HMVインタビュー:Afta-1

2008年7月29日 (火)

無題ドキュメント
Afta-1
「音楽はあらゆる人の人生の一部にあるものだと信じている」

--- まず最初に、Afta-1(アフターワン)という不思議な名前はどこから来たのですか?

Afta-1(以下A)   もともとは<アフロ・ジ・アメイジング・ワン(”ヤバい男”アフロ)>という名の頭文字(AFro The Amazing ONE)なんだ。高校時代に俺が初めてプロデュースした曲のなかで、友人のMCが俺のことをそう呼んだんだよ。だけど、その後音楽をずっと続けてきて、この名前に新しい意味を感じるようになっていった。音楽をクリエイトしていくプロセスというのは、なにか高らかな力にコネクトしていくことなんだと考えている。俺は単に、万物の声を届けるために存在するハブでしかないんだ。つまり、創作過程では、ナンバー・ワンによるエネルギーなしに音楽を生むことができない。俺はそれのあとに続く(アフター・ワン)だけなんだ。

--- その音楽にのめり込んでいったきっかけは何だったんですか?

A  音楽はあらゆる人の人生の一部にあるものだと信じている。自分は結構コンシャスな人間で、メキシカン・ファンク/フォークに始まり、ウェストコースト・ギャングスタ・ラップ、ジャズ、ソウル、フュージョンなど、様々な音楽から影響を受けてきた。特に最近は、ダウンテンポなエレクトロニカやダブなんかを好んで聴いている。初めて音楽を作ったのは13歳のときで、その頃からヒップホップを始めて、実験的な音楽にのめり込んでいった。今は自分が運ばれるままに音楽の旅をしているような感じだね。

--- 今までどんな人たちと活動してきたのですか? 最も身近なミュージシャンはどんな人たちなんですか?

A  最近仕事をしているのは、チェスター・グレゴリーという素晴らしいソウル・シンガーと、ニューヨークで評判になっているヴォーカリストのピーター・ハーダーなどだね。でもそれまでは、かなり厳格なインスト・ミュージシャンだったよ。

--- なぜフル・インストゥルメンタルなんですか?

A  ストリクトリー・インストゥルメンタルで表現してきた理由は、音楽が大切なものだと再び感じてもらえるように、リスナーをサポートするためさ。そして音楽に十分な余地を与えるため、もしくは、彼ら自身のアートをクリエイトするためのインスピレーションをリスナーに与えるためだよ。

--- とても映像的な音楽で、プログラミングも丹精でした。あなたの音楽にとって最も大きなインスピレーションとは何ですか?

A  いろいろな事物が俺にインスピレーションを与えてくれるね。自分では、それら全てを<愛>だと思っている。別にロマンティックな意味合いとかで言っているのではなくて、万物的なそれのことを言っている。愛とは、我々の存在を成すあらゆる事象を取り巻いているものだと考えている。





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