日本のシンガーTOP30 - 第23位

2005年11月25日 (金)

紅白。ナマ声。和田アキコ。

和田アキコ 日本の芸能界のドンと言われワイドショーで騒がれたり、ハイスタの横山健と仲良しだったり、M-floとコラボレートしたり、小西康陽プロデュース作品やリミックスのリリースなど...大きな器で全てを受け入れる真のエンターテイナー。


ハンパなソウルじゃ挑めないわよ!

和田アキ子といえば、皆さんはなにを思い浮かべるだろうか。 和製R&Bの女王、浪花のゴッドネーちゃん、悩み無用!!、巨大etc・・・他にも色々口ではいえないようなイメージもあるかもしれない。
とにかく豪快なイメージですっかりお茶の間に浸透した日本の姐さん、和田アキ子。 当時としては珍しい大柄の女性、大阪弁、ユニセックスな雰囲気をもつモダンで個性的な魅力 をもつ歌手としてデビューした。

その後も芸能界を片手で牛耳るその存在感、流れの早いその世界で常に中心部にいてなおも衰えることのない、 彼女のパワーは何なのだろうか。
芸能界の女首領として君臨する彼女の歯に衣着せぬ言動は各方面から注目度が高く、 関係者を恐れさせる一方で視聴者からは喝采を浴びている。

現在も圧倒的な存在感でヴァラエティ番組に、CMに、映画にと歌手の枠を越えた活躍を続ける。 和田アキ子は彼女を囲む人々、先輩、同僚、後輩等、実に幅広い世代から、 親しまれているのはご存知のとおり。

もちろん本業である歌謡界においても和田アキ子は重鎮的存在だ。 毎年のNHK紅白歌合戦には欠かせない人であり、日本人の年の瀬を彩るのには欠かせない。
昭和43年のデビュー曲「星空の孤独」   でまさに大きな第一歩を踏み出しインパクトを残した。  昭和45年にリリースした「貴方をひとりじめ」ではこの歌の最後のフレーズで、 TV画面に指を指して歌ったら“恐い”と言われたほど、彼女のキャラクターは確立されている。 以降、ノリノリで歌ったという「笑って許して」、巨体の限りに咆哮する「あの鐘を鳴らすのはあなた」、 「古い日記」など多くのヒットを飛ばし、一躍スターダムにのしあがる。

ソウルやファンクといった 黒人音楽をジャパナイズした和製R&Bとでもいうべきサウンドに乗せて エモーショナルな熱気を凝縮したダイナマイト歌唱を聴かせジャパニーズソウルの女王の名を欲しいままにする。

そして近頃は"歌手"和田アキ子の周辺が静かな変化を見せている。

90年代には、レア・グルーヴ・ムーヴメントと共に"ゴッド・オブ・レディ・ソウル"としての再評価が高まり、 98年の『DYNAMITE-A-GO-GO!!!』では、彼女をリスペクトしてやまない小西康陽ゴスペラーズGotaといった気鋭ミュージシャン/プロデューサーたちを迎え、70年代風R&B〜ブラス・ロック、 ハウスといった意匠を施した最新鋭のダイナマイト・ソウルを披露した。

21世紀を迎え、芸能生活34年目を迎えた彼女は、 レコード会社をテイチクエンタテインメントに移籍し、 大人のポップスを意識した新曲「運命〜DESTINY〜」で、 もう一方の原点である"大衆歌謡曲"に、改めて本腰を入れる。

その後リリースした先述した「Tomorrow」では、あの吉本興業とのメンバーが出演する「ジョージア」のCMソングにもなり、なんと社長役として本人も出演。ミュージカル”アニー”のテーマ曲としてもお馴染みの名曲をカヴァーした斬新な作品。小西康陽がリミックス&プロデュースしたこの作品は オリジナル・ジョージアでいきましょうヴァージョンと幅広くアレンジされ、実際クラブでもガンガンかかったという。


2003年には芸能活動35周年を記念して発売された『(株)和田アキ子』、そして彼女をリスペクトする若いアーティストによって歌われたトリビュート盤『あの鐘を鳴らすのはアタシ』 『大全集』などが多数発売。

シングル「ルンバでブンブン」クレイジーケンバンドの横山剣によるパワフルな楽曲で、自身が原点に戻った作品創りを目指している。

2004年には小西康陽監修によるベスト『Free Soul Akko』を発表。さらに2005年にはM-floとのコラボレーション楽曲『Hey』をリリース。大胆に編集された和田のスキャットが斬新なダンスナンバーに仕上がった。

そして2005年12月には『ラガアキコ』なるレゲエRemixのアルバムを発売。TicaCKB-annex川上つよし等が強烈なアッコさんの声を大胆に料理している。

最近の流れを見てもわかるように、和田アキ子はどんなスタイルにもスーパーフラットな姿勢で挑む歌手である。年代を問わず、面白いと感じた相手なら真っ直ぐに対峙する。マイルス・デイヴィスは言ったらしい「クリエイティヴィティを保ちたいなら、自分より年下の奴等とも対等に付き合うべきだ」

和田アキ子という圧倒的な存在感は時に芸能界の虚実を生み出し、リスナー(または視聴者)のピントをぼかしてしまう事があるかもしれない。

しかし、突然ふと和田アキ子の「ソウル」に触れてしまう瞬間がある。例えば紅白歌合戦でマイクを捨てて客席に歌いかける姿を見た時。筆者はそれを感じた。

スタイルや年代を超えて心に響く歌を歌える存在だということ。和田アキ子は間違いなくそういう存在であると言える。いつまでもその存在感で輝いていて欲しい。


和田 アキ子 プロフィール

■和田 アキ子
■本名 / 飯塚現子(いいづか あきこ)
■誕生日 / 4月10日
■出身地 / 大阪府
■デビュー年 / 昭和43年10月25日
■趣味 / ゴルフ、 読書

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