Burro Bantonオフィシャルインタビュー

2008年2月4日 (月)

無題ドキュメント
Burro Banton
Burro Bantonインタビュー

Ranking Joeは俺の先生だよ!

--- 生い立ちについて教えてください。

Burro Banton  音楽をはじめたのは学生の頃。16〜17歳の頃、Black HooverでDee Jayを始めて、その次はJosey Walesと一緒にRoots Unlimitedとして活動して、その次Gemini Discoで2年くらいやってからKilamanjaroでマイクを握るようになったんだ。 生まれはキングストン。音楽に溢れた家庭で育ったよ。NYで10年間暮らした後、ジャマイカにまた戻ったんだ。なぜってNYではレゲエが正しく作られていなかったからさ。ジャマイカこそレゲエのルーツだし、リアルな方法で音楽と作るためにはジャマイカにいないといけないと感じたんだ。

--- 最初の貴方のアイドルは?

Burro Banton  Ranking Joeだよ。彼は俺の先生だよ!その頃、One'Up Rub Dubというダンスホールになる前のサウンドで、踊りに行くのが好きだったんだ。そこでU-RoyやRanking Joeを観た時に、「これが自分のやりたいことだ!」って思ったんだ。

--- アーティストネームのいわれは?

Burro Banton  Black Hoover時代はPapa Burroという名前だったんだ。ジャマイカでは上手いヤツは若くてもファーザーと呼ばれるんだ。その後、Volcanoでやるようになってから今のBurro Bantonに変えた。Bantonって言うのはリリックからきていて、歌詞や音楽がいっぱい頭に詰まっているヤツのことをLyrics Bantonっていうんだ。

--- 1stアルバムをリリースした80年代は貴方にとってどんな時代でしたか?

Burro Banton  重要な時代だったね。VolcanoでDee Jayを始めて、Stereo Marsでもやっていたんだ。1982年にはHenry Junjo Lawesが1stアルバムをプロデュースしてくれた。あの頃はYellow ManやPeter Metroら実力のあるヤツらと仕事していたし、1983〜84年はVolcanoを中心にダンスホールが誕生した時期だったしな。

--- 当時、ライヴァルだったのは?

Burro Banton  King Yellow Man、ヤツは友達だったけど誰もがナンバーワンになりたがっていたからね。Josey WalesやCharlie Chaplin、Peter MetroやKing JammyのJohn Wayneかな。

--- 初の海外でのショウはいつ?どこで?

Burro Banton  初めてアメリカでステージに立ったのは1984年、NYのGalaxy Ballroom。あとBiltmore Ballroomでよくプレイしていた時にBobby Kondersに出逢ったんだ。

--- 「Boom Wa Dis」はどんなことがキッカケで生まれた曲ですか?

Burro Banton  Super Catと同じクルー(Wild Apache)にいたころだよ。 歌詞は肌の色からきているんだ。俺は肌の色が少し薄いけど、「違う、僕はブラックだ」って言っているだ。ダブの依頼も多いよ。その後Massive Bで歌い直したのは、その時代時代でウケるリディムが違うからさ。

--- Bobby Kondersとの関係はずっとタイトですよね。当時はキャリア的にどんな時期でしたか?

Burro Banton  89年から90年頃までに1年半は全く音楽をやってなくてビジネスからも遠ざかっていた。物事がうまくいかずにイライラしていたんだ。 Super Catとの関係や契約のこととかストレスがあって・・・。 でもその頃にBobby Kondersに出逢って一緒にトラックと作り始めて、2ndアルバム『Da Original Banton』を作ったんだ。あの頃、俺のキャリアの第二章がスタートしたんだよ。だからMassive Bは今でも俺のホームさ。あれから13年も経っているけど今でもBobbyと仕事しているしいい関係だ。お互い成長したしね。

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Burro Bantonプロフィール
Massive Bを代表する大御所アーティストで、あのBuju Bantonも影響を受けていることを公言する“オリジナル・バントン”ことBurro Banton。1980年代中旬から後半までVolcano、KilamanjaroのサウンドシステムでDJとして活躍。90年代には自身初のNo.1ヒット「Boom Wa Dis」を放ちその後もヒットを量産し続けている。

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