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寒い日には優しくて温もりのあるジャズ・ヴォーカルを。50 年代のウェスト・コースト・ジャズからソフトロック、スピリチュアル・ジャズまで、愛情と信頼のブランド「ミューザック」。中でもジャズ・ヴォーカルに関しては一級品揃いで、レーベルの魅力そのものが表れているようで興味深いですが、ここでは70 年代のシンガー・ソングライターにも通じる優しくて温もりもあり、カヴァー・センスも最高な作品を紹介しましょう。「Tea For Two」や「I Wish I Knew」といったジャズ・スタンダードから、ファイストも歌ったロン・セクスミス「Secret Heart」のカヴァーまで、スウィートな歌声と、親密 なアコースティック・アレンジが素敵なダイアナ・パントン。ウォルター・ラングのリリカルなサポートも印象的な、プリンス「Kiss」、 ドアーズ「Light My Fire」、マーヴィン・ゲイ「Inner City Blues」など、全てジャジー& メロウに仕上げたリザ・ヴァーラント。軽やかなボブ・ドロー「Just About Everything」から、心沁みる「That's All」まで神秘的な輝きを放つトゥトゥ・プワネ。ビリー・ジョエル〜ポール・サイモンとニューヨークの風に吹かれながら、ドリーミーな「Never Never Land」( ピーターパン挿入歌) と、まさに痒い所に手が届く選曲が嬉しいアン・バートン。どれもずっと手元に置いておきたいと思わせる作品ばかりです。文●山本勇樹
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。