います。若々しさ、ドラマティックさ、推進力、木管の音色。そういうところがこの演奏の魅力でしょう。ただ、弦の音色はミキシングのせいなのか、昔のLPでの印象と比べると、かなりキンキンして、ウィーンフィルの良さから遠ざかっている感じがしました。

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    ミッチー  |  神奈川県  |  不明  |  2007年02月09日

    渋いブラームスを好む人には この演奏は合わないだろうが、私は若々しく、シンフォニックなこのクライバーの演奏の方が好きだ。彼の耳は常人の耳とは構造が違うのだろう。格調高い音色、深い楽器の抉り、どれをとってもクライバーならでは。ブラームス的でないという人もいようが、そういうフィルターを外せば、最も完璧な演奏に近いのがこの演奏ではないだろうか。

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    ぱっぱらー  |  大阪  |  不明  |  2006年12月29日

    このCDは寝起きの1枚として、アシュケナージ盤のショパン・ノクターンと共によく聴いています。コンセルトヘボーとの組み合わせのDVD盤も楽しくみています。

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