HMVインタビュー: Akira Kosemura

2008年9月17日 (水)

無題ドキュメント
Akira Kosemura

Akira Kosemura インタビュー


「日々の生活や、何気ない日常の瞬間ひとつひとつから影響を受けることが多いです。」


--- HMV ONLINE、初登場という事で、簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか?    

Akira Kosemura 小瀬村晶です。
音楽を作ったり、scholeというプロジェクト傘下で音楽レーベルの運営などをしています。

--- これまで、どのようなアーティストに影響を受けましたか?    

Akira Kosemura あまり特定のアーティストに影響を受けたという実感はないのですが、 どちらかというと、日々の生活や、何気ない日常の瞬間ひとつひとつから影響を受けることが多いです。 そういったことを大事にされているアーティストの作品に、同調することはたまにあります。

--- 今作「Tiny Musical」の制作期間はどのくらいかかりましたか?    

Akira Kosemura 前作発表後、ライフワークとして音楽は作り続けていましたが、アルバムを作ることを意識し始めてからの制作期間は、ちょうど半年くらいだと思います。

--- 制作過程において苦労された点やエピソードがありましたら、教えて頂けますでしょうか?    

Akira Kosemura 今回は生演奏による一発撮りに挑戦した作品がいくつかあります。 たとえば、6曲目のLight danceという曲などは、初めてスタジオで録音しました。 普段は自宅のアップライトピアノで撮ることがほとんどなのですが、今作では、どうしてもグランドピアノで撮りたい曲があったのでどこで撮るかということも悩みました。 また、一発撮りの録音だったので、良いテイクが撮れるまでに苦労しました。

--- Guitarで参加されていらっしゃる、Muneki Takasaka -Paniyolo-さんについて少し教えていただけますか?    

Akira Kosemura 高坂さんは主にクラシックギターを使って音楽活動をされている音楽家さんです。 Paniyoloという名義で作曲やライブ活動、また様々なアーティストのサポートも努めています。 scholeから今年リリースしたharuka nakamuraのアルバムでもギターを担当していましたし、今作でも3曲ギターを弾いてもらっています。 来年2月にファーストアルバムをscholeからリリース予定です。

--- パッケージやジャケットにとても美しい写真が使われていますが、どこで撮影されたのでしょうか?    

Akira Kosemura 今回、ジャケット撮影は、城ヶ島というところで撮りました。 逗子のもう少し先にある場所で、ちょっとした離島になっているところです。 思い描いていたロケーションで撮影ができました。

--- 最近の活動として、コンテポラリーダンスとの融合をされたライブを行っているとの事ですが、これはどういった経緯で始められたのでしょうか?    

Akira Kosemura 元々、ダンサーと一緒にライブをするというのはさほど考えていなかったのですが、6月にタイミングよく一緒にライブをする機会に恵まれました。 その時に、ソロのライブでは感じることのできないグルーヴ感が生まれたので、今後も一緒にやっていこうと思いました。 今は、彼女に加えて、映像作家さんと三人でライブを行っています。

--- 最近注目している音楽ジャンルやシーンなどがあればぜひ教えてください。可能でしたらその代表的な作品を幾つかあげて頂けますでしょうか?    

Akira Kosemura なんだろう。あまり意識していませんでした。 最近だと、goldmundというアーティストの新作や、THE YOUNG GROUPなど気にいってよく聴いていました。 あとは、中島ノブユキさんの「エテパルマ」はずっと聴いています。 一度ライブでご一緒して、CDを交換した木下美紗都さんの「世田谷は夜」も素晴らしくてよく聴いています。

--- 今後のSCHOLE やご自身のリリース予定などありましたら、教えてください。    

Akira Kosemura 年末に中島基裕さんの新作と、flicaの新作をリリース予定です。 また年明けにはpaniyoloのアルバムも控えています。

ライブは9/27 - 28に奥多摩の玉川キャンプ場で行われるHERTZBERGというイベントに出演します。
10/4には河口湖ステラシアターで行われるsilence was warm festivalに出演予定です。

--- 最後にファンの方々にメッセージをお願いします!    

Akira Kosemura このアルバムを通して、なにか感じるものがあれば嬉しいです!

--- どうもありがとうございました!    

インタビュー:古屋 雄裕(HMV 数寄屋橋) 

Akira Kosemura プロフィール
schole 主宰。東京在住の音楽家。 2005 年より活動を開始し、これまでに数多くのレーベルコンピレーション/ リミックス作品に参加。2007年7月には、オーストラリアの音響アーティスト/ 音楽批評家のローレンス・イングリッシュが主宰するアーヴァンポップレーベルよりファーストフルアルバムを発表。ピアノをメインに、アコースティック楽器やエレクトロニクス、フィールド録音がミニマルに、そして最高に美しく溶け合った本作にて、自身が提唱する“日常に捧げる新しい音楽の形”を見事に表現。同時期に、ブリスベン空港&ROOM40 共催のクイーンズランドミュージックフェスティバル2007 -Airport Symphony- にて音響作品を展示。同年9月に発表したスプリットアルバムは非常に高い評価を得ている。また、プロデューサーとしても精力的に活動を展開、国内外の映像メディアやウェブコンテンツへのサウンドデザインを手がける。最近では、Ayano Yokoyama (ダンス)、Yugo Chiba(映像)と共にライブパフォーマンスを展開。

>http://www.akirakosemura.com/
>http://www.scholecultures.net/



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