「アフガン ドキュメント」穴沢健郎&村山達哉インタビュー
Friday, February 8th 2008
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「アフガン ドキュメント」
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「一歩足を踏み出せば世界に近づける」(1/2)
村山 食べ物はみんなうまかったよね。 穴沢 そうですね。シシカバブ、鶏肉、バーベキューと、ご飯は干しぶどうを炊き込んだピラフなんですよ。で、ナンとサラダと。意外とね、スパイシーじゃないんですよ。インド料理屋っていうのは別にあって、そこはカレーとか売ってるんですけど、アフガンのレストランっていうのは、あんまりスパイシーじゃないので、食べやすかったですね、食べ物の不自由は全くなかったくらいです。フルーツジュースとかもおいしかったですね。 村山 この人はあれなんですよ、ドバイの日本食屋で泥酔状態になるまで飲んじゃったんですよ。あれだめなんですよ、ドバイの方がきびしいんです。スンニー派のがちがちの国なので。酔ってふらふらして歩いてたら、あれは逮捕されちゃうんですよ。 --- 酔ってふらふらしてると、逮捕されちゃうんですか?(笑) 村山 そうなんですよ、だめなんです、本当に。なので、即効タクシーに乗せて、白タクに(笑)。 穴沢 だったら、ビール売るなよって感じですよね?(笑) 村山 日本酒飲んじゃえばね?免許制なので、ドバイでは飲んでもいいんですけど、「酔っぱらったら外歩くなよ」っていうのが決まりなんで。あんなに開かれた国でも、だめなんです。 穴沢 でも、普通に酔ったらふらふらしますよね?(笑) --- そうですよね、お酒なんですからね(笑)。そうなると、わたしはお酒、飲めないです(笑)。今後発展してもらいたいのは、お酒を飲める環境になることも、ですね(笑)。 穴沢 宗教的な問題もあるので、僕らが言ったって変わるのは難しいと思いますけど、 できれば(笑) 。 村山 それ以外で、私が印象に残ったエピソードはですね、いかに日本人が英語をしゃべれないかってことですね。この人(穴沢さん)学歴あるんですけど、英語がしゃべれないんですよ(笑)。行くとみんな英語しゃべれるんです。カブール大学の学生、職員みんな英語しゃべれるんですけど、彼は英語をしゃべれないんで、会話をずっとしないから、ホームシックみたいになっちゃってて(笑)ずーっと黙ってて。 穴沢 2〜3語くらいしかしゃべらなかったですね。「Thank you」とか「Welcome」とか。滞在中、ずっと僕らの運転手をしてくれた、たぶんそんなに学歴もないようなアルバイトの男の子でも、英語がペラペラなんですよね。 --- 日本人はしゃべれないんですね・・・。 村山 あれは、なかなか辛い風景でしたね。 --- まず言葉を発しないと、会話にもならないですもんね。 穴沢 彼らは英語が母国語ではないのに、あれだけしゃべれてるのにね。 --- 他に何か印象深いことはありましたか? 穴沢 やっぱり僕は入る時に、ドバイから世界で一番金のあるところからいきなり入国しないんですよね。ドバイを径由して、パキスタン・イスラマバードに2日ほどいて、やっと入るんですけど、だんだんすごくなっていくっていう(笑) 。 --- それこそ、現地に行かないとそんな状況もわからないですしね。 穴沢 そうですよね。 村山 翌年僕らがドバイに行った時は、ドバイへにも直行便が出来てて、民間の航空会社も出来てるので、イスラマバードの方がよっぽど危ないので、回る必要がない状態になってたり。空港も、今は日本の建設会社が入っているので、ターミナルを作ってるので、本当に、このDVDに収められているものじゃないと、もう見れない姿だったりするんで。 --- そういう意味でも、歴史を切り取った瞬間ですよね。 村山 やっぱり、大統領選挙があって憲法ができて、本当にその民主主義国家として再出発っていう瞬間が、切り取れたと思ってます。 続く…
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