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インタビュー:STUDIO APARTMENT/DAISHI DANCE

Friday, October 17th 2008

 



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HMV渋谷とONLINEの10周年を記念し、STUDIO APARTMENTとDAISHI DANCEが互いの曲をリミックスし合ったスペシャル・アイテム『Apt. Weapons』をリリースする。ダンスフロアで爆発すること必至の美しい会心のアンセムは、互いの持ち味を改めて再確認するものとなっている。今回は両者に『Apt. Weapons』、そしてSTUDIO APARTMENTの最新DVD『STUDIO APARTMENT LIVE』、そして10周年にちなみ、アーティストとしての10年を振り返ってもらった。
取材/文 佐藤譲

どちらの個性もよく出たリミックスだし
オリジナルと聴き比べて楽しんで欲しいですよね

---『Apt. Weapons』では、STUDIO APARTMENTのNYリスペクトなリミックスDAISHI DANCEらしいメロディを強調したシンフォニックで壮大な美しいリミックスと、それぞれの持ち味をいかんなく発揮していますよね。それぞれの選曲、リミックスのテーマを教えて下さい。

森田昌典(STUDIO APARTMENT)(以下、森田) 「前々からDAISHI DANCEの楽曲でリミックスしたい曲があったんです。それがこの曲なんですけど、ローランド・クラークのヴォーカルが本当に良い感じで、それをどう料理しようか、試行錯誤しました」

DAISHI DANCE(以下、DAISHI)「僕はDJで毎回STUDIO APARTMENTの曲はかけているんですけど、その中でも一番かけているのがあの曲だったからですね。今回は森田くんの方からも『すごく盛り上がるというリミックスを期待しているよ』ってことがあって、加えて原曲の完成度も高くて凄く盛り上がる曲だったので、結構考えましたね」

---お互いの曲の印象についてはいかがですか?

DAISHI「自分のテイストにないリミックスを施してくれていて、朝方のフロアにかけたらすごく気持ちよくなりそうな感じですよね」

阿部登(STUDIO APARTMENT)(以下、阿部)「DAISHIくんのはストリングスやビート感、構成も含めてすごく彼らしいリミックスですよね」

DAISHI「STUDIO APARTMENTは最近海外に通じる音を作っているなって感じがよく出ているし、自分は日本人の持っている感性を大事にしている曲が多くて、そういう違いが表れているかもしれないですね」

--- トラックを聞くと、どちらもお洒落なんだけど、STUDIO APARTMENTは男らしくてDAISHIさんからはフェミニンな印象を受けるんですよね。

森田「でもフェミニンってあくまで彼が構成するいち要素で、彼の作る音は映像を喚起するようなスケール感があるというか。それがDAISHI DANCEの世界観なんだと思うな」

DAISHI「自分は風景や自然とか色んな環境からインスピレーションを受けてるんですよ。そのシチュエーションに合うメロディを思いついて特有の高揚感があるハウスビートに乗せて作品にしている感じなんですよね」

森田「どちらの個性もよく出たリミックスだし、オリジナルと聴き比べて楽しんで欲しいですよね」

--- 今回はHMV渋谷とONLINEが10周年ということで、それにちなんでみなさんの10年前のお話をお伺いしたいのですが。

森田「STUDIO APARTMENTはデビューして8年、キャップ(阿部)と出会ってから11年になるかな。それにしてもキャップは全然変わってない気がするなあ」

阿部「それ見た目?(笑)。音楽観の話でしょ?(笑)」

森田「そっか(笑)。音楽観は明らかに変わりましたね」

--- 当時はどんな音楽性だったんですか?

森田「僕は元々打ち込み系の音には一切興味が無く。当時DJでかけていたのは60、70年代のジャズやブラジリアンがメインでしたね」

阿部 「僕は彼のイベントでバンドのライヴとして参加したのが出会いのきっかけだったんですよ。だから当時はバンド的なことをやってました。そう言えば今ってクラブジャズ系のバンドっていなくなりましたよね。時代なのかなぁ?」

---DAISHIさんはいかがですか?

DAISHI 「何歳とは書けないですが…(笑)かなり若い頃からクラブでDJをやっていたので10年前は既にレギュラーDJをやってましたね。聴いていた音楽はハウスでずっと変わっていないです。で、大学を卒業したあたりから東京に月に1、2回は行ってた感じですね」

---10年も経つと周囲の状況もかなり変わったのではないでしょうか?

森田 「そうですね。DJの機材周りは明らかに変わりましたよね。僕は今CDJがメインのプレイスタイルになっています。海外に行くとCDJしか置いていないお店が多く、レコードを持っていてもDJができない現状になってしまい。代わりに移動は楽になりましたけどね」

DAISHI「昔はクラブ先行でクラブに遊びに来る人が多かったんですけど、最近はクラブ系のCDがいっぱい出ていることもあって、CD先行でクラブにくる人が増えているという感じはしますね」

森田「ああ、そうかもね。地方にいくとスタアパの曲がプレイされるのを目的に遊びに来るお客さんが多いからね。それが時に辛い部分もあるけど……。ネームバリューもない時なら自分のやりたいようにもできるし、どっちが楽しいのかなって思う時はありますね」

---ははぁ〜、知名度のあるアーティストならではの悩みでもありますね。先日、ageHaで開催された「WORLD MUSeUM」で素晴らしいライブを披露されていましたが、それが今度DVD『STUDIO APARTMENT LIVE』としてリリースされますよね。振り返ってみていかがですか?

森田「いや〜、本当に楽しかったです。早くまたやりたいですね」

阿部「いや、でもあれは年に1回がいいんじゃない?」

森田「うん、それぐらいがベスト! 大変だけど、ある意味自分へのご褒美みたいなところもありますからね」

---そんなに大変なものなんですか? 確かに参加している人数もかなり大規模なものですけど。

阿部「実際大変ですよ。まずプレイする曲を譜面に全部起こさないといけないし、リハーサルも大規模ですからね。DVDをチェックしたら1年ごとにいい感じになってきているので来年も楽しみではありますけど」

森田「なかなか大変だと思いますよ。ageHaでもあれだけの制作費をかけてやっているパーティは少ないと思いますしね。綿密な打ち合わせを繰り返してパーティの準備をしてくれているうちのスタッフであったり、サポートしてくれている人たちは本当にすごいと思うし、感謝してもしきれないですね。」

---DAISHIさんはあのイベントに参加してどんな感想を持ちましたか?

DAISH「去年参加させていただいて、思い出に残るPARTYだったので今年も楽しみにしていたんですけど、ライブやDJへのお客さんのリアクションも更によくなっているのを感じました。MUSeUMには大箱でやってるのにアットホームな一体感があるんですよ。来年も是非誘ってほしいですね」

---『In The House』でミックスも担当し、海外での活動も活発になっている訳ですし、こうなると海外でのライブも実現して欲しいところですが。

森田「オファーしてくれるところがあれば是非やりたいです。ただですね、みんなが想像しているよりライブの制作費がかかってまして(苦笑)。まずはこの規模のライブを、日本で毎年しっかりやって行くことからはじめたいですね」



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