ブルックナー:交響曲第9番(シャラー校訂完全版)
ゲルト・シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァ
指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。誰よりもブルックナーの音楽を愛し、熟知するシャラーが未完の交響曲第9番を自身で完成させ世に問います。
シャラーは最初期のスケッチまでさかのぼり、できうる限り草稿を比較・検討して現行版に散在するギャップをなくすよう努めたとのこと。11篇の交響曲録音で方法論を見出した彼は、ブルックナーの作曲技法と語法で欠落個所を補筆して完成。加筆箇所に違和感を覚えないよう、首尾一貫した明確なブルックナー的様式を示しています。
約25分の新フィナーレ。これぞ9番の終楽章の真の姿としか思えぬ説得力で感動させられます。これほどの四楽章版が生まれた以上、重要なレパートリーになりうる可能性を秘めています。
ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲まで奏してしまうほどのこだわり。(輸入元情報)
【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー校訂による完全版)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
録音時期:2016年7月
録音場所:エーブラハ大修道院付属教会
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
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