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レオポルド・シモノーさん逝去

2006年8月31日 (木)

かつてモーツァルティアンに絶大な支持を得た名テノール、レオポルド・シモノーは、1918年5月3日、カナダのケベック州、モントリオール近郊の町サン・フラヴィアンに生まれました。幼い頃から歌が好きだった彼は、最初、モントリオールの聖パトリック教会の聖歌隊で歌っていましたが、その後、エミール・ロシェルに声楽を師事、1943年にモントリオールでおこなわれたトマス・ビーチャム指揮する『フィガロの結婚』のドン・クルツィオ役に出演したほか、モントリオール・ヴァラエティ・リリークで『ミニョン』のヴィルヘルム役にも出演し、オペラ歌手の道を歩み始めます。
 しかし1945年にはニューヨークに移り、ポール・アルトハウスについてさらに研鑽を深め、翌年、ニューヨーク・シティ・センター・オペラに出演する一方、コロラトゥーラ・ソプラノ歌手、ピエレット・アラリーと結婚もします。
 以後、フィラデルフィアやニューオリンズを経て、1949年にはオペラ・コミークでパリ・デビュー。以後、エクサン・プロヴァンス音楽祭やグラインドボーン音楽祭、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン劇場、コヴェントガーデン王立歌劇場、ローマ国立歌劇場など世界的に活躍、そのリリックな美声を駆使したモーツァルト作品の歌唱やフランス・オペラでの歌唱がとりわけ賞賛を集め、同時代を代表するモーツァルト歌手として高い名声を残しています。
 近年は故郷カナダに戻り、息を引き取ったビクトリアの自宅では、ピエレット夫人とともに1980年代から余生を過ごしていたとのことです。
 謹んでご冥福をお祈り致します。

【シモノーの遺産】
レコーディングはモーツァルトとフランス物のほか、アリア集などが残されています。シモノーが共演した指揮者は、ワルター、ベーム、ミトロプーロス、クレンペラー、セル、シェルヘン、カラヤン、ビーチャム、クリップス、ジュリーニ、ミュンシュなどとにかく豪華なのが特徴で、全曲盤では、カラヤン指揮『コシ・ファン・トゥッテ』クレンペラー指揮『ドン・ジョヴァンニ』ミトロプーロス指揮『ドン・ジョヴァンニ』ベーム指揮『ドン・ジョヴァンニ』、モラルト指揮『ドン・ジョヴァンニ』、ベーム指揮『魔笛』ジョージ・セル指揮『魔笛』、ビーチャム指揮『後宮からの誘拐』、プリッチャード指揮『イドメネオ』、ブッシュ指揮『イドメネオ』といったモーツァルトのものが特に良く知られているほか、フルネ指揮『真珠とり』、ロスバウト指揮『オルフェオとエウリディーチェ』、ル・コント指揮『カルメン』、ル・コント指揮『ホフマン物語』、ジュリーニ指揮『トーリードのイフィジェニー』、リヴォリ指揮『ファウスト』、ベーム指揮『無口な女』といったところが残されており、その他、『ラクメ』『椿姫』などのハイライト録音もありました。
 宗教音楽では、ワルター指揮モーツァルト:レクイエムシェルヘン指揮バッハ:ロ短調ミサシェルヘン指揮ヘンデル:メサイアミュンシュ指揮ベルリオーズ・レクイエムミトロプーロス指揮ベルリオーズ:レクイエムなどが録音されており、その他、アリア集や夫人の歌唱も収めたボックス・セットなどがリリースされています。
 DVDは現在1点だけリリースされています。モーツァルト指揮者として人気のあったヨーゼフ・クリップスが、1962年にカナダに客演した際のモーツァルト・コンサートで、ピエレット夫人と二人で出演してアリアを歌っています。

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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レオポルド・シモノー(T) アリアとデュエット集

CD 輸入盤

レオポルド・シモノー(T) アリアとデュエット集

価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914

発売日:1999年03月25日

  • 販売終了

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