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(黒沢健一/秀樹)インタビュー

ハンキー・パンキー
(黒沢健一/秀樹)インタビュー

Thursday, September 25th 2008

 



※インタビューを最後まで読んでくれた方にスペシャルプレゼントあり!

 

デコレ村のハンキー・パンキー
喧嘩もするけど仲直りの早いナイスコンビ。
右耳が黒いほうが兄のハンキー(黒沢健一)。
左耳が黒いほうが弟のパンキー(黒沢秀樹)。
※詳細はデコレ村本舗サイトへ!

 






デコレ村のコンセプト自体がそうなので。
キャラクターがあるからそのキャラクターに沿うような楽曲を演奏してくれ
ということではないのでね。
それはレコーディングもライブも一緒で。
自分達がやりたい曲をやりたいなと思ってね。



--- フィル・スペクターでいうと60年代のサウンドということになりますが、やはりその辺りの時代、50年代から60年代の古きよきポップスやロックへのサウンドへの憧憬というのは強いほうなんでしょうか?

秀樹 今はあんまり追及してないけれど、未だに好きですよね。それこそ中学生や高校生のころには配信とかなかったし。レコード屋に探しに行かなければなかったし。その頃に見つけた名曲に対する想いは忘れないですよね。夢中になって聴いていたときの想いですね。

健一 うん。やはりベーシックはそこですよね。先日のデコレ村オールスターズのライブのときにも、仲井戸"CHABO"麗市さんと、リバプール・サウンド(※1960年代前半、ロックンロールを国際的な市場にした大衆音楽のスタイル。リバプールサウンド=イギリスでのサウンド、イギリスでのロックという解釈)で話が盛り上がったんですよ。あとブリティッシュ・ビート。50年代や60年代の音楽が自分達のベースなんですよね。
  だからこそ、「上を向いて歩こう」で、“黒沢兄弟の好きにやっていい”という一言で、こうなることは決まっていたということですよね。でも、ソロのときは色々なポップスを作るという実験を重ねてきているので、今の時点で、ソロの作品で改めてフィル・スペクターをネタにするなんてことはやれないんですよね。だから、今回この、「パンダ」というキャラクターを通すことによって自分のベーシックな部分を爆発できることが出来て楽しかったですね。

--- こういうデコレ村というコンセプトありきで生まれたといっても過言じゃないんですね。

健一 この前、プロデューサーに、“黒沢兄弟で、「上を向いて歩こう」をフィル・スペクター調でやるなんてありえないでしょ?「パンダ」だから出来たんでしょ?”って言われて。なるほどなと思いましたし、他のデコレ村に参加しているアーティストの方もそうだと思うんですけど、キャラクターありきであるからこそ出来ることというものがみんなあると思うんですよね。なければ出来ないものというか。違う自分の引き出しを出せるというか。それが面白い感じで回っていくというか。

秀樹 キャラクターがあったからこそ、「パンダ」というキャラクターがあったからこそ、こんなことやあんなことが出来たし。これからのことを考えても、いろんなチャレンジが出来そうだなとも考えましたね。

--- なるほど。「上を向いて歩こう」だけではなく、他のアーティストの作品にも参加なされてますよね?例えば、「ONE LOVE」でギターを弾いて参加していたり…。

秀樹  「ONE LOVE」をレコーディングしてたときに面白いことに気づいて。あの、知花ちゃん(有里知花)が唄うと、なんともサーフなね。可愛い歌になるんですけど、そこに僕ら2人がコーラスを乗せると、ピーター・ポール&マリー(※1960年代のアメリカで最も成功したフォークソング・グループの一つ)みたいに、どうしてもオヤジ臭さが入ってしまうということに気づいてびっくりしましたね(笑)。“なんで、古くなるんだ?”って(笑)。でも、昔のスタンダードナンバーなんでね。味が出てよかったかなと。

--- そういえば、今までキャラクターのことを「パンダ」と言っていましたが、「ハ ンキー・パンキー」という正式名称があるんですけど(笑)、これを命名したのが健 一さんだとお聞きしたのですが?

健一 結果的にはそうですけど。実はパンダで名前をどうしようって考えたときに、 うちのマネージャーが「パンダの秀樹(き)」で「パン〜樹(き)」だから、「パ ン・・・キー」ですかね・・・・・?って言い出して。そうなると自動的に「パン キー」の前は「ハンキー」なるんですよ、僕らにとっては(※アメリカの60年代後半 のポップ・シーンをリードした人気バンド、トミー・ジェイムス・アンド・ザ・ショ ンデルズの名曲)。もう0.5秒くらいでこれで行くと即決しましたね(笑)。「上を 向いて歩こう」で、フィル・スペクター調で、「ハンキー・パンキー」っていう名前 だったら言うこと無いじゃん!ってね(笑)。

--- 後付けじゃないですけど、上手い流れで名前が決まりましたね(笑)。

健一 ほんとっすよ。こんなにネーミングするのに悩まなかったのは初めてですよ。

--- 秀樹さんが最初に聞いたときどう思われました?

秀樹 理由はまさにその通りで、言うこと無いです。ナイスアイデアです(笑)。ていうか名前はぶっちゃけどうでもいいやって思っていて(笑)。でも、元々兄貴がそういうのを考えるのが得意なので任せたという感じですね。

健一 だいたいそういう時って電話で話するんですけど、“どうなのかな、それ…”ってなって必ずお互いが文句を言うんですよ。人のアイデアに対して。でも、「ハンキー・パンキー」に関しては即決でしたね。“いいね!”って。でもなんでそういう名前になったかということを説明しはじめたら機嫌が悪くなっちゃいましたけどね(笑)。でもね、“名前が「ハンキー・パンキー」だよ? トミー・ジェイムス・アンド・ザ・ションデルズだよ? もしライブがあったら、「ハンキー・パンキー」を演奏できるかもしれないんだぜ?”って言ったら、“いいね!”ってまた戻りましたけどね(笑)。そこで、久しぶりに兄弟が結束しましたね(笑)。

--- (笑)。そこで、今おっしゃったライブの話ですが。先日、デコレ村オールスターズのライブがありましたけど。そこで演奏した選曲も、レコーディング同様、好き勝手選んでやったということなんでしょうか?

健一 まあ、もうね。「ハンキー・パンキー」を演奏するのは何を言われても決まってましたから僕たちの間では(笑)。というか、デコレ村のコンセプト自体がそうなので。キャラクターがあるからそのキャラクターに沿うような楽曲を演奏してくれということではないのでね。それはレコーディングもライブも一緒で。自分達がやりたい曲をやりたいなと思ってね。

--- ライブではあの、仲井戸"CHABO"麗市さんと共演をなさってましたが、共演した率直な感想を教えてもらえますか?

秀樹 もう、感激ですよ。昔カセットで聴いていた人が目の前にいるんですから。“わ!本物だ!”って(笑)。あと、“ミュージシャンとはこうあるべきだ”というのを実感しましたね。“俺、まだ、小粒だなぁ”って思いましたもん。とにかく、でかい存在で。例えばCHABOさんが提供した「太陽に歌って(デコレ村)」がいい例なんですけど、自分の曲をデコレ村のみなさんが演奏することになったら、細かいところ含めて気になる部分があると思うんですけど、それよりもまず全体を見ることができる人というか。とはいいつつも違うところは違うと言える人で。でも優しい、みたいな…。なんていうか…ロックンローラーなんですよね。全てが。
  あの、CHABOさんもそうなんですけど、所謂、大御所という人とかと会うとやっぱり偉大だなと思いますよ。人間として…。あの音楽って人間が滲み出るものなんで。そういうのを最近凄く実感して。やっぱ薄っぺらい人間は薄っぺらい音しか出せないんですよ。逆に、カッコイイ人っていうのは音を出さなくてもカッコイイんですよ。CHABOさんみたいに。だって、同じコードを同じようにジャーンとギターで弾いても同じ音にならないですからね…。僕もCHABOさんみたいになりたいですよ…。

健一 僕も昔からCHABOさんの大ファンですから。ていうか、レコーディングの時点で、ライブがあるかも?っていう話が出てたので、その時点で、CHABOさんと共演して、「ハンキー・パンキー」のギターソロを絶対弾いてもらおう!って勝手に決めてましたからね(笑)。で、実際、本当にCAHBOさんと共演出来ることになって。“俺、高校のときに「ハンキー・パンキー」をカバーしてたんだぜ”って言われて。こりゃぁ絶対楽しいライブになる!と思って。それこそ、これも言葉の会話でなく、ステージ上で会話するというか。ミュージシャン冥利に尽きる感じでしたね。
  秀樹とレコーディングしたときの感覚と一緒というか。同じ音楽が好きで同じ音楽を愛して活動をしている人と演奏をするとここまで楽しくなるんだなって思いましたね。

秀樹 今回は、CHABOさんとライブ共演できただけでも最高ですよ(笑)。ぶっちゃけいえば(笑)。

--- それは観ているファンの1人としてもその楽しさが伝わってきましたよ。

健一 そうだと嬉しいですね。もう楽しくて仕方なかったですから。“CHABOさんなら、こういうギターソロを弾くだろうな”っていうのがそのままばしっと来ましたからね。最高で。久しぶりの楽しさでしたね。


続く…

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text : 保坂壮彦(HMV)

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