SACD

組曲『惑星』、他 ラトル&ベルリン・フィル(2SACD限定盤)

ホルスト (1874-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOGE11084
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤, ハイブリッド

商品説明

ラトル&ベルリン・フィル/ホルスト:惑星−冥王星付き
SACDハイブリッド限定盤

ベルリン・フィル初の冥王星付き『惑星』録音。音楽監督との『惑星』録音そのものもベルリン・フィルにとって25年ぶりとなったもので、まさに21世紀の『惑星』の誕生でした。
 さらにコリン・マシューズが作曲した『冥王星』と、国籍の異なる4人の作曲家にベルリン・フィルが委嘱した『宇宙テーマとした』4作品の世界初演も収録。(EMI)

*この商品には特典映像は収録されておりません。

【収録情報】
DISC1
・ホルスト:組曲『惑星』作品32
 「火星、戦争をもたらす者」
 「金星、平和をもたらす者」
 「水星、翼のある使者」
 「木星、快楽をもたらす者」
 「土星、老いをもたらす者」
 「天王星、魔術師」
 「海王星、神秘主義者」
・コリン・マシューズ:『冥王星』

DISC2
宇宙をテーマにした4つの委嘱曲
・カイヤ・サーリアホ:『アステロイド4179:トータティス』
・マティアス・ピンチャー:『オシリスに向かって』
・マーク=アントニー・タネジ:『ケレス』
・ブレット・ディーン:『コマロフの失墜』

 ベルリン放送合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2006年3月16-18日(デジタル)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

内容詳細

ラトルとBPOによるホルストの組曲「惑星」の2006年のライヴ録音。マシューズの「冥王星」が追加されているほか、「小惑星」「コマロフの墜落」なども収録されている。派手さはないが、ラトルらしい繊細な演奏が秀逸。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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イギリス人のラトルにしてみれば、この惑星...

投稿日:2021/12/22 (水)

イギリス人のラトルにしてみれば、この惑星はお国ものなので、普通に演奏すればそこそこの結果は出るはず。ベルリン・フィルという天下の名オケを駆使してどれほどの成果が出るかが関心事である。結果、ラトルは特別なことは何もしなかった。と言うより、この作品自体にさほどのキャパシティはない。期待した火星、木星は、木曜のあの有名なメロディーの歌わせ方は流石だが、他に特筆すべきことはない。唯一、土星におけるオケの迫力は半端でない。オマケ的に、マシューズの冥王星や2枚目のCDに宇宙、天体に関した作品が収められているが、よほど聞き応えがあった。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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BPOの上手さはいつもの通り。この盤の魅力...

投稿日:2013/11/09 (土)

BPOの上手さはいつもの通り。この盤の魅力は楽器間の微妙なバランスから聞こえてくる和声的な音色だと思う。これは意外な発見。この曲がこんなに音楽的に聴けたことは、これまでなかった。特に注目は木星の中間部。歌わせ方は実に細かくコントロールされ、極端ではない絶妙な表情をつくっている。それが単調ではないところが驚き。この曲から音楽的な充足感がこんなに引き出せるとは思っていなかった。ラトル/BPOの真の実力か。映画音楽のようなスペクタクルなものをお望みならば別をどうぞ。

ヒマラヤのゾウ さん | 愛知県 | 不明

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ラトルは今日でこそベルリン・フィルを完全...

投稿日:2011/09/23 (金)

ラトルは今日でこそベルリン・フィルを完全に掌握し、現代を代表する大指揮者の一人として数々の名演を成し遂げつつあるが、ベルリン・フィルの芸術監督に就任してから数年間は鳴かず飛ばずの状態が続いていたと言える。今般、同様にSACD化された、芸術監督お披露目公演のマーラーの交響曲第5番も、意欲だけが空回りした凡庸な演奏であったし、その後もシューベルトの交響曲第8(9)番「ザ・グレート」、ブルックナーの交響曲第4番、R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」など、箸にも棒にもかからない凡演の山を築いていたと言える。本盤には、ホルストの組曲「惑星」と、コリン・マシューズによる冥王星、そして、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品がおさめられているが、このうち、メインの組曲「惑星」が、イマイチの凡庸な演奏に成り下がっていると言えるところだ。ラトルも、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は、名うての一流奏者たちを掌握するのに相当に苦労したのではないだろうか。そして、プライドの高い団員の掌握に多大なる労力を要したため、自らの芸術の方向性を見失っていたのではないかとさえ考えられるところだ。それ故に、必然的に意欲だけが空回りした演奏に終始してしまっていると言える。本演奏も美しくはあるが根源的な力強さがない。同曲を精緻に美しく描き出すことにつとめたのかもしれないが、本演奏を聴く限りにおいては、ラトルが同曲をこのように解釈したいという確固たる信念を見出すことが極めて困難であると言える。ラトルは1980年にも、フィルハーモニア管弦楽団とともに同曲を録音しているが、当該演奏の方が、若干の荒々しさは感じさせるものの、若武者ならではの気迫溢れる力強い熱演に仕上がっていたと言えるところであり、本演奏よりも数段優れた演奏のように思われるところだ。メインの組曲「惑星」と比較して、コリン・マシューズによる冥王星や、国籍の異なる4人の作曲家による宇宙をテーマとした小品については、録音自体がそもそも珍しい楽曲であることや、おそらくはベルリン・フィルも演奏した経験を殆ど有していなかったこともあって、ラトルのペースで演奏が行われているように感じられるところである。したがって、組曲「惑星」よりもラトルの解釈が演奏にしっかりと刻印されていると言えるところであり、これらの楽曲の演奏に関してはなかなかに優れた演奏ということができるのではないだろうか。音質は驚天動地の鮮明な高音質であると言える。本盤については、既にHQCD盤が発売されているが全く問題にならない。あらためて、SACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本盤の評価についてはラトルの組曲「惑星」の演奏に★1つ、そしてその他の楽曲の演奏に★3つであるが、SACDによる高音質化を考慮して、全体として★3つの評価とさせていただくこととする。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ホルスト (1874-1934)

“惑星”で有名なイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストは、1874年9月21日、英国グロースターシャー州のチェルトナムにスウェーデン移民の子として生まれます。父は音楽教師、母はピアニストだったこともあって、家庭環境は非常に音楽的でした。1887年、チェルトナム・グラマー・スクール入学。1891年、同校卒業。管弦楽のための間奏曲、スケルツォ作曲。1892年、ウィック・リッシントンでオルガニストの職に就

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