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1 people agree with this review 2021/06/11
LPで日本盤と洋盤、CDでこの盤と2千円の再発盤で聴いてきたが、すべて手放したので、再発盤は音がやや細っておりオリジナルの3千円の中古を待って今回購入した次第。久しぶりに聴いたがこんなに良かったのかと思った。弱音部の孤独な寂しさなどあらためて心打たれた。ジュピター終楽章の終結部のフーガはバーンスタイン・VPOも素晴らしいがこのシューリヒトも自然体で素晴らしい。カザルスやワルターのような体臭がなくあくまでも自然体なのがかえって良い結果を生んでいる。40番、41番の理想的な名演など今後何十年経っても現れないと思う。
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0 people agree with this review 2021/06/02
ピアニズムで勝負しているという感じである、この演奏だけ聴けばそれだけの満足はあるだろうが、バックハウスやグードのような深く訴える力には欠けるようだ。初期のソナタはテンポも速くあまり楽しめなかったが、メインの15番の田園ソナタや21番のワルトシュタインは中庸のテンポでかなり良いと思う。音に関しては、輸入盤で聴いた時より響きが豊かでホールトーンの雰囲気が出てこちらのほうが好きである。モーツァルトなどの協奏曲をぜひ聴きたいと思う。
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0 people agree with this review 2021/05/31
確かに音は、今までこんなに美しくフルトヴェングラーをきいたことがないと思うほど美しい、が、響きにコク、味がうすく、演奏全体が平板に聞こえ奥行にも欠ける。 私としては、音が若干劣るとしても、キングやAuditeできくほうが感動できる。ステレオ感はブライトクランクより上手くいっていると思うが、このオタケン盤できく演奏にいまいちの感があるのは余りにも音が整理されきれいすぎるからなのかと思ったりする。小生の期待が大きすぎたのか、演奏が平板に聞こえるのが何としても残念である。
2 people agree with this review 2021/05/31
メリハリが強く機能主義の代表者のように評されているショルティだが、そんな先入観を捨てて白紙状態できいてみよう。音楽は切れることなくスムーズに流れ、音の響きも美しくメリハリもはっきりしコクもあり現代的響きといえよう。音楽がよく流れているので聴いていて納得できる。このショルティに比べればヨッフム盤はやはり伝統的古典的で、そこがいいところだろうが、録音が新しいためか音の響きはこのショルティのほうが上で聴いていて気持ちがよい。全曲録音のドラティよりこちらのショルティ盤のほうがすべてにおいて勝っていると言わざるをえない。セル、Ⅽ・デイヴィス、カラヤン、ドラティ等より聴きごたえがあると思う。
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0 people agree with this review 2021/05/30
モーツァルトを聞きたくて購入したが、演奏、音はブラームスのほうが良い。音、響きが生きており、内的充実度も十分で予想以上だ。テンポは速めだが演奏は生き生きとし感動的である。何を聞いてもこの指揮者の根本の音楽はヨーロッパにあると思うし、どう聞いてともセル、カラヤン、サヴァリッシュ、ザンデルリンクなどよりずっと良いブラームス4番の演奏だと思う。
0 people agree with this review 2021/04/27
英国指揮者でシベリウスで成功した人は誰もいないというのが僕の持論、コリンズからラトルまで。このデイビスも頂けない。イギリス田園風シベリウスで、フィンランドの自然の神秘性、厳しさ、愛などどこを探しても聴かれない。良く言う、中身なしのスカスカのシベリウスで、シベリウスの心などどこにもない凡演そのもの。ベルグルント・フィンランドフィルにくらべれば、月とスッポンだと言える。やはり、この指揮者の限界をここに聴くようだ。まったく、退屈 の一言。これならまだカラヤンのシベリウスのほうが面白い。
1 people agree with this review 2021/04/16
LPでよく聴いたが、録音、演奏とも後のバイエルンとのほうを聴くべきである。音楽の厚みが違う。
0 people agree with this review 2021/04/16
この演奏をはじめて独テルデックの豪華なジャケットに入ったLPで聴いた時、その新鮮で伸びやかで美しい響きはまさに目の覚めるような思いだった。録音会社が違うためか、この響きはEMIのCDでは聴けない響きだ。やや立体的な響きの演奏で、曲によって若干の出来不出来があるものの素晴らしいと言わざるを得ない。20−23番までの演奏はハイドンセットを上回る出来と思うのでお勧めしたい。ただ、このシリーズで残念なのは、ブラームスの3曲は不出来で、EMIの再録も平凡な演奏である。
演奏はフランス風のややすっきりしたもので聴きやすく録音もよい。ロストロと両方持っていてもいいのでは。しかし、何とつまらない音楽なのかと思う。所詮よくできました、の部類の音楽だろう。まだ、詩情がある<展覧会の絵>のほうが音楽としては上だと思う。もちろん、好みの問題でもあるのは承知で言っています。
このCDが発売されたとき飛びついてかったが、演奏は期待外れもいいところであった。これなら、迷わずEMIを取るべきだ。私にはほとんど価値がないCD。
ソロもオケもしっくり来ず、どこかちぐはぐな感じである。カーゾン、ブリテンの名にこだわってはいけない。今では、2種の内田、バレンボイムもあるし、ラローチャ、ピルスの旧盤等もある。名前に頼ることなくず聴こうではないかと自分に言いきかせ、名前にこだわるのは、2流3流の評論家に任せよう。
0 people agree with this review 2021/04/09
ブリテンのモーツァルトを聴くなら、25,29番以外は、BBC録音のほうがはるかにいいだろう。シューベルトも今一だ。
1 people agree with this review 2021/04/09
これでもブルックナーなんですね。どこかずれていると感じます。もう聞くことはないCDです。
この演奏のどこがいいのかわからない。典型的な微温的モーツァルトの演奏で、ワルターのスケールの大きい、歌心溢れる暖かさの中に深さのある演奏には足元にも及ばないと思う。クリップスなら、LSOといれたデッカのモノラル録音のモーツァルトのほうが良い。
常識的演奏と評したい。当たり障りのない優等生的ブッルクナーの演奏で掘り下げたものが感じられない。このCDを聴いてナガノのベートーヴェンを聴くのをためらった。昔の名指揮者のブッルクナーには到底およばないようだ。ほとんど取り出して聴くことのないCDである。
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