HMVインタビュー: Rasmus Faber
Thursday, November 13th 2008
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Rasmus Faber |
「Ever After」の大ヒットによって、一躍日本でもその名を轟かせる大人気ハウス・プロデューサーとなった ハウス界の貴公子Rasmus Faber。今回は、意外にもフル・アルバムとしては初のリリースとなる作品であり、これまでの軽快なラテン・ハウスのイメージを超える新たなオリジナル・サウンドを展開するアルバム『Where We Belong』を完成させたご本人にお話を伺いました!
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「なんていうか、ラテン・ハウスでは、今までにやったことのないアプローチがもうあまりないんだよ。」
Rasmus Faber 完成させることが出来て素直に嬉しいよ。どのようにリスナーに受け入れてもらえるか少し不安でもあるけど、満足できるアルバムに仕上がったし、次のプロジェクトにも進めるからリラックスしているよ。 --- 初のオリジナルアルバムという事で、制作に対してプレッシャーはありましたか? Rasmus Faber 少しはあったかな。でもプレッシャーというものは外から来るものだから自分では何もできないし、同じことをしてほしいというファンの人ももいれば、全然別のことをしてもらいたいと思っている人もいるよね。だからリスナーの意向に答えるのはほぼ不可能だと思うし、プレッシャーをあまり考えないで、自分が感じていることを表現するように努めたよ。 --- 以前インタビューさせて頂いたときに「僕がやりたいことはバランスを取ること、つまりフロアでも機能して家でも聴けるという作品をつくりあげること」という事をおっしゃっていましたが、本作はまさにその言葉にピッタリ当てはまるような作品となりましたね。 Rasmus Faber ありがとう。個人的には、フロア向けかどうかは、リスナーがどういう人達かにもよると思うんだ。このアルバムは全世界で発売させるわけだけど、ヨーロッパのダンス・シーンは今かなりタフなサウンドになっているから、ヨーロッパの人達にとってはこのアルバムは家で聴くに適していると言うかもしれないよね。アルバムの曲のリミックスを手掛けたり、他のリミキサーにお願いすることで(フロアとの)バランスを更に取れると思っているよ。 --- 本作に対してのインスピレーションはどういったところから得られたのでしょうか? Rasmus Faber インスピレーションについての質問はよくされるんだけども、答えるのが難しいんだよね…アーティストによっては、アルバムの制作中に聴いていた音とかアルバムとかを挙げることができるかもしれないんだけど、僕は制作中はあまり聴かないんだ。僕にとってインスピレーションは自分の中にある何かから来るものだと思っていて、今まで受けた影響は沢山あると思うんだけど、それが全て混ぜ合わさったものが出てきているというか…だから現在の感情によってインスパイアされる、という感じかな。 --- 今までのラテンフレーヴァーな作品と比べると、今回のアルバムでは「ピアノ」や「ストリングス」といった要素が多く盛り込まれていますよね。 Rasmus Faber そうだね。なんていうか、ラテン・ハウスでは、今までにやったことのないアプローチがもうあまりないんだよ。もし南米とかキューバに行ったら、今までにないラテン・ハウスを作れるようなアイデアに出会えるかもしれないんだけど、ラテン・ハウスというジャンルにおいては、かなりやりきった感じもあるんだ。ストリングスやピアノというのは、まだそこまで使っていないからね。あと今の僕が好きな楽器や音感がそういう感じ、っていうのもあるね。 --- 本作には「Ever After」のEmily McEwanや「Demanda」のClara Mendesを始めとして5人のヴォーカリストが参加していますが、個人的にはLindaの歌声が非常に印象的でした。彼女はどんなヴォーカリストなのでしょうか? Rasmus Faber 実は僕も同じで、彼女の声が大好きなんだ。将来彼女と色々作っていければと思っているんだよ。実は彼女はスウェーデンで凄く人気のあったロック・バンドのシンガーだったんだ。スタジオでも凄くクールだし、同じ年代っていうこともあって親しい友人でもあるんだ。 --- 他のヴォーカリストもみんなすばらしい歌声ですよね。 Rasmus Faber アルバムでコラボレートすることができたヴォーカリスト達には凄く満足しているんだ。(Ever Afterは)かなり前のことだから、Emilyとまた一緒に作れたのは嬉しかったよ。EmilyとLindaは経験豊かなヴォーカリストで、ClaraとParastoは新人のエネルギーというものがあったね。Claraの声も大好きなんだ。一度聴いたら好きになるタイプのヴォーカリストだと思うな。Dyannaも凄かったよ。彼女の曲では彼女がメロディーを書いたんだ。色んなヴォーカリストが参加してくれたことによって、アルバムのバランスが良くなった気がするよ。 --- 日本でもレコーディングされたそうですが、そのことによって得られた事ってありますか? Rasmus Faber 日本ではグランド・ピアノのレコーディングをしたんだよ。アルバムにグランド・ピアノをフィーチャーしたいと思っていて、日本にDJツアーで滞在している間にレコーディングをする機会に恵まれたんだ。ビクター・スタジオでレコーディングをしたんだけど、凄くプロフェッショナルだったし、素晴らしいピアノそしてスタジオだったから、貴重な経験ができたと思ってるよ。 --- あなたと同じストックホルム出身のイラストレーター、セシリア・カールステッドが本作のジャケット・アートワークを担当されたそうですが、どんな経緯で手掛けることになったのですか? Rasmus Faber 僕の友人が彼女を推薦してくれたんだけど、彼女のサイトで作品集を見たとき、一目惚れしてしまったんだ。彼女の絵は、僕が音楽で表現したいと思っていることを表現していると思う。凄く気に入って、彼女のクライアント・リストを見てみたら、H&Mとかポール・スミスとかの大企業が並んでいて、彼女と仕事なんかできるわけないか…と思っていたんだけど、彼女にメールをしたら、僕の音楽を凄く気に入ってくれて、今回彼女のイラストをフィーチャーすることが出来たんだよ。因みに後でわかったんだけど、僕らは10代の頃一緒の学校に通ってたんだよ! --- 今後の予定について教えてください。 Rasmus Faber 今アルバム全体をリミックスしていて、リミックス・アルバムを来年春にリリースする予定なんだ。ツアーも予定しているよ。そして冬は、スウェーデンの寒い冬を避けて、暖かい国で制作しようと思っているよ(笑)。 --- 最後にアルバムを心待ちにしていた人にメッセージをお願いします! Rasmus Faber 皆さんがこのアルバムを気に入ってくれたら嬉しいなと思っています。雰囲気は違うかもしれないけど、以前の僕の作品とこのアルバムつながっていることを感じ取ってもらえたら嬉しいです。 --- ありがとうございました! Rasmus Faber アリガトウゴザイマシタ!
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