ダニール・シャフラン[1923-1997]はソビエト・ロシアのユダヤ系チェリスト。チェリストであった父の手ほどきで8才よりチェロを始め、10才で公開のコンサートで演奏、11才の時にオーケストラを共演しました。ソビエト国内ではシャフランよりやや年少のロストロポーヴィチとともにチェロの双璧と目されていました。ソリストとしてのキャリアを追求し、録音も盛んに行いましたが、その活動がソビエト国内、東欧諸国に限られていたため、彼の国際的な名声は非常に限られていました。アメリカ・デビューは1960年、その後日本でも数度来日してコンサートを行っています。彼の豊かな音色、ヴィブラートそして特に高音域での驚異的なテクニックは今日聴いても決して色褪せていません。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104, B191
2. シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
3. シューマン:幻想小曲集 Op.73
4. シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
5. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012
6. シュニトケ:古い様式の組曲
7. ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ダニール・シャフラン(チェロ)
アルヴィド・ヤンソンス指揮、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ヤロスラフ・クロムホルツ指揮、チェコ放送交響楽団(2)
ハンス・アルトマン(ピアノ:3,4)
アントン・ギンズブルグ(ピアノ:6,7)
録音:
1967年7月23日 東ベルリン 、メトロポリタン・シアター/ライヴ(1)
1973年5月22日 プラハ、スメタナ・ホール/ライヴ・ステレオ(2)
1959年11月9日 ミュンヘン、スタジオBR(3,4)
1982年5月20日 プラハ、ドヴォルザーク・ホール/ライヴ・ステレオ(5-7)
プラスチック・トレイ付きのデジパック仕様